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今から203年前、私が生まれ育った河之内(かわのうち)というところで、近藤林内という偉人が生まれました。以前に「近藤林内物語 身だからはイモに大根にムギの飯」という冊子を紹介したことがあります。26ページに27のイラストを私が描いたといいましたが、この冊子が原作でコバヤシライタ氏が台本を作り、斉藤かおる氏が演出のお芝居(90分)がシアターNESTでありました。
明日も公演があるので、ネタばらしはしませんが、非常によく出来た芝居です。90分があっという間に過ぎました。劇中「惣河内神社に行って遊ぼう!」「ムササビがいるかも・・」と言うセリフがありましたが、河之内の子供達は、全員がこのお宮で遊びました。本当ににぎやかな広場で、子供達は「おみや」あるいは「ひろば」と言っていました。夕方にはムササビが大杉を飛び渡り「鎮守の杜」そのものでした。
また、劇中「惣河内神社の天井画」がよく出ましたが、雨の日は天井画のある社(やしろ)で相撲(すもう)をしたものです。
この公演の主催は、東温市居住定住促進協議会。
2017年に東温市民劇団が旗揚げされた「東温市民劇団」が、文化庁の文化芸術創造拠点形成事業の支援を受け、行ったもののようです。東温市にはシアターNESTの横に「坊ちゃん劇場」があり、文化芸術の拠点となっています。
我が故郷にイラストを描くだけでしたが、少し貢献できたことを嬉しく思います。