来院の30才代女性患者Bさん、コロナ禍で保育士をしているため、かなりのストレスを感じ、腰痛、膝痛。腰痛のため、カラダを前屈したり、ひねったりが出来ません。それを22本の置鍼で、前屈が出来るようになり、膝痛はなくなりました。これは先週のことです。
本日、2回目の治療です。
「前回の治療が、とても良く効きました。その後、日に日に良くなってきて・・・・特にメンタルで元気になりました!」
とのことで、表情が明るくなっています。膝痛はなく、左腰痛が残っていますが、前屈やひねりは出来ます。
合谷診(人差し指と親指の間の触診)・・・合谷診をする前に、Bさんには両手を握った状態から、同時に開いてもらいます。この時、手のひらの色を見て、「左側から治療を始める」と予測します。
「Bさん、左と右どちらか痛いですか?」(合谷診)
「左です。」
『やっぱりね!』
と思うわけです。理由は、左手のひらの方が、右手のひらよりも開いた瞬間、白っぽく血流が悪いからです。血流が悪い側から始めるのは、非常に理にかなっています。治療とは、バランスを整えることですから。
上腕診(肘内側の横紋周辺の触診)で、頸椎、胸椎、腰椎、脳幹、大脳、小脳の状態を把握します。
左:頸椎(1)、胸椎(1)、腰椎(3)、脳幹(1)、大脳(0)、小脳(1)
右:なし
( )内の数字は圧痛点が無くなった時の置鍼数。(0)は、他の置鍼の影響を受けて圧痛点が無くなったことを示しています。
Bさんの場合は腰痛だったので、いきなり腰椎の治療点に置鍼しました。D点と呼ばれる耳前に1本。Iソマトトープ(小さな人型)の耳ウラに2本。
「これで、どうですか?」
「・・・・・大丈夫です・・・・全く痛くありません!」
これで、本日の治療は終了でもいいのですが、上腕診で見つけた圧痛点を取っていきました。
また、首診をし内臓の状態を把握し、それぞれの治療点に置鍼し終了。その結果は、下記の通りです。
左:腎(0)、膀胱(1)、胆(0)、心(0) 、大腸(0)、三焦=消化器(1)、小腸(0)
膀胱と三焦の治療点で他の圧痛点も無くなりました。
元々元気なBさん、本来の明るい表情が自然に出ています。良かった良かった❣️