J、Kソマトトープ

半年ほど前から、1~2週間に1度のペースで来院される70才代の男性患者Aさん。2年前に脊柱管狭窄の手術を行い、両下肢に痺れが残っていましたが、両大腿部の痺れはなくなりました。痺れはふくらはぎ(腓腹筋)と向こう脛(前脛骨筋)に絞られてきました。施術のたびに、痺れが少なくなってきましたが、まだ残っています。今回は、JソマトトープとKソマトトープにしっかり刺鍼することを心がけました。

「Aさん、どうですか?」

「・・・・・効いとる・・・何か、脈を打つような感じで、痺れがなくなりよる。すーっと消える感じでは、ないんよ。」

「へ~、そうなんじゃ!面白いなあ。」

「今のは、こっち(腓腹筋)に効いたけん、前(腓腹筋)の痺れが気になる。」

「分かった、前を狙おうわい・・・・・今度は、どう?」

「うん、効いとる。」

「そうじゃろう・・・鍼は効くんよ!」

と、改めて頭頂部にあるJソマトトープ、Kソマトトープの威力を思い知ったのです。その後は、足に見つけた治療点に軽く中指を添えるだけの操法。

「OKグーグル、タイマー3分お願いします。」

「はい3分ですね、ではスタート!」

を合計4回して終了となりました。この操法は、Aさんには向いているようで、効果抜群です!来年の4月に痺れの検診があるそうなので、それまでには治そうと頑張っているのです。