肩痛が15分で治った!
170cm足らずの身長ながら、三塁手で2番バッターのM君。
練習試合の応援に行くと、必ず2塁打を打って活躍しています。
そんなM君が、来院。
「先生、肩が痛いんです。肩の前側が痛くて・・特に、背中に手の
甲を回そうとすると、とても痛いです。」
「それから、ボールを投げた時にも痛みが走ります」
と、深刻そうな表情です。センスがいい選手は、ボールを投げる瞬間、
中指と人差し指でスナップを効かせて、回転のキレイなボールを投げます。また、ボールをしっかり握らなくてはならないので、小指側に力が入ります。
ここからは、東洋医学的な見方をします。
気というエネルギーが通る流れが、カラダに14本あります。
ボールを投げるとき、中指、人差し指、小指が大事ですが、これらの指と気の流れを調べて見ます。
写真(正面)のミドリの流れは、胸から出て肩の前側を通り中指まで。
ムラサキの流れは、人差し指から肩の真ん中を通って、鼻まで。
このムラサキの流れは、薄ムラサキの流れと合流します。ですからムラサキと薄ムラサキは表裏一体だと考えてください。薄ムラサキは、肩の
前側を通ります。
つまり、中指と人差し指は、痛めている肩の前側と関係あると考えられます。
そこで、親指と人差し指の間にある合谷(ごうこく)というツボに
お灸を7壮しました。
写真(後面)のキイロの流れは、小指から肩甲骨を経て耳まで。
よく使う小指と関係のある肩甲骨の圧痛点を見つけ、3ヶ所にそれぞれ
お灸を5~7壮しました。
すると、
「先生、痛くない!」
嬉しそうに肩をぐるぐる回すM君。
わずか15分の施術でした。
後にも先にも、こんなに早く治った背術はM君だけです。