自発動

新しい治療点を見つける方法

私のカラダは、自発動(無意識の動き)が生じます。これを結構な時間、封印していたのですが、積極的に利用することを思いつきました。私は勝手に治療点を見つけていますが、まず最初に私のカラダで実験してから見つけるのです。軽く指先を触れて私のカラダのどこが動くのか観察するのです。

それで、最近の治療点探しは、患者さんの診断点に軽く指先を触れ、反対の指先で治療点を探すというやり方にしています。治療点にドンピシャで当たると、私のカラダは自発動します。その時点で治療点が分かるのです。非常に便利なのでこれからドンドンこれでやっていきます。この動画を撮ると面白いと思います。また、いずれ!

焼酎4リットルのペットボトル

ペットボトル(4リットルの焼酎)に適量の水を入れ、しなやかな筋肉を作るというYouTubeを作りました(というより、作ってもらいました)。ペットボトルを指を伸ばした状態で保持することで、ペットボトルの水が、カラダの60%をしめる水に共鳴し、カラダの様々な筋肉が水の動きに無意識のうちに反応します。

最近人気のジムでは、ダンベルを握った状態で筋トレをしていますが、これは、前腕の屈筋群を収縮した状態で伸展させるという相反する動きをしている為、カラダに無理をさせています。結果、硬い筋肉が作られるのでは・・・・と思うのです。

焼酎4リットルのペットボトルは、男性が持ち運び良いように、男性の人差し指から小指までがしっかり入る「取って」があるのです。そのため、指を伸ばしたままで腕を上げることができます。これを使わない手はありません・・・興味ある方は、動画をご覧下さい。

食の話

友人から戴いた野口晴哉先生(野口整体の創始者)の本からのコピーには、治療家としての心構え、生き方など鋭い視点が散らばっています。その中で食の話という一節があり、その一部を記載します。

『近頃、規則正しく飯を食ふとかいう科学的生活とやらが流行して、朝飯は午前七時、パン。昼食は午後一時、三杯。夕食午後八時、三杯。時間はいつも一定し、腹が決まって増減なしなどと自慢している人すらあるが、これは甚だ感心できぬ。

(中略)

時間を決めて一定した食料を搾取すると言う形式は、規則正しく見えて、その実は、不規則、不合理、非科学的なことと云わねばなりますまい。時計に腹の調子を支配されている人々の案外多いのに驚かざるを得ません。一体誰がこんなこと良い習慣だと宣伝したのでせう。

人は絶食すると体が衰弱し、命がなくなるものだと信じているために、糧食欠乏とか、貧乏の為とかで、五、六日も欠食すると、気萎え力失いヒョロヒョロしたがるものです。断食療法や断食している人々は、断食五、六週に及んで、なお元気が衰えぬのみならず、それによって健康を得、信仰に触れることさへできます。食わねばならぬと考えている人々が、食ひたい食ひたいと望みながら食へぬから、絶食によって衰弱するので、人は食わねばならぬのではないと考えて食わなければ、食はぬということも気にかからず、断食して帰って丈夫にもなり得るのです。

飢饉の時とか、山で迷ったとかで、絶食1週ついに餓死したと言うような話を聞いたが、これは餓死ではなく気死であって、人は六十日や七十日の断食で死ぬものではありません。ドイツのテレザ・ノイマンという一婦人は1926年以降、今なお絶食しているというし、私は四週間断食したが、平然としていました。食わねばならぬ、食が命を養うものだと考えているから、わずか七、八日の断食で、餓死するに至るのです。断食が死に導いたのではなく、断食を怖れたる心が、死にまで導いたのです。本来、人は絶食によって丈夫になりこそする衰弱するようなことはないのです。』

まさしくその通りです。飽食で鈍ってしまったこころとカラダを絶食で目覚めることの意味を感じるのです。

EM菌

「先生、EM菌って知ってます?」

「聞いたことあるけど、よく分からない・・・」

と曖昧な返事しかできませんでした。70才代の女性患者Aさんに、その後、EM菌の原液を100円で譲っていただきました。Aさんに日本タオルで作っていただいた袋へ、ヌカを入れ、浄化水に突っ込みもみほぐして、白い研ぎ汁のようにします。それを650mlのボトルに500mlほど入れ、黒砂糖をキャップ1杯、原液もキャップ1杯入れ、1週間ほど置きました。このEM菌とは・・・・説明書を記載します。

『昔から、世界各地にある発酵食品、例えば、パンやヨーグルト、チーズ、キムチ、納豆、味噌、醤油、酒などは微生物を利用して作られています。このように、自然界にたくさんある微生物の中には、人間を助けるものも多く、とても身近な存在であると言えるでしょう。また、人間の腸内に住むビフィズス菌などのように、環境を良くし、動植物の細胞を活性化する働きを持つ酵素や生成物を作り出す微生物もいます。このように人間にも自然環境にも役立つものを有用微生物といいます。これらの微生物は普通は単独で利用されてきましたが、条件を整えれば、微生物同士はお互い有用な共同作業ができるのです。こうした複数の役に立つ微生物を組み合わせたものがEM=有用微生物群なのです。

Effective (有用) Microorganisms (微生物群)』

大変有用で、農業、環境浄化や暮らしに役立つようです。早速、Aさんに1週間発酵したEM菌を見ていただきました。どうやら、上手くできているようです。それを早速台所の流しに流したところ、匂いが消えました!素晴らしい!!!ドンドン作っていきます!

洗濯物が陰干しの匂いで困っていたのですが、解消しそうです。

下駄と手拭い

「下駄を鳴らして奴が来る、腰に手拭いぶら下げて~」

カマヤツヒロシ氏の名曲・・・タイトルが出てこない!まあいいか・・・

この短いフレイズに二つの日本独自文化が凝縮されています。下駄と手拭いです。

手拭いの程よいサイズは、世界中どこに行っても存在しないと思います。もっとも、世界中を旅行していないので断言はできませんが・・・。元妻はアメリカ人だったので、アメリカ人の視点で物事を考える機会も数多くありました。その彼女が日本タオルをアメリカの友人によくプレゼントしていました。日本タオルは農作業時、「ホオカムリ」で帽子、日除けそして、汗拭きが出来る優れもの。冬にはマフラーの役にもなります。そして、お風呂では背中を洗うことが出来、しっかり絞ればバスタオルにもなれます。こんな便利なモノはそうそう無いと思います。それを、彼女はよく力説していました。

「日本人なら、日本タオル1本で風呂を済ます」ということに誇りを持ちたいものです。

今度は、下駄。下駄は多分、日本にしかないものでしょう。コンクリートの道になる前の日本の道は雨が降れば、水たまりが出来る土の道。石油製品が世界中を席巻する以前は、下駄が雨降りには重宝したことでしょう。まさに木の文化の日本で生まれた必然的な宝物です。この下駄を履いて裏山歩きをしているのですが、山は急斜面なのでいつの間にか右側の下駄の削れが激しくて、平地を歩くと明らかに左右の下駄の高さが違うのに気づきました。しかし、下駄なら靴と違って左右反対に履くことが出来るのです。そのため、今日から、下駄を同じ高さになるまで、反対に履くことにしたのです。何と素晴らしい履き物なのでしょう!

追伸:「我が良き友よ」でした。

痩せる

「治療を終わって、職場に帰ると小顔になったね!って言われたんですよ」

と、50才代の女性患者Cさん。Cさんは、治療後も1時間ほどの仕事が残っているので職場に帰られるのです。そこでの職場仲間の第一声が、上記だったそうです。そこで、ある患者さんの言葉を思い出しました。

「ここで治療受けて、頭の形が変わったのが分かったんです。生まれてきた時、頭が変形していたのが、戻ってきているんです。これは、長年お世話になっている美容師さんが、『あれ?頭の格好が変わった!』と教えてくれたので、確信したんです。」

そうなんです、頭に鍼を刺す治療法の山元式新頭鍼療法では、頭の形も変わるのです。そして、Cさん治療が終わって帰られるとき、

「あっ!靴がスカスカになってる・・・・」

足もやせるのです。

保険が効く?

 

鍼灸治療は、保険適応が効かないと思われている方が多いと思いますが、医師の同意書をいただくと効きます。もっとも、同意書を書いていただくのが難しいのですが・・・

幸い、興居島(ごごしま)では同意書をいただけたので、今日は出張治療に来ています。興居島は、松山市高浜港からフェリー船で約13分(由良港まで)のところにある比較的、近くて便利なところに位置しています。興居島には由良港と泊(とまり)港があり、それぞれ14便運航しています。午前中に一人治療し、午後2時からの治療のため休憩中です。普段は、1日1食なのですが、こんな時は、地元の食堂に行き島の様子を体感するのが一番。

海岸近くでオープンしているうどん屋さんに飛び込んだのですが、大賑わい。サイクルリンググループ5名と、何かしらのお仕事の女性が2名野外ベンチで注文待ち。店内はカウンターと2つのテーブルは満席です。私は、ワカメたっぷりのワカメうどんを500円でいただきました。こしのあるうどんで、美味しかった!

興居島に来て改めて「人の縁」を感じます。今日の患者さん、松山市にある歯科医院に通っているのですが、私のいとこが歯科医をしているところでした。何かに導かれているのかも知れませんね。

草引きの結果は?

 

『週に1~2回のペースで来院されている70才代の女性患者Aさん。最近は調子が良かったのですが、昨日は頭が締めつけられるような痛みが1日続いたそうです。そこで、色々話を伺っていると、畑の草引きに問題があることに気づきました。』

で始まる文章を以前書いたのですが、頭痛の原因は畑の草引きと断定的にいいました。さて、その後、Aさんが来院。どうだったのでしょう?

「どうでした?草引き。」

「はっはっは!それが、良かったの!3日間ずーっと草引きしたの・・・・言われたように肘が外側に向くんじゃなくて、内側に向くようにして、そして刈るときの鎌も内向くように、慣れるまでゆっくりしたの。そしたら、楽々・・・・ゆっくりしても、効率が良くてもの凄い刈れたのよ!なんかね、ストレッチをしている感じで疲れない!」

と、その動作を再現してくれました。

「あああ~、その姿勢美しい!これは、バッチリですよ、素晴らしい!」

と、いかに日頃の動作、姿勢が大切なのか・・・・改めて、私も学びました。草引きする時は、肘がうちを向くようにしましょう!

猫に学ぶ


猫に学ぶ

京都の山奥・美山町に元妻、長女、長男、次女と生活していたころ、真っ白のミミというメス猫を飼っていました。ある日、ミミが左前足を腫(は)らしてテレビの前に横たわりました。よく見ると白い前足の甲にピンクの2本の筋が・・・・マムシに噛まれたのです。

そこで、ミミのとった治療法は、「何も食べず、ただただ休む」です。わざわざ、テレビの前で横たわったのは、「家族に見守られたい」という気持ちがあったのだと、思います。ミミは本能的に何も食べずじっと休むということを知っていたのです。これが、動物の本来のありようです。するとミミは、2~3日後元気を取り戻し、いつものように生活を始めました。今回、ご紹介する石原結實先生のYOUTUBEは、これに関することが載っています。興味ある方は、ご覧ください。

真っ赤な手の平

山元式新頭鍼療法(YNSA)では、左右の手の平の色を見比べることをします。今までの経験では、8~9割の方が左の手の平が白っぽい印象を受けます。その後、両手の親指と人差し指の間(合谷というツボ)を押圧して、左右どちらが痛いのかを患者さんに伺います。やはり、8~9割の方が左に痛みを感じるようです。

この理由の一つは、腸管膜根(ちょうかんまっこん)の緊張にあります。腸管膜根とは、小腸の根元のことで、左の第2腰椎から右腸骨窩(右骨盤の凹んだところ)にあります。それが精神的、肉体的ストレスで縮むことが多くあります。すると、右骨盤が上にあがり、左脚が下がって重心が左に傾くのです。その結果、左に体重がかかり左側の血流が悪くなる傾向があるようです。実は今回のテーマは、これではありません。

「グーして、パー!」

と、手の平を上にして患者さんの手のヒラの色をチェックする時、感じていた気になることが、今回のテーマ。やけに、真っ赤の手の平の患者さんがおられるのです。今回は、「石原医学大全」著者の石原結實先生が、YouTubeで真っ赤な手の平の理由を説明されています。興味ある方は、ご覧ください。