午後10時、仕事が終了。
モグサがチョット少なくなったので、ミキサーでヨモギを攪拌(かくはん)して作ります。そして、明日は、興居島に行くので、モグサ準備をしてワイン🍷を飲んですぐに寝ます!
おやすみなさい🌙😴
午後10時、仕事が終了。
モグサがチョット少なくなったので、ミキサーでヨモギを攪拌(かくはん)して作ります。そして、明日は、興居島に行くので、モグサ準備をしてワイン🍷を飲んですぐに寝ます!
おやすみなさい🌙😴
テレビのスイッチをつけると、グルメの番組のオンパレード。制作側としては安上がりでできるのでしょう、また、紹介されたお店にとっても、経営上助かるので相思相愛。
しかし、これは異常としか思えません。こんな飽食の時代は、人類史上、稀(まれ)な瞬間。人類が誕生して700万年飢餓状態が当たり前で、今日まで続いたのです。飢餓状態を前提として人類は設計されているのに、飽食すると、病気になります。今の日本では、2~3人に1人がガンになるため、ガン保険に入る人が多いと思います。
こんなこと、おかしい?って思いませんか?
と、否定的な文章を書いたので、このくらいにします。料理の得意な70才代の女性患者Bさんに、エイ(お魚です)と大根を煮た料理の事を話したのです。
「先生、まずお酒。お酒で煮た?」
「いいや、お水、みりんと醤油。」
「それが、ダメなの。お酒、みりん、醤油、甘くしたかったら砂糖で煮るのよ!」
「そうなんか!確かにチョット水っぽいエイと大根の煮物になった!」
「そうじゃろう!?安いお酒と、生姜で魚の匂いが消えて、しっかした味になるけん。」
で、早速2リットル、680円の安いお酒を買った私です・・・これってグルメ?
作務衣で治療
前々回、前回と「ポツンと一軒家」で愛媛のベンジャミンさんご夫婦の紹介がありました。今まで見た中でも、ダントツに素敵な番組。以前からベンジャミンご夫婦の経営される「おめぐり庵」に行こうと友人と言っていたのですが・・・これで、すっかり有名になったので、ほとぼりが冷めるまで無理でしょう。
そのベンジャミンさんが、着ていたのが作務衣。ハッと気づきました、やはり日本人なら作務衣。外国の方から、日本の良さを教えてもらうことが多いんです。アメリカ人のベンジャミンさんに改めて、教えられる・・・・ベンジャミンさんの出身は、ペンシルベニア州。私の元妻の実家があったのがペンシルベニア州だったので、自然の豊さは分かります。そこで、育ったベンジャミンさんが、日本の古武術にハマると、「自然流」という古武術になるのでしょう。
とにかく、私もこれから面白いこと、やりますよ。
梅雨真っ只中、湿気がすごい。そこで、患者さんに、
「湿気がすごいですね。」
と、挨拶がわりの言葉がけをすると、
「先生、除湿機してます?」
「いいえ、してないです。」
「えっ?してないの・・・・除湿機は、いいですよ。我が家では、2階に1台置いていて、この時期はずーっとかけっぱなし。そして、2階と1階の部屋を開放すると、全ての部屋に行き渡って、家全体が快適。室内干ししてもすぐ乾くし、たった1台で十分機能するんですよ!」
「えっ!そうなんだ・・・除湿機って、いくらくらいするんですか?」
「1万円チョット出せば、買えますよ!」
「じゃったら・・・・買えそう。」
とすっかり買う気満々になりました。そして、次の患者さんに、除湿機のことを伺うと、
「まず、大手の電気店に行って、実際に見て店員さんに色々聞いて、1番いいと思う商品を見定めて、アマゾン通販で買うといいんですよ。」
と教えていただきました。そこで、8000円以下の価格の除湿機を購入したのです。患者さんに感謝です!
70才代の男性患者Aさん。ほぼ毎日、ご夫婦で30分間散歩をしておられるそうです。ところが、そのたびに、肩甲骨がだる重くなってしまうそうです。
「う~~ん、歩くたびに肩甲骨が痛くなる・・・・・・・どんな姿勢で歩いているんですか?」
「普通ですけど。」
「あの~、着物を着てワラジを履いていたころの日本人の歩き方をすれば、自然な歩き方になるんですが・・・・・肘は内側を向いていますか?」
「普通に腕振っているんで、肘は外向いてるかな?」
「そういう姿勢だと、肩肘が張って肩甲骨も痛くなってきます。ちょっと、待ってください、着物を持ってきますね。着物を着て歩いてもらいます。」
ということになり、普段私が着ている着物を持ってきて、着ていただくことにしました。
「どうですか?」
「そうじゃね・・・歩幅が狭なって足があまり上がらんな。」
「そうでしょう・・・昔の日本人は、肘や膝を緩めて、能舞台を歩くような感じであるいてたんですよ、これだったら肘が内向いて肩甲骨が張ることないです。」
などと、話しながら歩く姿勢を考え直していただきました。奥様も患者さんとして来られるので、お二人で少しずつ修正していただければ!と願っています。
から
私が治療家になる前、様々なことをしていました。ヴィデオアート創始者ナムジュンパイクさんのアシスタント、舞踏家・石井満隆氏のワークショップ、保育園の体操のお兄さん、保育園の美術の先生、森ビルの駐車場係、道路工事の旗振り、アメリカでは、イタリアンレストランの皿洗い等・・・・結局、それらが今の治療に役だっています。
特に、鍼を刺す姿勢・・・・石井満隆氏のワークショップが生きていることがよく分かります。また、高校から始めた野球を大学でもやったことが、今に生きています。まさか、大学野球部の後輩が、愛媛県で10名以上もいるとは思いもしませんでした。
今やっと、治療家としての人生を歩む道だったと、感じています。もっともっと、クリエイティブな治療家として、歩みます。
本日(興居島出張の日)の患者さんは、8名。その中で、80才代の女性患者Aさんが、
「先生、右足の薬指だけが痛いんです。」
突然、治療中に言われました。
「・・・・・・そしたら、ここ(右手薬指)に、痛いところがあるはずです・・・・どうですか?」
「痛い!先生、そこ痛い!」
Aさんの訴えておられる右足薬指(第二趾)に対応する右手薬指を丁寧にチェックし、圧痛点を見つけ、軽く爪で押圧するだけで、Aさんは、大悲鳴。今回は、この圧痛点に指先を軽く触れるだけの操法をすることにしました。しばらくすると、
「先生、何やらよう分からんけど・・・・足の薬指が勝手に動きよるんじゃけど・・・・どしたんじゃろ?」
「ホントですね・・・・これ、カラダが良くなろうとして、勝手に動きを作り出すんですよ。よくあることです・・・・すごいよね、カラダって。」
「・・・・・あれ?足の親指も動きよる・・・・・膝まで!何これ?」
「今、足の薬指の痛みはどうですか?」
「・・・・・大分、治りよる・・・でも、まだ痛みは残っとる。」
膝まで大きく揺れるように動くのが、徐々に治まり始めると最初の薬指と親指だけの動きに戻ってきました。この時点で、私は触れている指をやんわりと離し、しばらくAさんの様子を見ることにしました。ほぼ、動きが治ったため、
「今、足の薬指はどうですか?」
と尋ねたのですが、まだ完全に痛みは取れていないようでした。ただ、今回の治療が月末のため、集金や印鑑押圧のため、Aさんが動き回っていると、
「先生、今、薬指の痛みが全くありません!不思議!」
)これは、野口整体で活元運動、操体法で自発動といってカラダが勝手に治しを付ける動きです。Aさんには、この治療法がよく効くのかも知れません。次回、その後の経過を伺って処方を考えたいと思います。
明日、興居島に向けて準備。
もう、26日(水)になりそうなので、寝ます!
患者さんと雑談することも、治療の一貫です。患者さんの生き方や感性も感じ取られ、しかも、患者さんから多くのことを学ぶ時間でもあります。
「先生、新生姜が出とろう。あれは、焼酎に漬けると、ずーっと保つんよ。冷凍庫で保存するとスカスカになってしまうんよ。だから、焼酎漬けが一番なんよ。知っとった?」
「全然知らんかった。へえ~そうなんじゃ・・・そしたら、早速やってみようわい。」
ということで、近くのスーパーで焼酎と新生姜を買って漬けました。新生姜が出回っている今の時期にしっかり漬けると、紅茶に入れる生姜がしっかり確保出来ます。主婦の知恵はすごい!と改めて感じたのです。
友人から頂いた野口晴哉(野口整体創始者)先生の文章を読んでいると、天才とはこういう人物をいうのだと、つくづく感じます。1日に何百人もの患者さんを診ておられます。1日平均4人の患者さんを診ている私など、全く話になりません。そもそも、比較すること自体が失礼です。
野口晴哉先生は、患者さんという生命体に真摯に向き合い、集中することの大切さを説いておられます。また「勘」の大切さもおっしゃっておられます。我々人間も動物です。動物のもつ「勘」は、生きていく上で大切にしていかなければなりません。私は、勝手に足や頭に治療点を見つけていますが、このとき「勘」が働いています。
先日腰痛で来られた60才代の男性患者Aさんには、足に見つけた腰痛治療点に、鍼を一撃。一滴の血がモッコ🩸っとでると、
「どうですか・・・腰?」
「・・・・・痛くない!」
とニッコリ笑顔のAさんでした。普段、足に鍼を刺すことをしないのですが、この日は、「勘」が一撃を呼んだのです。