連日、猛暑でしかもコロナ禍。だれもがお疲れモードです。そんな時、首診という12内臓診断点に少し変化があるのでは・・・・・気のせいかもしれないので、読み流してください。
最近、何となく心(心臓)と小腸に圧痛点が多いようように感じます。心と小腸は、臓(実質臓器→つまった臓器)と腑(中空臓器)、陰と陽で対になる臓腑です。血液は小腸で作られるという千島学説を真理だと思っている私は、猛暑で食欲もなくなり、消化吸収も悪くなるので、血の量も質も低下し心臓にも負荷がかかっているのではないかと、推測しています。もちろん、異常な発汗が血液に影響を及ぼすことも考えられます。
60才代の女性患者Cさんは、月に2回、体調管理で来られます。今回は肩こり。
合谷診(人差し指と親指の間の触診):左(左側から治療を始めます)
上腕診(肘内側の横紋周辺の触診)
左:頸椎(1)、胸椎(0)、腰椎(0)、大腸(0)
上記は、オデコの中央部やや左側の生え際に1本置鍼し、その影響で他の圧痛点がなくなったことを示しています。
首診
左:腎(1)、膀胱(0)、肝(0)、胆(0)、心包(1)、心(0)、大腸(0)、三焦(1)、胃(0)、脾(0)、小腸(0)
右:心、小腸
Cさんの首診では、左側はほぼ全て圧痛点があり、右側には心と小腸のみに圧痛点がありました。そして、左側頭部の腎、心包(心臓の周辺)、三焦(消化器)の治療点に3本置鍼すると、全ての圧痛点がなくなりました。
この時点で、Cさんの肩こりがなくなりました。首診を改めて見てみると、右側にある圧痛点は、心と小腸のみでした。Cさんに限らず、もしかすると何人かは、この時期に心と小腸に反応があるかもしれません・・・・・ちょっと、気にかけてみます。