最近は、高校の同級生が患者さんで来院することが、少し増えて来ました。地元で開業する利点はこの様な横のつながりにあると思います。東京に住んでいる時は、母校松山東高等学校が、21世紀枠で選抜高校野球大会に出場決定というビッグニュースで、やっとつながりが出来ました。あの甲子園での大応援(写真:つまようじの先に私・・・青い服で万才)を機に、地元で開業という発想が出て来たように思います。
今回紹介の男性患者Aさんは、高校の同級生。
肩、首が凝っている上に、腰痛。その腰痛が、徐々に左腰痛に移行し、今は左へそ下痛となりました。あまりにも痛いので、病院で血液検査、CT検査をしてもらったのですが、
「どこも、悪くありません。」
と言われたそうです。本人は痛がっているのに・・・・
「そしたら、自律神経を整えたあと、内臓を診てみようわい。」
合谷診(人差し指と親指の間の触診):左(左側から治療していきます)
進化系合谷診(人差し指につながる中手骨を6等分し腰椎、胸椎、頸椎、大脳、脳幹、小脳の診断)
左:頸椎(1)、腰椎2)、小脳(1)
右:なし
( )内は圧痛点が無くなり治療できた置鍼の数。これで基礎治療が終わり、自律神経が整いました。次に首診で内臓をチェックし、側頭部の治療点に置鍼します。
首診
左:腎(0)、膀胱(2)、心包(0)、大腸(0)、三焦(0)
右:肝(1)
Aさんは、左へそ下痛だったのが、正直に首に出ています。左側の膀胱が一番痛みが強いので、しっかり側頭部の膀胱点に2本置鍼。すると、左側の圧痛点が全て消えてしまいました。
「お腹の痛いのどう?」
「・・・・痛ない・・・・痛ない・・・⁇」
後は、ベッドでゆっくりしてもらいます。
「卒業してから、東高(松山東高等学校)に、行ったことあるん?」
「あるよ・・・もう、昔の校舎は、全部ないなってしもた・・・・体育の授業、グランドから、お城山が見えよったろ・・・・あれもな~、高いマンションが建ってしもて、もう見えんのよ」
などと、フォークソングを聴きながらグダグダ過ごしました。おしまい。