カタバミとミツバチ

70才代のご夫婦が午前中に来院されました。ご夫婦は無農薬農法を何十年もされているので、私の師匠です。今回は、大根、白菜、キクナ、ミズナをいただきました。ありがとうございます😊

「ブロッコリー、元気がええ・・・レタスは、外側の葉っぱから少しずつ取っていけば、長持ちするけん、やっとおみなさい。」

「なるほど!分かりました。やってみます・・・・このカタバミ・・引き抜いて腐葉土にしようと思っています。」

「カタバミは、ミツバチに刺されたら効くんよ。お父さんが刺され、倒れた事があったんじゃけど、カタバミを潰(つぶ)してお汁をつけたんで、命拾いじゃったんよ。」

「・・・・ワシは、よう覚えておらんけど・・・・父親がミツバチに刺されて倒れたことがあるけん、似とるんじゃろな。」

ミツバチの毒にカラダが反応する人もいるのです。調べてみると、『ミツバチの毒には、他のミツバチを引き寄せて攻撃を促すフェロモンが含まれています。そのため、一度刺されてしまうと周囲のミツバチも一斉に襲いかかってくるので非常に危険です。一匹一匹の毒性こそ高くないですが、大勢のミツバチに何度も刺されるとアナフィラキーショックで死にいたるケースもあります。』とあります。

また、カタバミについて調べてみると、

『カタバミは酢漿草(さくしょうそう)という生薬で消炎、解毒、下痢止めなどの作用があります。 民間薬としては、絞り汁が皮膚病や虫刺されに有効とされます。 また、カタバミが多く含むシュウ酸は銅のサビを取る効果があるので、十円硬貨をカタバミの葉で磨くとピカピカになるようです。』

早速、10円玉をカタバミの汁でみがくと、あっという間にピカピカ。いい勉強になりました。

操体法と山元式新頭鍼療法

先週、操体法のみで右股関節の痛みをとった私と同い年の女性患者Aさん。今回は、左の骨盤に痛みがあります。2〜3日前からギックリ腰のようになったので、当院に電話をしようと思ったそうです。しかし、思いとどまり、ゴルフボールを左の肩甲骨に当て、操体法を行ってみたところ、徐々に回復したそうです。Aさんは、前回の治療から学ばれたました。ところが、まだ左の骨盤には痛みが残っています。

「Aさん、ここが痛いんじゃろ・・・そしたら、肩甲骨のここ(トンスケという骸骨モデルを指指す)が、引っ張りやいこしとるけん・・・ここ(Aさんの左肩甲骨上部)、痛ない?」

「痛い!」

「そうじゃろ・・・今日も、操体法で骨盤の痛みを取ってみようか!」

ということになり、ああでもない、こうでもないと様々なポジションを作っていき、やっと最適のポジションでAさんの「仰向け右膝立て、左肩による肩甲骨上部の陶石押し込み操法」が見つかりました。

「先生、これは効いとらい・・・」

「Aさん、ゆっくりゆっくり微妙に動くだけでええけんな・・・・いそがんように。」

などと喋りながら5〜6分経ちました。ゆっくり起きてもらい、左の骨盤の状態をチェック。

「・・・・・先生、痛ない・・・・色々動いても・・・痛ない。」

後は、いつものように足の合谷診(第一中足骨と第二中足骨の間の触診)、膝診(膝窩横紋周辺の触診)、首診を行います。すると、足の合谷診では右足が反応しました(右側血流が悪い)。いつもは、左側が反応するのですが、やはり、左側の血流が良くなっているようです。ところが、首診をすると、全て左側が反応しました。下記の通りです。

膝診
左:頸椎、腰椎、大脳←治療チェックせず
右:胸椎(2)、大脳(1)、小脳(0)

首診
左:腎(1)、膀胱(0)、肝(0)、心(0)、大腸(0)、三焦(消化器系)(0)、胃(1)、脾(0)、小腸(0)
右:なし

( )内の数字は、診断点の圧痛が治療点に置鍼をすることで、無くなったときの鍼の数を表します。
(0)は、他の治療点への置鍼の影響で圧痛が無くなったことを示します。操体法で左肩甲骨を刺激したかめか、2本の置鍼で9カ所の圧痛が無くなりました。
その後、Aさんにはフォークソングを聴きながらゆっくりしてもらいます。突然、

「ゴホン、ゴホン・・・・・先生、咳するとやっぱり、ここ(左側骨盤)に響かい。」

「響くん・・・・そしたら・・・」

と、左中指を頭頂部、右中指をAさんの肩甲骨圧痛点に軽く置き、7〜8分。

「ゴホン、ゴホン・・・・・あれ?先生、咳しても、ここ(左側骨盤)に響かん。」

中指を置くだけの操法、効きます。

たっすい?

駐車場の草引きをしていると、予約時刻より30分以上早く、80才代の女性患者Aさんが、愛車で来られました。

「今日は、ずいぶん早いですね!」

「先生、この草やっかいよ!」

とAさん車から降りるや否や、草引き開始。

「これ食べられたらいいのにねえ~」

「ホントじゃね~あとで調べとこわい。」(最もポピュラーな雑草、カタバミでした。クローバーと見た目が似ていますが、別の科の雑草だそうです・・・それにしても、超有名雑草を知らないとは・・・・)」

「先生、草引きは気分転換になっていいね~」

本当にそのように感じます。今日のように寒い日は、ついつい屋内で過ごしがちになりますが、率先して草引きするのはいいもんです。明日も昼休みに出来そうです。駐車場で20分ほど2人で草引きをして、治療開始。そして、終了。

今回Aさんから、みかん、柿そしてキンピラゴボウをいただきました。

「先生、このみかん・・・たっすいかもしれん!」

「たっすい???・・・どうゆう意味です?」

「・・・・大味というか・・・・・あれ?・・・たすいかもしれん。」

「たすい?・・・・たすい!!分かった!うん、たすい。」

とやっと納得出来ました。子供の頃よく「おまえ、たすいのう。」「たすいことするなや。」などと言っては相手を卑下していたのを思い出しました・・・イジメだった!・・(頭などが)ちょっと緩(ゆる)めという意味です。Aさんは、愛媛でも南(南予と言います)の出身なので、たっすいと言ってたのかも知れません。もう、死語かもしれませんね😢

落ち葉

我が家の玄関を出ると、桜の木があり11月になると、落ち葉が歩道にあふれます。それを近所のご夫婦が集めて、私のキャリー4箱に入れて置いてくれます。昨年までは、ご夫婦は燃えるゴミとして週2回出しておられました。しかし、今年からは我が家の畑に・・・・と、喜んでいたのです。

しかし、YouTube で腐葉土の作り方を見てみると、いただいた落ち葉をただ単純に畑へ入れるだけでは、腐葉土にならないようです。そこで、今年は駐車場の片隅に作った小さな畑を腐葉土作りの場所にしようと思います。まず裏山に上り完全な腐葉土があるかどうか確認し、もしあれば、近所のご夫婦に許可をもらい、取りに行く。その腐葉土にはバクテリアがいるはずなので、

この腐葉土に落ち葉を混ぜて・・・などと、思いを巡らせています。

バクテリアなどの土壌微生物を飼うというつもりで、楽しくやってみます。

骨盤矯正

遊びに来られた友人A夫妻と話をしていると、

「私、片方の背中が極端に盛り上がっているんだけど・・・・・どうしてなんかな?」

「・・・・・ちょっと、背中・・・・確かに右が膨隆してる・・・・ベッドに仰向けで寝てもらえますか?・・・・やっぱり、左脚の方が長い(骨盤が左傾斜)。」

右腰背部が膨隆しているということは、脊柱から右が縮んでいると考えられ、骨盤の右側が上がっています。そのため、左脚が1.5cm長くなっています。こういう時は、長い左脚のカカトを親指で押し込み、骨盤の左側を右側より上に位置します。この状態は、縮んでいる右側が伸びた状態になります。そして、左カカトを押し込んでもらいます。押し込む事で体幹に圧がかかり、両脚の長さが整いました。

「ほら、これで長さが整ったでしょう?」

Aさんの骨盤の出っ張り(上前腸骨棘といいます)が同じ高さになったことを確認します。次に両膝を立ててもらい、左右にゆっくり倒してもらいます。

「どちらの方がやりづらいですか?」

「左ですね。」

やはりまだ、右側が縮んでいるようです。こういう時は、やりづらい方からやりやすい方へゆっくり動いてもらいます。ただし、私が軽く両膝を抱えているので、Aさんの両膝は動きません。カラダの中がゆっくり動きます。

「・・・・背中が、暖かくなってきた・・・・血流が良くなった感じ・・・」

Aさんに起きてもらい、背中を触ると膨隆がなくなり左右とも緩んでいます。まだ右側が少し膨らみを感じますが、ずいぶん変わったので、Aさんは驚いていました。やはり、操体法は素晴らしい。

今日も、YouTubeを制作しました。不眠患者さんを治療した個所が中心です。

https://www.youtube.com/channel/UCAwvpnfBuOxIODM-s0_iUYQ

筋膜と診断点、治療点

名古屋から来られた三浦欣也先生の紹介で購入した「閃(ひら)めく経絡」(医道の日本社)が面白いのです。この本の副題は、「ファッシア」がナゾを解く鍵だった!です。

「ファッシア」というのは筋膜のことです。1900年代は、筋膜という結合組織は注目されていませんでしたが、1990年代頃から脚光を浴び始め、今やトップランナーになっています。

筋膜とは筋肉の周りにあるコラーゲンを主成分とする膜で、筋肉の中にある小さな筋肉にも筋膜があります。そのため、ヘチマタワシのような立体的なネットのようになっています。この筋膜は浅いところ、深いところを12の筋膜が流れ、ツボの流れ(経絡)とほぼ一致しています。「閃(ひら)めく経絡」によると、コラーゲンが電気を発生させ、伝導の特性を持っているとあります。つまり、気といいう概念は、実は電気であるということ。

気という概念には?マークがつく人も、電気というと納得出来るのでは・・・・単純な私は、気=電気と今後は解釈することにします。その上で、アナトミー・トレイン(医学書院)の筋膜の12の流れのうち9番目のデイープ・フロント・ラインに注目。

山元式新頭鍼療法(YNSA)では、首診で内臓の診断をし、側頭部の治療点に置鍼。すると、首の診断点と内臓がゆるみ整います。写真の筋膜の流れを見てみると、側頭部の治療点に置鍼し、首がゆるみ内臓もゆるむという流れが見えるように思います。いかがでしょう?

嬉しい電話

昨日、「不眠指導」をした80才代の女性患者Aさんから、電話がありました。

「先生、昨晩は10時頃から、ぐっすり朝まで眠れました。だから、今日はスッキリです。嬉しくて、お電話しました。」

と嬉しい電話がありました。改めてその内容を下に記します。

『Aさんの左足甲に右足ウラを重ねてもらい、左足のつま先をスネに向けてゆっくり上げるのを右足ウラで抑える操法を指導。

「決して、力まないでカラダの中心腰を使って、ゆっくりとつま先を上げてください。実際には、反対の足で踏みつけているので、つま先はあがらないのですが・・・・カラダが連動してゆっくり動きます・・・・気持ちのいい力かげんを見つけてください。」

などと言葉がけします。すると、膝ウラがゆるみ自律神経が整って来ます。』

もう一つは、

『不眠に効く耳ウラの後頭部にある治療点に軽く中指をそえる方法を指導。』

この2つの方法が効いたようです。今日、Aさんに電話をして色々伺ったのですが、「やり方を忘れそう。」と心配そうでした。簡単に覚える方法をもう一歩踏みこんで作る必要があるようです。

操体法

「先生、歩くとき膝がカクン、カクンいうのは少ななったんじゃけど、股関節が何やら痛いんよ・・・腰引いて歩く感じ・・」

と、同い年で誕生日も近い女性患者Aさんが、来院早々、待合室で歩きながら股関節の状態を教えてくれました。

「そしたら、今日は操体法だけでやりましょか?操体法じゃったら、自分で出来るけん。」

ということで、奥のベッドに移動し仰向けになってもらいます。Aさんは、14か月前にO脚を真っ直ぐにする手術を行っているので、左脚(脛骨という大きな骨)にクサビが入っています。その左脚の方が2cm程長い(骨盤が左に傾いているため)ので、その調整から始めます。私が右親指でAさんの左のカカトを押し込み、Aさんにゆっくり踏みこんでもらいます。これを2回行うと、ほぼ長さが整いました(クサビをいれた分だけ長いようです)。

次に、膝ウラの圧痛点を見つけ、つま先をスネに上げる動作を誘導し、圧痛点を無くします。今度は、両膝を立ててもらい、左右にゆっくり倒して可動域が大きく楽な方へ動くように誘導します。

「先生、右に倒すと左の股関節が痛いわい・・・・」

「・・・・どこが痛い?・・・・そしたらね、ここあたりに痛いところない?・・・あった?そこに、これ(陶のボール)を置いて、Aさんの感覚で、ゆっくりゆっくり筋肉を動かしてみてください。」

「・・・・先生、これ効くね・・・・ベッドじゃけんええね~、手の重さで・・・・ええ感じ。」

後は、Aさんの感覚に任せるだけです。楽しそうにゆらゆらしているAさんを見つめているだけで、生命体の素晴らしさを感じるのです・・・・やはり、操体法は素晴らしい!

「先生、軽い・・・・軽い・・・全然違う・・・・これじゃったら、毎日やれる・・・」

Aさんの股関節痛が治(おさま)ったようです。ゴルフボールを使ってこれからご自身でどれだけやれるか・・・次回の報告が楽しみです。

不眠指導

「先生、眠れてないので・・・・しんどい。」

いつもは、元気な声で来院される80才代の女性患者Aさん。今日は元気がありませんが、「ご主人の作ったおでん」と「お水」をしっかりお土産として持って来られました。よくよく聞いてみると2〜3日前が全然眠れてなく、昨日はしっかりと眠ることは出来たそうです。Aさんは、4年前から睡眠導入剤を飲み続けていますが、飲んでもなかなか直ぐに寝付けないそうです。

そこで、今回は不眠に焦点を合わせて、「操体法で不眠解消」指導をすることにしました。回転籐イスに座ったまま、「膝窩横紋周辺をゆるめる操法」膝ウラをゆるめることで、自律神経を整えることになり、不眠解消の手助けとなります。

Aさんの左足甲に右足ウラを重ねてもらい、左足のつま先をスネに向けてゆっくり上げるのを右足ウラで抑える操法を指導。

「決して、力まないでカラダの中心腰を使って、ゆっくりとつま先を上げてください。実際には、反対の足で踏みつけているので、つま先はあがらないのですが・・・・カラダが連動してゆっくり動きます・・・・気持ちのいい力かげんを見つけてください。」

などと言葉がけします。すると、膝ウラがゆるみ自律神経が整って来ます。イスで練習したので、今度は、ベッドで練習です。ベッドで仰向けになり、両膝を立てて同じように足の上に足を重ね、その上に私の手を軽く添えて練習です。上手くできるので次は、不眠に効く耳ウラの後頭部にある治療点に軽く中指をそえる方法を指導。

「先生、これだったら眠れる気がする❣️」

さてさて、来週の来院が楽しみです。

メタトロン測定会

メタトロン測定と調整を受けました。これは、2か月前に、3人の患者さんが広島市まで行き、体験した結果、

「先生、あれは凄かった。今度、松山に来てもろて、ここ(あじさいの杜鍼灸院)でやってもらいましょう。」ということになり、広島から竹内よし子先生をお呼びして測定、調整体験をしました。

何が何だか分からないまま、体験しました。輪切りにした臓器や筋肉、細胞にいたるまでどの部位が良か不良か(2〜6)の段階で調べ尽くします。そのあと、波動を送り「良」の状態に調整するというものです。

携帯電話の1/10の電流を通すのですが、終盤になると、繊細な振動が下肢、指先そして体幹に感じられ「これは効いている」と感じました。そのため、調整後はベッドで少し休まないといけないような心地よい疲れを感じました。

竹内よしこ先生には、山元式新頭鍼療法の診断で操体法治療を行いました。軽く指先を皮膚に当てる治療なのですが、結果がすぐに出るので、驚いておられました。

下記は、引用文

メタトロンは、ロシア人科学者によって開発されたエントロピー測定機器です。 エントロピー測定は、世界先端クラスの技術と伝承医学の融合により、身体の中の振動(周波数)の乱れを測定するもの。 人間の発する周波数の波動と外部から発せられる波動を共鳴させることで病気や体調不良の原因を類推します。

エントロピーとは、ざっくり「バラバラ」の度合いをあらわす量。