美食家
20程前に、段差が1mあるところから落ち、膝を痛めて以来、膝痛に悩んでいる60才代の男性患者Cさんの続報です。通院されて3ヶ月、現在は1週間に1度のペースで来院されています。現在は、みかん農家をされているので、常に膝に負担はかかっているはずです。
「きのうは、200m歩こうという気が起こったんです。そして、歩いたら膝は痛なかったです・・・普通じゃったら、自転車を使うんですけど・・・確実に、波はあるけど、良(よ)うなっています。」
「それから、軽トラを降りる時は、どうもないんですが、大きい車から降りる時は左足首が痛なるんです・・・何でじゃろ?」
「・・・・それは、何でじゃろ?・・・よう分からんですが、トルコの先生が見つけたツボにパイオネックス(円皮鍼)を貼ってみましょう・・」
Cさんの左足第5指の圧痛点を押圧すると、
「先生、そこ・・・・足首が痛なる時、しびれるところです!」
「何か関係あるかもしれんですね〜」
次に、左足第5指と対角に当たる右のオデコ(B点とC点の中間点)にパイオネックス(円皮鍼)を貼ります。それからは、合谷診から始めていきます。
合谷診:右(右側から始めていきます)
進化系合谷診(人差し指につながる中手骨を6等分し腰椎、胸椎、頸椎、大脳、脳幹、小脳の診断)
左:頸椎(0)、胸椎(2)
右:腰椎(1)
( )内は圧痛点が無くなり治療できた置鍼の数。(0)は、他の個所の置鍼の影響で圧痛点がなくなったことを示す。これで基礎治療が終わり、自律神経が整いました。
後は、左右のG点、H点という膝に対応する点に置鍼して終了。
「これでどうですか?・・・歩いてみて下さい。」
「・・・・本当に軽なっとる・・・・このまま、頭に2時間でも3時間でも刺して置きたい・・・」
ニコニコ顔で首をかしげるCさん。
首をかしげる理由は、『これが・・・鍼を抜くと・・・何で元に戻るん?』であります。冒頭でCさんがおっしゃったように、確実に波があるけど、良くなっているので勘弁してください。Cさん、先週頂いた「せとか」美味しかったです〜
愛媛の柑橘類は、最高に美味しいのですが、みかん農家のCさんの話によると、サルとハクビシンが最高種の「せとか」とか「甘平」などの一番美味しい時期にやって来て、食べてしまうそうです。そのため、Cさんは一番美味しくなる前に収穫せざるを得ないそうです・・・・美食家の愛媛のサルとハクビシン❗️・・・・・本当に困りものです‼️