突然の電話

「今日、空いてる時間ありますか・・・膝が痛くて・・・」

50才代女性患者Aさんから、久しぶりの電話をいただきました。

「8時30分(夜)からなら大丈夫です。」

という事で、来院していただきました。右膝が痛くて体重を掛けて歩けない状態です。そのため、やや高めのイスに座っていただき、治療をすることにしました。右膝が痛い場合、右肘を丁寧に診て圧痛点をなくすと、右膝痛が軽減します。合谷診(人差し指と親指の間の触診)をすると右手のほうに圧痛があります。ということは、右肘から治療をするということになります。

そして、上腕診(肘内側横紋の周辺の触診)

左:腰椎(1)

右:胸椎(0)、腰椎(1)、小脳(1)

右肘内側の圧痛点が腰椎の診断点。この圧痛点を取れば、Aさんが1番気にしている右膝痛が軽減するはずです。右腰椎、小脳の治療点がある生え際に置鍼2本。

「これで、右膝どうですか・・・・歩けますか?」

「・・・・・ちょっと、いい感じです。」

次に、首診(内蔵の状態を診断します)

ここでは、左の腎、膀胱、胆の診断点に圧痛があり、治療点に置鍼。これで、首が緩みました。

「これで、右膝どうですか・・・歩いてみてください。」

「・・・・・大分、良くなっています。」

「・・・そしたら、これから右膝の治療を始めますね。」

右側頭部の耳周辺のG点という膝治療点に置鍼6本、Iソマトトープ(小さな人型の投影)に置鍼1本。

「これで、右膝どうですか?」

「・・・・・・あれっ?全然大丈夫!」

「ここに来た時の痛みが10、全く痛くないのが0・・・・ならば、今は?」

「・・・・・え~と、2から3くらいかな?」

ということで、かなり良くなりました。後は、ゆっくり20分ほどゆっくりしてもらい、治療を終了しました、おしまい。