やっと書けそう!

 

やっと、新しいipadと仲良くなり始めました。文章が書けるのでは・・・と期待しています書けなくなって2ヶ月の間に色々あったので、何から書いて良いのやら・・・・

まず、クスノキで龍を作る計画はボツ!

 

模型を作っている段階で無理だと確信したので、やめました。小型の龍を7月頃から、ボチボチ趣味で作って楽しみたいと思います。

埼玉県の大野朝行先生での「魂合気」カタカムナ文字(古代文字)と合気道の融合。これは素晴らしい体験でした。明治時代以前の日本人のカラダの使い方、歩行の仕方など一気に学ぶことが出来ました。今は、少しずつカラダに馴染ませているところです。鍼を刺すという動作が全く代わり、1本の置鍼の響きが違うように思います。

ベースギターを購入しました!

やっと自分のギターが手に入り、ベースギターの演奏家に教わった弾き方で練習すると、右手中指と人差し指にマメができました。やっと初心者のそのまた初心者になれたようです。これから、ボチボチやっていきます。

GoodNotes 5というアプリでカルテが充実。今まで使っていたアプリと比べ、記録の消滅の悩みがなくなったのが大きいです。また、このアプリはカルテに患者さんの写真を入れたり、アップルペンで直筆したり、タイプ文字を入れたり・・・何でも出来るため、治療自体がより充実してきました。

日仏文化交流展が2年ぶりに開催されるため、5月31日から3日間積み木制作を※萬翠荘で行います。今回は小規模な作品となります。

明日から、症例を載せていきます。

※旧松山藩主の子孫にあたる久松定謨伯爵の別邸として建てられた、フランス・ルネッサンス様式の洋館。皇族の立ち寄り所や、各界の名士が集まる社交の場として利用されてきた。現在では建築当時の華麗な姿を今に活かし、イベントや展示会場として利用されている。市街中心部に位置しながらも、喧騒から隔絶させられる特別な場所で、当時の大正ロマンを感じることができる。国の重要文化財。

 

 

カラダと向かい合う

1日に3回もキャンセルが続くと、さすがに心が折れるものです。特に、連絡がなくキャンセルになっていると、外出(買い物)することも出来ず・・・・こういう時は、文章を書いて心を落ち着かせるのが良い様です。今日最初の60才代の女性患者Aさんは、目が疲れています。そのため、オデコにある目の治療点に2本置鍼して・・・・それからは、おしゃべりだけ・・・前回は、硬式ボールを畳に置いてAさんがその上にカラダを乗せ、ゆっくり気持ち良さを味あっていただきました。

Aさんは、何事も言葉で理解しようとするタイプでご自身のカラダに向き合っている時も、言葉で頭を通して理解しようとしているようです。別にそれが悪いことではないのですが、少し疲れるのでは・・・・・もっと、楽な方法もありますよ・・・・と、提案するのも治療の一つ。

前回は、硬式ボールを通してご自身のカラダに向かい合っていただきました。どうやら、この方法がAさんにとって、真新しいことだったようです。今回は、その体験から、ご自身に納得できる言葉による治療を望まれたようです。つまり、言葉による理解ではなくカラダに向かいあうという事がいかに大切であるかという事を、言葉で表現したかったようです。とにかく、私はお話を聞き、AさんがAさんの答えを見つけるまでお付き合いする・・・・そんな時間を過ごしながら、私の体験談も話したり・・・

気がつくと、次の患者さんがやや早めに来られたので、オデコの鍼を取り治療をして終了となりました。今後はどの様な治療になっていくのでしょう・・・なる様になるのでしょう・・・

お灸は、きさじい

「今日は、(お灸を)足にして!」

と、80才代の女性患者Aさんが、来院するや否やおっしゃいます。前回は「鍼が合う」とおっしゃっていたのですが、意外な言葉に軽い驚きがありました。Aさんは、痛みに対して非常に敏感で鍼灸治療は本来あまり好きではありません。ところが、半年前から、左膝が痛くて歩けなくなりそうになり、親族の勧めで通院するようになり、現在は膝の痛みはありません。

体調管理のため、週に1回のペースで治療しています。私が足にやっている灸は、糸状灸という糸のように細い灸と米粒大(米粒の大きさ)の中間くらいの大きさです。そして、紫雲膏という火傷に効く軟膏を皮膚に塗り、その上にお灸をのせ線香の火をつけて焼き切るようにしています。紫雲膏の量とお灸の大きさと、患者さんの感性を見極めながら施術します。8割方は、1壮(1回のお灸)だけで、診断点の圧痛はなくなります。見つけた足の治療点は、今月から、お灸の残りカスを写真に残し治療点として記載しています。1日に1~2の症例が出来るので年内には、数百の症例は出来上がると思います。

私自身にも、このお灸をするのですが、一瞬だけ「ドン!」と熱さが来ます。その熱さからエネルギーをもらえるのです。ほんのちょっとの火が、とてつもないパワーをもたらす・・・・何という効率の良さなのでしょう!患者さんの様子を見ていても、狙った診断点のところが異常に緊張し、その後緩むのが見て取れます。ですから、治療点と確信しているのです。

これは、頭部の治療点を押圧した時の、診断点の緊張と同じ感覚です。

「お灸は、きさじい。」

ポツンとAさんが帰られる時に漏らした言葉・・・?

「きさじい???・・・・何という意味?」

「・・・あの人の仕事は、きさじい・・・なんか言うんよ。」

「きさじい・・・効率がええとか、早いとか?そしたら、お灸は即効性があるいうこと?」

「そうそう!」

伊予弁・・・・恐るべし!

患者さんから学ぶ

20年前に交通事故で右半身がマヒし、現在も右手に痺れとふるえがあり、右足も感覚が鈍っている60才代の男性患者Bさん。5回の治療をしましたが、全く良くならず、今回で終了となりました・・・・完敗です。

前回の治療では足にお灸をして、かなり成果を出したのですが、翌日には元に戻っていたそうです。私の力はこの程度です。もう一段階アップする勉強が必要です。山元式新頭鍼療法(YNSA)の創始者山元敏勝先生は、Bさんのような患者さんを、当たり前のように治しておられたのですから・・・・道は長くて遠いです。Bさんに「もっと勉強して!」と説教をしていただいたようで・・・改めて、患者さんから学ぶ事に感謝。先日は、別の患者さんから、

「先生、このYouTubeは凄いよ!」

と、世古口裕司さんを紹介してもらいました。これは、ショッキングで目からウロコがどっさりでした。これを機に、洗剤や洗濯用石鹸を重曹に変えることにしました。歯磨き粉は、重曹にココナッツミルクを混ぜたものにしていますので、重曹が生活の中心にドッカリと根付き始めています。興味ある方はYouTubeで世古口裕司さんを検索してみてください。

今から、世古口裕司さんのYouTubeを見てから寝ようと思います。

自然素材で治す

モグサは、よもぎの葉の細かい毛を集めた自然素材。モグサに火をつける線香もまた、﨓(タブ)の木の樹皮を粉末にしたものに、白檀(びゃくだん)や伽羅(きゃら)といった香木の粉末や他の香料、炭の粉末、その他の材料を加えて練り、線状に成型・乾燥させたもので、自然素材です。特に鍼灸師用の線香は、煙と灰が少なく太めの線香になっており、使い勝手がいいのです。

冬場になり、手足が冷えて仕方がない患者さんには、鍼とお灸の治療でどちらがいいのか伺うようにしています。足に焼き切るお灸をしているにも拘(かか)わらず、お灸を望む患者さんが多いのです。今回の60才代の女性患者Aさんも足のお灸を希望されました。

「お灸からは、痛いけど元気をもらえるんです。」

私も最近、糸状灸(糸状になった細いモグサの艾炷→ガイシュ)と紫雲膏(火傷に効き、艾炷を立てる土台になる)の形状と量の関係を自分のカラダを通して人体実験しています。Aさんが言われるように、あの火から瞬間的にエネルギーをもらえます。カラダがシャキッとするのです。自然素材と火だけで、カラダが良くなる療法を素晴らしいと思いませんか?石油で出来た病院の薬に頼っているカラダを不自然と思いませんか

見つけた足の治療点に、糸状灸を1~2壮すると肘、膝、首の診断点が緩みます。Aさんの様子を観察すると、糸状灸の火が皮膚に到達した瞬間、診断点の首が緊張するのが分かります。その次の瞬間に緩むのだと思います。首は内臓の状態が分かるので首が緩むことで内臓が整い、治療点のある足も暖かくなるのです。

今後もAさんのような症例をしっかりと集めて行こうと思います。

シモヤケにお灸

40才代の女性患者Bさんに、硬式ボールを使ったセルフケアやお灸の仕方などを指導しました。Bさんは真面目にセルフケアをしているので、息子さんまでお灸をする様になったそうです。

「先生、息子が面白いこと言うんです。足先が紫色にシモヤケになってしまたので、私がしていたお灸を自分でやってみたそうです。そうしたら、気持ち良くて続けてやってお風呂にはいると、足の色が随分よくなったんです。」

お灸は血流を良くするので、シモヤケにはピッタリです。また、紫雲膏(シウンコウ)がシモヤケに効くことを説明したので、真面目なBさんは私の紹介した漢方薬局で買うことでしょう(Bさんはもうすでに、この漢方薬局で生活指導、アドバイスを受けておられました)。Bさんの息子さんのように家族でお灸を体験し結果を出すのは理想的です。このような形でお灸が広がっていくことを願っています。

次回Bさんは、3週後に来院されますので、息子さんのシモヤケがどうなったのか伺うのが楽しみです。

紫雲膏とシミ

患者さんや付き添いの方から、色々教わります。今回は紫雲膏(しうんこう)について学びました。付き添いの方が、漢方薬局を経営されており、70才代で患者さんとして来られている奥様のマスクを外して、

「ね、綺麗な肌しているでしょう?」

元々色白の奥様ですが、陶磁器のような透(す)き透る肌に、驚きました。そしてシミが全くありません。これに2度驚きました。とても、70才代の肌ではありません・・・・・実は私、コメカミ付近に大きなシミがあり、少々気になっていたのです。その瞬間、紫雲膏信仰者となってしまいました。それと同時に30才代の時、鍼灸師のS先生から、紫雲膏の素晴らしさを教えていただいたにもかかわらず、使わなかった自分に情けなくなったのです。ですから、これから毎日使ってみます。数ヶ月後にシミがどのようになるのか・・・・楽しみです。下記は、インターネットからの引用です。

『江戸時代の医師 華岡青洲が、中国の明代に作られた「潤肌膏(じゅんきこう)」に豚の脂を加えて命名されたと伝わっています。

【紫根(シコン)】

数年前に、その美肌効果が注目され、肌のシミが消える!と紫根の化粧水が流行りました。その他の効能としては、解熱、解毒、抗菌、炎症を鎮める、傷の治りを早める、抗腫瘍作用などが言われています。

【当帰(トウキ)】

婦人病に良く使用される生薬ですが、外用として使用すると、傷の治りを早めたり、肌の血行を良くして潤す働き、鎮痛作用があると言われています。

【胡麻油(ゴマユ)】

紫雲膏の基剤として使われており、それぞれの生薬を馴染ませる役割があります。作用としては肌を潤す働きがあると言われています。

【蜜蝋(ミツロウ)】

ミツバチが巣を作る為に分泌する液体を固めたもの。化粧品やキャンドルなどにも使用されます。肌の保湿や抗菌作用などがあると言われています。

【豚脂(トンシ)】

豚の脂肪。肌を潤し、解毒する働きがあると言われています。』

小波津式神経筋無痛療法

治療の世界に身を置くと、今まで全く知らなかった世界にで会う事があります。山元式新頭鍼療法(YNSA)創始者、山元敏勝先生に宮崎でお会い出来、頭に鍼を刺すだけで脳梗塞などの難病を治す世界を知りました。残念ながら、私はYNSAを習得してから3年目ですので、まだ難病を治せません。それでも、腰痛、五十肩、頭痛などの治療はできます。セルフケアの指導も出来ます。

先日、友人から小波津式神経筋無痛療法という治療法を教えてもらいました。この小波津先生は、プロ野球選手を目指して沖縄の名門興南高校に入学するも、怪我で大学、社会人野球の道を閉ざされ、柔道整復師になられます(この生き方が、チャランポランに生きている私との大きな違いです・・・・もっとも、先生と比較すること自体、おこがましい!)。そして、20年位前から神経と神経を繋く手技を見つけられ、大怪我、難病を次々治されました。まだお若いのに50万人の症例をお持ちです。特に有名なのは、広島カープ元監督の金本氏が棘上筋完全断裂の際、棘下筋を正常にする事で、野球選手として復活させた逸話です。この様な例は、日本プロ野球でもアメリカメジャーリーグでも初めての症例だそうです。

この小波津式の手技は、患者さんに軽く皮膚に触れるだけで、不随運動を起こさせ、神経伝達を正常に戻すようなのです。現在、小波津先生のセミナーは圧倒的支持を得ており、私もやっとギリギリでセミナー参加に滑りこみセーフでした。今週には、鈴木医師(様々な難病の患者さんの治療をされています)が、医師の立場から小波津式神経筋無痛療法を語るセミナーがリモートで開かれるので、参加します。本当に楽しみです。

目の前の積み木

先日、山元式新頭鍼療法(YNSA)の全国大会のリモート会議の録画を拝見しました。加藤直哉先生始めとする幹部の諸先生方が、医学論文を発表され本当に勉強になりました。また、山元敏勝先生の脳梗塞の患者さんに対する治療動画を拝見出来たのは貴重な体験でした。諸先生方のレベルは、YNSAで治療を始めて3年目の私に比べると次元が違いすぎるのがよく分かります。

ただ、私のレベルでも私の前にぶつかる壁を自分なりに解決することで、少しずつレベルアップしていけば、それで良いのです。そして、つくづく感じるのは四国という離島で、1人手探りの治療をしている幸せ。ほとんどマダガスカル島になっています。元々、木を積み上げる芸術活動をしていた少し変な人。鍼灸医療の世界に入っても目の前の積み木を、精一杯積み上げようとしているようです。無理せずやって行こうと思います。

足だけで治療できます

頭に鍼を刺すのが嫌いな女性患者Aさんには、見つけ出した足の治療点にパイオネックス(皮内鍼)を貼る治療で対応しています。これだけで自律神経と内臓を整えることが出来ます。また、下肢、上肢の圧痛も治療出来ます。今回のAさんは、右肩甲骨内側に痛みがあったのですが、なくなりました。但し、足は頭に比べ小さいので、治療点を見つける爪の角度や位置がより繊細になります。そのため、集中力がかなり必要となります。今回の治療では、脇に初めて汗が流れて来ました。治療後、Tシャツ、長袖、白衣(本当は紺色)の全てが濡れていたのには驚きました。

足の圧痛点の痛みはもの凄く激しいので、ピッタリとパイオネックスを貼れると、診断点の痛みはウソのように無くなります。パイオネックスと同様に、お灸を据(す)えることで診断点の痛みを取ることも出来ます。今日はAさん以外にも80才代の女性患者Bさんに、足だけの治療を行ったのですが、全てお灸治療となりました。今月病院でレントゲン撮影をし、腰椎4番の圧迫骨折と診断されたBさんですが、お灸だけで腰の痛みが全くなくなりました。

実は、Bさんには「頭の鍼と、足のお灸どちらがいいですか?」と伺っていたのです。Bさんは、足のお灸を選択されたので、足にお灸をしたのです。今後、このように患者さんが選択できる治療が出来ると鍼灸治療がもっと浸透していくように思いました。