風邪2日目

風邪2日目

目の刺激を避けるため、テレビは、朝ドラ「スカーレット」以外見ない。

昨日は絶食でしたが、今日は、頂いたみかんを5個食べました。5個も❗️・・・という感じで、十分です。後は、水を飲み、ひたすら寝ています。幸いにも、自営業なので、患者さんを診る時以外は、時間があります。その時間を、全て私の治療
に当てています。

頭にも、12脳神経、12内蔵合法点の9番(舌咽神経、肺)に刺しています。8時からの患者さんは、私のこんな姿を見てニコニコ笑ってくれる方なので、大丈夫でしょう。

「先生、鍼刺しているんですか❗️ハッハハッハハッハ・・・」

やはり、楽しんでくれました。

50才代の女性患者Aさん、先週は私の長期出張治療のため、2週間ぶりの来院。2週間開くと、様々なところに違和感が出てきたそうです。それで、膝から下の違和感を、前腕をほぐす事で取られたそうです。素晴らしい❗️

それでは、今から寝ます。おやすみなさい😴

京都の1週間出張治療で・・

丁度、私が夜行バスに乗って京都に向かう日、60才代の女性患者Aの右膝が急に痛くなりました。1週間に1度の来院を1年3カ月続けておられるAさん、本来なら痛くなった膝の治療が出来たのですが・・・・今回は、7日間にわたる長期出張だったため、出来ませんでした。

誠に申し訳ございませんでした。

Aさんからは、「頭の鍼は、私には刺激が強すぎるので、別の治療法をして欲しい。」という依頼があり、山元式新頭鍼療法(YNSA)を鍼を使わず行っています。

上腕診(肘内側の横紋の触診)では、

左   頸椎、胸椎、小脳

・・右     なし

首診では、全てに反応なし。

首診は、12内臓点の診断をするのですが、異常なしということになります。そこで、本来なら基本治療である頸椎、胸椎、小脳の治療を優先すべきなのですが、Aさんが最も気にしている右膝の治療から始めました。

右膝の治療点は、G点という側頭部と耳ウラを軽く押圧して、右膝の状態をチェックしてもらいます。また、同じ側頭部にIソマトトープ(小さな人型)があり、この膝の位置に押圧。

そして、右膝の状態チェック。

「・・・少しずつ、良くなっています。あらっ、左膝と同じくらい上がるようになってきました。」

「右膝のどこが痛いですか?」

「・・・・ここです。」

「・・・・なら、ここ・・痛くないですか?」

と、右肘の圧痛点にパイオネックス(円皮鍼)貼っていきます。これで、十分膝が動き、痛みもほとんどなくなりました。

次に、Aさんにはベッドでゆっくり仰向けになってもらいます。そして、上腕診で反応のあった左頸椎、左胸椎、左小脳に対応するオデコ、側頭部に指を置いて7~8分。その後は、20分程ゆっくり休んでもらいました。

最後に、上腕診で左頸椎、左胸椎、左小脳のチェック。3カ所ともゆるんでいました。

20年間膝痛で悩んでいる・・・

60才代男性患者Cさん・・・20年前に、落差が1mのところから転ろび、それ以来、膝痛に悩んでいます。膝の痛い個所に鍼やお灸をする治療を受け、ある程度は、良くなるのですが、それ以上良くならないので、鍼灸治療はやめていました。

今回、来院されたのは友人の紹介によります・・・患部に触れず、頭や肘に鍼を刺すという事に、興味を感じたそうです。

Cさんは、随分膝が痛そうで、引きずるように歩いています。イスから立ち上がるときは、必ず机などをつかまないと、立つ事は出来ません。

早速、合谷診(人差し指と親指の間の触診)、上腕診(肘内側の横紋の触診)で頸椎、腰椎に反応があり、左右それぞれに1本づつの置鍼で、ゆるみました。

首診では、左側腎、膀胱、三焦に1本づつ置鍼すると、肝、心包、大腸もついでゆるんでくれました。右側は、腎にのみ反応。2本の置鍼でゆるみました。

少し専門的になるのですが、腎、膀胱、肝のツボは膝を流れています。そのためこの治療だけで、Cさんの膝に影響を与えていると思われます。次に、側頭部のIソマトトープ(小さな人型)の膝に当たる個所に置鍼です。

Cさん・・・ここらあたり、痛いところを、教えてください・・・」

「そこ、そこ痛いです。」

「・・・・どうですか?・・・・ちょっと、立ち上がっていただいてよろしいですか?」

「???????さっきまでが、ウソ・・・・のようなんですが・・・普通に、立ち上がっているんですが・・・・ウソでしょう?」

「痛みは・・・どうですか?歩いてみてください・・・」

「・・・左膝は・・・・痛くない・・・左足首が痛いです。」

「そしたら、左足首をねらいますね〜・・・・・どうですか?」

「・・・・ふ〜ん・・いいですね❗️こんなに早く治るんですか?」

などと、会話をしながら反対のIソマトトープ(右側頭部)2本置鍼。左肘、上腕に鍼を刺して抜き終了としました。普通に歩いて帰られるCさん、今週中に来られます。どのような経過になるのか楽しみです。

京都出張治療6日目

本日は、ロンドクレアントご夫妻のご子息結婚式。

めでたい席にこれから向かいます。そのため、本日は、臨時休業です。

あじさいの杜鍼灸院は、「定休日なし」とあるので、年中無休と勘違いされる方が、多いのですが、「定休日がない」だけで、「臨時休業あり」です。今回は、12月1日(日)の山元式新頭鍼療法(YNSA)上級コース1(大阪会場)に参加し、12月2日(月)から7日(土)までの長期臨時休業となりました。愛媛の方々には、大変ご迷惑をおかけいたしました。申し訳ございません。

明日から、平常通り9時から営業致します。

これから、阪急電車で大阪梅田に向かいます。

追伸:昨日の治療で感じた事、山元式新頭鍼療法(YNSA)の基本治療の前後に、足の長さを比較すると面白い。多分、治療後に足の長さがそろっていると思います。

京都出張治療5日目

師走の京都は、寒い(最高温度9℃)

大徳寺の茶室は、障子で外気が遮断されているだけです。そのため、30分前にエアコンで暖を取っても、室内の温度は、中々上がりません。そこで、服を着たま出来る操体法を行うことにしました。

「先生、今日は肩甲骨を中心にやってください。」

茶室に入るや否や、30才代の女性患者Aさんが、訴えて来られます。底冷えのする京都で、肩甲骨がカチンコチンにこっているようです。Aさんは、モコモコの上着に厚手の靴下を履いています。靴下の上から、指揉(も)みと思いきや・・・・・足をよく見ると、左足の方が右足より15mm程長い。そこで、骨盤調整から始めます。

「Aさん、左の踵(かかと)を、私が親指で押し上げていますから、ゆっくり押し込んでみてください・・・・決して、力まないで・・・カラダの中心腰を使って・・・痛かったやめてくださいね~・・・」

などと言いながら進めていきます。冬場は布団に入ると膝を立てたくありません・・・寒いから。それで、踵(かかと)を押し込むだけの操法に・・・・・1回で足の長さが整いました。これは、山元式新頭鍼療法(YNSA)の脊椎を整える基本治療に当たるかも知れません。

次に、冷えた足をゆっくりと揉(も)んだり、揺(ゆ)すったりの操法。

やっと、肩甲骨の操法になります。Aさんにはうつ伏せになってもらい、肩甲骨の圧痛点に私が手を置くだけです。仰向けになってもらっても、肩甲骨の圧痛点に手を添えるだけ。

25~30分行い、終了としました。

この操法では、翌日あるいは、翌々日にカラダの変化がある事もしばしば見受けられます。

来月にその経過を伺いたいと思います。

京都出張治療4日目

京都出張治療4日目

庭師の60才代男性患者Cさん。剪定(せんてい)ハサミを使うことはできるのですが、箸(はし)で少し重いモノが持てません。右手中指に力が入らないそうです。

合谷診(人差し指と親指の間の触診)では、左(左側から治療点を見つけるようにします)。上腕診では、左頸椎、左胸椎に反応があります。

左頸椎は、A点と呼ばれるオデコ中央部の生え際に3本置鍼で、コリが取れ整いました。左胸椎は、側頭部のIソマトトープ(小さな人型)の胸椎1本の置鍼で、整いました。

Cさんのように、右手に問題があるのに、上腕診では左側に反応があるということは、よくあります。この上腕診からの治療は、脳、自律神経を整える基本治療です。Cさんの右手中指の治療は、この基本治療の後から行います。

「Cさん、ここに痛いところありますか?」

「そこ、痛いです。」

右側頭部のIソマトトープ(小さな人型)の右手に当たるところに2本置鍼をします。

「これで、右手どうですか?」

「軽くなった気がします。」

「今度は、オデコの方に刺しますよ・・・・」

「痛っっった❗️」

C点の指に当たるところに1本置鍼。

「お箸を持って来ますね・・・・・・これ(みかん)を挟めますか?」

「・・・・問題ない・・・感じですが・・・・中指の先が、変です。」

「そしたら、右足を出してください・・・・ここに、お灸しましょう。」

という訳で、Cさんの右足第3指の圧痛点を3カ所見つけ、お灸。これが効いたようです。

Cさん、普通に箸を使って中指に違和感がなくなったようです。これで、治療終了。

京都出張治療3日目

音楽家であり、音楽療法家の50才代女性患者Aさん。慢性的な右肩コリと首に張りがあります。合谷診(人差し指と親指の間の触診)では左右共にコリがあります。こんな時は、左からでも、右からでも治療を始めます。

「それでは、行きましょう。」

「は~~い、行ってらっしゃい❣️」

最初から、吉本新喜劇のノリで・・・・カックンʅ(◞‿◟)ʃq…

上腕診で、脳、頸椎、胸椎、腰椎の状態が分かります。Aさんの場合、置鍼1本ですべての個所がゆるみました。Aさんは右肩が張っているのですが、首診では左に多く出ています。

なぜだか分かりません。一本の置鍼で首診のコリもゆるんでいきました。

「さて・・・・これから、右肩をねらいますね。」

右側頭部のIソマトトープ(小さな人型)の右肩に、2本置鍼。

「どうですか?」

「・・・・・あれっ・・シリコン入っていたのが・・なくなった感じ・・・何が起こっているんですか?」

「よくわかりません・・・これで、30分ほどゆっくり休んくださいね~」

最近の治療では、このパターンが多く、患者さんには30分間置鍼した状態で眠っていただきます・・・・30分たって、

「Aさん、ゆっくり出来ましたか?」

「自分のいびきで、目が覚めました❣️」

「肩・・・・メチャメチャ楽ですわ~~~」

と、絶好調のAさんでした。

京都出張治療2日目

京都出張治療2日目

ラグビーをしているガッチリとした体型の40才代男性患者Bさん。1カ月前にギックリ腰のような状態になり、2週間前から太もも、膝、ふくらはぎにも痛みが出て、仕事に差し支えるようになりました。

合谷診(人差し指と親指の間の触診)では右手に反応があるのですが、上腕診(肘内側の横紋の触診)では全て左腕に反応があります。そこで、もう一度合谷診をするのですが・・・

やはり、右手に反応があります。本来、この合谷診で右手に反応があれば、右側からの治療をするのですが、上腕診では、全て左腕が反応。仕方なく、左側から治療に入ります。

脳点、A点(それぞれ、オデコ中央部の生え際)に1本づつ置鍼。Bさんのカラダは素直に反応して、1回でゆるんくれます・・・これで、脳幹と頸椎が整いました。

次に、胸椎をねらいます。先日の山元式新頭鍼療法(YNSA)上級セミナー1では、Iソマトトープ(小さな人型)をしっかりと習いました。そこで、Iソマトトープの胸椎(左側頭部)に置鍼をします。3本置鍼でやっとゆるみました。

さて、これから肝心の腰椎。左耳と、もみあげの間の圧痛点に2本置鍼。

「痛っっったあ・・・これは、効いてます‼️」

「・・・・Bさん、腰・・・どうですか?」

「頭が痛くて・・・・腰どころじゃ・・・・腰・・・あれ?ウソみたい・・・いい感じ」

「歩いてみてください。」

「・・・・大丈夫・・・・大丈夫です‼️」

あとは、30分ゆっくり布団で休んいただき、終了としました。山元式新頭鍼療法(YNSA)は、しっかりポイントを抑えると、効果があるようです。

ロンドクレアントで見つけたベラスケス(画家)風の陶板

京都出張治療初日

京都出張治療初日

私が、昨夜から滞在予定のロンドクレアント(ギャラリー)で、関東から来られた女性音楽家も、宿泊することとなっていました。いわゆる、ダブルブッキング。これも、何かのご縁と、ロンドクレアントのご主人と3人で遅くまでワイワイお酒を楽しみ、朝8:30から30才代女性患者Aさんになっていただきました(私は、ギャラリーのフロアで寝ました)。

仕事柄、肩こり、右手中指、薬指、小指が痛いそうです。

合谷診(人差し指と親指の間の触診)をすると、右手が痛いにもかかわらず、左手に圧痛点があります。そして上腕診(肘内側の横紋の触診)もほぼ左に反応がありました。Aさんは、山元式新頭鍼療法(YNSA)と相性が良いのか、ほぼ1本の置鍼でゆるんいきます。

上腕診では、24ヶ所中14ヶ所反応があったのですが、10本の置鍼ですみました。

「何か・・・重い布団を頭からかぶった感じで心地よいです。」

「う~~ん、そりゃいいわ~」

「以前受けたことのある鍼は、緊張感があったのですが、この鍼は、リラックスできますね~」

「そりゃよっかった・・・・そしたら、今度右手をねらいますね。」

昨日習った右側頭部のIソマトトープ(小さな人型)の右指めがけて置鍼です。

「どうですか?」

「・・・・あっ、いいみたいです。」

「今度は、右足を出して下さい・・・・右手の指は、どこが一番痛いんですか?」

「薬指です。」

「う~~ん・・・・ということは、この4番目の趾(ゆび)・・・ツンツンバリしますね・・・・勝手にツンツン鍼(ばり)って言ってるんですけど・・・」

「だと思った❗️」

「どうですか?」

「何か・・・・眠くなってきますね・・・」

目をつむってボ~~とするAさん。最初は足の趾(ゆび)が、やや痛く感じるのですが、途中から心地よくなるようです。これで、右指もゆるんきます。最後は、うつ伏せになっていただき、肩甲骨に鍼を刺し抜き終了です。

「体が楽になりました」というメールをいただきました。ありがとうございます。

山元式新頭鍼療法上級コース

今日から1週間、山元式新頭鍼療法(YNSA)の研修と出張治療のため、京都に滞在します。YNSA の上級コースは、実戦コース。臨床経験豊富な先生方の指導が、治療に生きる貴重な1日です。

研修を終えて、京都駅ビルの喫茶店で、ゆっくりipadに向かってぼんやりと言葉を並べているのですが・・・・触覚の記憶が鮮やかに蘇ってきます。

「先生、小腸(首診における小腸の位置)はどこになりますか?」

という私の質問に、T先生が、具体的な説明をしながら、心地よい押圧で教えて下さった感覚が、しっかりとカラダに染みています。この感覚は、T先生が山元敏勝先生から伝授された感覚だと思います。これが、最も大切なことだと思っています。

私の触れ方が、山元敏勝先生の触れ方に近づくことが究極の目標なんだと思います。

写真は大阪で出会ったアート。