オカラ

 

2000年に、私は、まだ妻と子供3人とで生活をしていました。家族でアメリカに移住することになったのです。元妻の実家がペンシルベニアという東部でしたので、カルフォルニアから徐々に東へ向かう旅を始めたのです。1番最初に訪れたのがサンフランシスコ。ここでは、元妻の友人日本人女性に会うことが出来ました。彼女は、豆腐を作り販売し、オカラを使った食品を作り成功していました。

20年以上も前、もうすでにアメリカではオカラを使った食品が出回っていたのですから、アメリカは随分進んでいます。もし彼女の会社で働くことが出来れば、私の人生も変わっていたかも知れません。ただ、残念ながら私はその進み具合に追いていけてなかったのです。ここで食品ロスジャーナリスト井手瑠美さんの記事から日本におけるオカラ情報を抜粋します。

『実はおからは、食用としての利用率が非常に低い食材です。

人間が食べているのは、全おから生産量のうち、なんと1%に過ぎません。

日本豆腐協会の資料によると、おからの利用割合は、飼料用がほとんどで65%。次いで肥料用で25%。その他が10%で、そのうち5~9%が産業廃棄物として捨てられており、食用が1%以下となっています。

おからの年間発生量は約70万トンありますから、そのうち3~6万トン前後が廃棄されているということです。

本当にもったいないですね。

おからの食用への活用が進んでこなかった理由はいくつか考えられますが、その一つが、水分の多さです。

約70%前後という、大量の水分を含むために劣化が早いという点があります。

(中略)

また、最近では、おからを乾燥させた「おからパウダー」が注目され、複数のメーカーから市販されています。

旭松食品株式会社の「おからパウダーに関する調査」によれば、最も使われているメニューが「ハンバーグ」(17.7%)なんだそうです。次が「ケーキやお菓子」(15.8%)「味噌汁やスープに入れて」(15.8%)となっており、「ヨーグルトに入れて」(13.0%)も人気です。

私は、毎朝作る、野菜と果物のスムージーに入れています。

生のおからは保存日数が短いので、あせらずに活用するなら、おからパウダーの方が便利かもしれません。

私の使っているおからパウダーは賞味期間が6ヶ月あります。

毎日、少量ずつでもコンスタントに使っていくことができます。』

私は、オカラパウダーを「玄米ごった煮」の中に少量入れています。また、メス猫モモの猫砂をオカラ砂にしています。丁度今日から、以前使っていた紙砂から完全移行しました。慣れるのに2ヶ月ほどかかりました。これからは、この使用後の砂をコンポースターに入れ、野菜クズと共に、腐葉土を作っていきます!