ウイリアムズポート

リトルリーグの聖地がペンシルベニアのウイリアムズポートである事をご存知でしょうか?

アメリカでは高校野球よりリトルリーグの方が人気があります。私が家族(妻、子供)を持っているころ、アメリカに引っ越しました。最初に着いたのがロサンゼルス。そこで見た新聞の一面がカラー写真のリトルリーグの少年野球シーンでした。どうやら、リトルリーグ・ワールドシリーズに出場するロサンゼルスチームが決まった日だったようです。

そして、ペンシルベニアに移動して再び、新聞に極東代表チームの武蔵府中チームの紹介が大きく取り扱われていました。極東代表チームは常に優勝候補です。記事を読んでみると近くの環境教育を目的としたセンターで合宿をし、娘が入学する小学校のグランドで練習をするとありました。早速、家族で練習を見学。チームの監督さんも日本語(我々の会話)が聞こえるので、驚いた様子でした。選手の中で豪快なホームランをかっ飛ばし、豪速球を投げる選手がいました。

見学者は、ゾロゾロと増え始め、全ての人々が彼の一挙手一投足に釘付けでした。彼の名を、「中山怜大(れお)」といいます。リトルリーグ・ワールドシリーズの決勝はABC放送で全国放送されます。主要な選手は、CM放送にも出演し、前日のホームラン競争もテレビ中継されるというお祭りなのです。このホームラン競争で確か「中山怜大(れお)」は、優勝したはずです。残念ながら武蔵府中は、優勝を逃したのですが、客観的に見て実力はナンバーワンでした。武蔵府中の試合は全て応援に行ったのでその実力は、目に焼き付いています。

大会は、現在、アメリカの代表8チームがアメリカナンバー1を決定、海外の代表8チームが、海外ナンバー1を決定し、ナンバー1同士が世界一を決定します。この方式だとアメリカチームが必ず決勝戦に残ります。それでも、優勝回数が一番多いのは台湾の17回優勝です。ところが、現在中国が参加したことから、台湾は参加していません。また、2007年からは、アジア太平洋代表から日本は独立して、日本チャンピオンになると参加出来るようになりました。多分、リトルリーグでは日本のレベルが世界一だと思います。

さて、「中山怜大(れお)」」ですが、かれは日大三高に入学し3回甲子園に出場しセカンドを守っていました。残念ながら身長が伸びず、高校生では小柄な選手になっていました。その後、彼は立教大学に入学し野球部キャプテンとしてチームをまとめたそうです。

リトルリーグの聖地ペンシルベニアのウイリアムズポートで今日、大谷翔平選手のエンジェルスとインディアンスの公式試合がありました。その試合を、アメリカのリトルリーグ代表チームが見学していました。残念ながら、今年は海外チームは参加していません。2017年からリトルリーグ・ワールドシリーズの時期には、ウイリアムズポートで、メジャーリーグの試合を企画するようになったそうです。

世界中の野球少年が憧れの大谷翔平選手に会える・・・・なんとも素敵な企画なのでしょう!