オリンピックの開会式がありました。
コロナ禍の祭典・・・・さて、どうなることか?観客がいない競技場を、手を振って入場する選手団は、故郷でテレビを見ている人々に手を振っていることでしょう。開会式の企画関係者の度重なる不祥事に不安と疑問と不信を感じながら、テレビ観戦することになりました。度肝を抜くような仕掛けもなく、コロナ禍らしい静かな祭典だったと思います。
国民栄誉賞の王貞治氏、長嶋茂雄氏、松井秀喜氏が行進されるシーン、特に脳梗塞で倒れ右半身不随の長嶋茂雄氏を支えながら松井秀喜氏が歩くお二人の様子は、胸を打ちました。私が野球を好きになったのは、長嶋茂雄氏の華やなプレーを見て育ったからです。感情豊かに常に全力でプレーする長嶋茂雄氏は白黒テレビの中でも、飛び抜けて華やかな、まるで極彩色のテレビを見ているかのようでした。
ホームランを機械のように量産する王貞治氏を、当時の私は憎らしとさえ思っていたのです。しかし、現役を退いて監督としてチームを率いる王貞治監督のお姿は、人としてのお手本であり、世界一ホームランを打った野球選手としての風格があり、最も神様に近い野球人だと確信したものです。
これから2週間は、オリンピック一色になりますが、エンジェルスの大谷翔平選手や全国高校野球選手権大会もあるのでしっかり野球を見たいのです。