今年は、スイカが大豊作。毎週1回来院の患者さんは、スイカの収穫で大忙しです。出来のいいスイカが多いのをイノシシも知っています。しかもイノシシは、中々のグルメだそうで、熟(う)れて美味しいものしか食べないそうです。
松山市近郊のイノシシには、「イノブタ」つまり、イノシシと豚の合いの子が多く、繁殖力が旺盛で、一気に大家族になるそうです。イノシシとイノブタの見分け方は、鼻。イノシシの方が先がとんがっており、イノブタはブタのように平らだそうです。そこで、ウィキペディアでイノブタを調べてみると、
『イノブタを意味する「ヒュブリダ」は「hybrid ハイブリッド」の語源であり、ハイブリッドは狭義のイノブタから転じて広義の交雑種(Hybrid)または雑種を指し、生物学、生理学的な種内雑種から種間雑種まで広い範囲が含まれるようになった経緯がある。それほどまでにイノブタというのは、ありふれた交雑であり、交雑の代表格なのである。』
とあり、イノブタは世界各国で当たり前に生まれているようです。それにしても、この厄介なイノブタとイノシシ、以前なら何頭か鉄砲で撃ち殺すと、しばらくはやって来なかったのですが、最近だと殺した当日でさえ、畑にやっと来て荒らすそうです。そこで大掛かりな罠(わな)を仕掛けます。頑丈で大きな箱を用意し、そこにエサとなるヌカを入れ、蓋(ふた)を上げてイノシシを待ちます。
イノシシは一列になって前に進む、いわゆる猪突猛進。一気に箱へ入って、一網打尽だそうです。
被害甚大な今年の経験から、来年は完璧なフェンス作りで被害を留めるそうです。本当に農業は大変です!