マノスへ

日本人の自然摂理に従った姿勢、呼吸法、歩き方を含めた動き、生き方、考え方を感受性を研ぎ澄ませることで体得出来るのが、カタカムナ(古代文字)と合気道を融合した魂合気だと思います。

魂合気の創始者、大野朝行先生の著書「カタカムナ・上古の生き方に学ぶことが感受性 生命の神業」に出会い、また1度だけですが先生のワークショップに参加出来、お酒もご一緒出来たのは素晴らしい体験でした。先生の著書の中で「マノスへ」という言葉が良く出てきます。これは、自然に沿った動き、姿勢の事でこの状態を保つことで、生命力、感受性が高まるとされています。

この姿勢の素晴らしさは、重心を踵(かかと)に置くことで、全身がゆらゆらたなびく感じになり脱力状態になることです。この状態になり踵(きびす)を自由に返すことで、四方八方瞬時に移動出来ます。また、やや不安定になることで、深層筋が無意識のうちに動きカラダを活性化するのです。

操体法の治療法で無意識の動きを活用することがあります。それを、日常の姿勢で常に深層筋の動きを強いることは途轍(とてつ)もないことだと思います。西洋文化の影響を受け、イスや靴の生活になり生まれてきた生活習慣病を、マノスへの姿勢を体得することで解消していけると思います。今後ともゆっくりとこの書を読み、少しずつ学んでいこうと思います。

今日、地下足袋を買ってきました。外を歩く時はワラジの代わりにこれがいいと思っています。