膝診

 

 

「明日、ゴルフがあるけん、腰と首の痛みを取って!・・・・今日は、頭だけに刺してください。」

と、60才代の男性患者Aさんが、来院されると申し込みがありました。そこで、膝診をして足にパイオネックスを貼るパターンではなく、膝診をして、頭に置鍼する治療にしました。よく考えてみると、このパターンはあまりやっていませんでした。私が勝手にやっている膝診(膝周辺の圧痛点を探し、脳と脊柱の状態を診断)から、頭の治療点へ置鍼し膝周辺の圧痛点がなくなる事を確認出来れば、頭鍼療法の診断点として十分活用できると考えられます。

合谷診:右(右側の圧痛点を探ります)

膝診

頸椎:#3#5(2)

胸椎:#2(1)

腰椎:#3、#4、#5(2)

大脳:(1)

( )内は置鍼の数

上記の本数の置鍼で膝の圧痛点は消えました。これで、自律神経が整いました。

首診

腎(0)、肝(0)、胆(1)、心(1)、三焦(消化器)(0)

胆と心の治療点に置鍼すると腎、肝、三焦の圧痛点もなくなり、内臓が整いました。この時点で、Aさんに腰と首の状態を聞くと、

「・・・(腰を)ひねっても・・・痛ない・・・首も大丈夫じゃわい。」

ということで、これで30分置鍼すれば終了なのですが、明日のゴルフでいい成績が出るように、腰に効く個所(足と顔面)にパイオネックスを貼りました。