谷間に鍼

明日から、京都出張治療のため、午後10時40分、松山駅出発の夜行バスに乗り京都に向かいます。今日は心なしか腰に張りを感じるため、耳ウラの圧痛点にパイオネックス(円皮鍼)を貼ることにしました。すると、心なしか腰の張りが弱くなっているのです。

mm単位で爪を立てながらツボを探すとなると、 耳のウラといいても、かなり広大な敷地となります。私が最近よく使っているのが、この敷地内でも谷間にあたるところ。耳と頭蓋骨の境目の圧痛点です。パイオネックス(円皮鍼)を貼ったのもこの谷間です。

山元先生が、谷間に3本の縦横無尽の鍼をされ、 それらの鍼が力強く立っていた・・・あの時のイメージが、強烈に脳裏に焼き付いています。ですから、私もそこに刺してはいるのですが・・・鍼に元気がない・・・それでも、患者さんには、それなりの成果が出ています。

そこが、山元式新頭鍼療法(YNSA)の素晴らしさです。

鍼灸師なら、だれでも出来るのです。私のようなYNSA 初心者でも、多くの患者さんは確実に良くなります。

現在、夜行バスに乗り、京都に向かっていますが、腰の張りは全くありません。耳の谷間のパイオネックス(YNSA)が効いています。これは、実感出来ています・・・さて、そろそろこれから、眠りに入ります。明日の腰の状態をお伝えしますね~

すわってモゾモゾ体操(その3)

すわってモゾモゾ体操(その1)で、

1)右手のひらを上にして、右手母指球の痛気持ちいい所に、お尻を乗せ体重を掛けます。

2)左手でイスを押し込み体重を右に移動すると、益々右手母指球に体重が掛かります。この時、痛気持ち良さをゆっくり味合うと、いいでしょう。

たったこれだけですが、右手母指球の刺激に効果的、スマホを使い過ぎて縮んだ右手母指球の「体重ストレッチ」です。右手母指球がゆるむと、右肩も連動して、ゆるんで来ます。

といいました。

この方法で、体重移動が難しい人は、もっと簡単な方法があります。

イラストのように、左腕を右に移動しダラーンと投げ出すだけで、十分重心移動できます。

力まないでやってみましょう。

痛みに感謝

3年前から、頭痛に悩んでいる40才代の女性患者Cさんの続報です。

「先生、先週は良くなかった。金曜日の夕方から、頭をしめつけられる様な痛みがあって・・・土曜日は、映画を見ていても痛くて集中出来なかった。」

前回の治療では、いつもは足に刺していた鍼を、頭頂部に刺したのですが、それが良くなかったようです。

私の山元式新頭鍼療法(YNSA)は、初級のレベルです。まだまだ、頭部だけの置鍼では、無理があることを、実感しました。

また、足への置鍼が有効であることも分かりました。今後とも、天城流との併用治療も含め、患者さんに最適な治療を目指したいと思います。

そこで、今回は、イラストのように、しっかり足に15本置鍼しました。しばらく経って、

「先生、痛みが、鼻の横の狭い部分だけになって来た。」

「あっ、そう?そしたら・・・・ここ、痛い?」

「痛い❗️」

足の甲中央部の圧痛点に鍼を刺して抜く事3回。

「もう、痛くない」

頭部の痛みが無くなったCさんが、こんな事を言って帰られました。

「先週は、痛さのあまり手を強く押し当てんといかんかった。6月になってこんな痛いんは、初めて!・・・・そこで、ふっと思ったんは・・・・・・随分良くなって来ているんやな~~っ❣️」

痛みは色々な事を教えてくれます・・・・痛みに感謝。

すわってモゾモゾ体操(その2)

すわってモゾモゾ体操(その2)

前回、すわってモゾモゾ体操(その1)で、

1)右手のひらを上にして、右手母指球の痛気持ちいい所に、お尻を乗せ体重を掛けます。

2)左手でイスを押し込み体重を右に移動すると、益々右手母指球に体重が掛かります。この時、痛気持ち良さをゆっくり味合うと、いいでしょう。

という体操をご紹介しました。そのバリエーションです。

1)右手のひらを上にして、右手母指球の痛気持ちいいところに、お尻を乗せ体重を掛けます

ここまでは同じ、次が違います。

2)左太ももを右膝に置き、足を組みます。

3)左足親指をゆっくり外側に動かしと、徐々に体重が右に移動します。それと同時に、左手でイスを押し体重移動を助けます。この時、痛気持ち良さをゆっくり味合うといいでしょう。

この体操は、カラダ全身がゆっくりねじれるので、右手母指球にしっかり圧がかかります。

痛すぎる方は、無理しないでください!

肩コリには・・・

ひどい肩コリと、右前腕の痛みに悩み、睡眠も浅い70才代の女性患者Bさん。

山元式新頭鍼療法(YNSA)で肩、首に対応する前頭部に、8本置鍼。

右前腕の痛みには、右膝下圧痛点に単刺(鍼を刺して、抜く手技)。

さらに足の甲、特に第1趾と第2趾の間の圧痛点が、肩コリに効くと感じているので、左右の甲に4本ずつ置鍼。

私のように、山元式新頭鍼療法(YNSA)初級の鍼灸師には、YNSA プラスαが必要です。

また、YNSA は、他の手技と併用できるのが、特徴ですし、強みです。

鍼灸師の方々で、YNSA に興味をお持ちの方。

是非ともおススメいたします。置鍼した瞬間に患者さんのカラダが変化するのを、鍼灸師と患者さんが、共に分かりあえます。この時間の共有が信頼を作り上げていくと思います。

Bさんは、施術後、肩コリが解消し、前腕も軽くなりました。また、7時間目が覚めないで眠り続ける事が出来るようになったそうです。

その後、1週間に2回のペースで来院され、4回目の時には、

「最近、意欲が出てきて、毎日が計画的なってきました。そして物事をプラス思考するようになりました。」

と、話してくださいました。やっぱり、YNSA は凄いです!

膝を肘で治す

20才代の時、左半月板損傷。40才代より痛み始め、去年9月に来院。

膝の痛みがなくなり(4カ月程、調子が良かったそうです)、痛みが出ると、突然来院されるパターンの60才代男性Aさん。

入梅で低気圧となり、カラダが浮腫(むく)み始めると、全ての毛細血管が拡張するため、血流が悪くなります。血液が同量であるため、太い血管の流れが悪くなります。

元々血流が良くないAさんの膝が、低気圧で浮腫(むく)み始めると、痛み始めます。

「先生、今、病院におるんじゃけど、立ち上がったら膝に激痛が走ってたまらんのです。突然で申し訳ないんですが、予約取れるでしょうか?」

「それは、大変ですね・・・16:30じゃったら、取れますが、いかがですか?」

というわけで、16:30Aさんが来院されました。

「先生、3か月前から、膝が徐々に痛なってジョギングが出来んように、なっとったんです。今は歩いたら激痛が走って・・・・」

早速、合谷診、上腕診と進みますが、Aさんは、特に左膝の激痛なのだから、それに集中しようと思い、

Aさん、膝のどこが痛いですか?」

「ここです・・・・(左のお皿を両手で覆っています)」

山元式新頭鍼療法(YNSA)では、左膝は左肘で治す手技もあります。今回は、これでいきます。左肘の圧痛点4カ所に、寸6(50mm)3番鍼(直径0.2mm)の単刺(刺したあと、直ぐに抜く手技)。

Aさん、膝どうですか?」

膝屈伸をするAさん。

「あれっ・・・・痛ない・・・歩いてみてもええですか?・・・・痛ない・・・先生、どしたん、また、腕上げた。」

「ほうなんです・・宮崎の山元先生に、なろたんです。」

これで、終了(10分)も申し訳ないので、ベッドに仰向けになっていただき、足ウラに左右3本ずつ置鍼。フォークソングを聴きながら休んでいただきました。

それにしても、「膝を肘で治す」は凄い❗️

すわってモゾモゾ体操(その1)

すわってモゾモゾ体操(その1)

「足は親指、手は小指」という大原則(重心安定の法則)があります。これは、足は親指側に重心を置くと、無理なく安定し、手は小指を使うと、無理なく効率よく動けますという原則。

これは、大相撲に入門した新弟子が、最初に学ぶことです。すり足は親指でしっかり土俵を噛みます。また、鉄砲(柱に両手を押し込む動作)は、脇をしめ小指側に力を込めます。力士はこの原則が身についていないと、相撲が出来ません。

それほど大事な「足は親指、手は小指」なのですが、最近はスマホを親指で操作している若者をよく見かけます。親指を使い過ぎると、肘が外に出て、肩が張って来ます。これが肩コリの原因の一つ。

そんな方々におススメが今日のモゾモゾ体操です。

1)右手のひらを上にして、右手母指球の痛気持ちいい所に、お尻を乗せ体重を掛けます。

2)左手でイスを押し込み体重を右に移動すると、益々右手母指球に体重が掛かります。この時、痛気持ち良さをゆっくりと味合うと、いいでしょう。

たったこれだけですが、右手母指球の刺激に効果的、スマホを使い過ぎて縮んだ右手母指球の「体重ストレッチ」です。右手母指球がゆるむと、右肩も連動して、ゆるんで来ます。

ブ〜、先生また出た

体調が悪くなると、当日電話の予約で来院される60才代の男性患者Aさん。

1年前の通院当初は、群発性頭痛が激しかったのですが、徐々に治り、最近では頭痛を感じなくなっています。ただ、梅雨の前には、毎年、群発性頭痛に悩まされるそうなので、今年はどうなるのか・・・・・大変気になります。

今回は、左の背中から腰にかけて痛みがあります。

山元式新頭鍼療法(YNSA)で合谷診(親指と人差し指の間の触診)で左上腕診の頸椎、胸椎、腰椎に対応する頭の個所に置鍼。

左上腕は緩みましたが、背中から腰にかけての痛みは残ります。

私のレベルでは、頭に置鍼だけの治療には限界があります。そこで、足ウラに1寸6分(50mm)の3番鍼(直径0.2mm)を刺しては抜く手法(単刺と言います)で、腰痛治療です。

Aさんは、足ウラの鍼で響き(電気が走る感覚)を感じると、お腹が動き出します。お腹が緩むので、腰も緩みます。そうなると、よくオナラが出ます。

「ぶ~~~、先生、また出た!腹が張って、たまらんかったんが、ゆるゆるになったわい。」

「先生、背中の真ん中に痛みが残るだけになったわい。」

「ちょっと、いいですか?どこです?・・・・ここですか(腰椎4番)そしたら・・・」

と、左ふくらはぎの圧痛点に単刺。これは、天城流湯治法の手技になります。

山元式新頭鍼療法(YNSA)を使う以前は、天城流湯治法の考えを鍼灸に当てはめて治療していました。これも非常に効きます。

YNSAを完全に身につけていないため、様々な手技が必要となります。

「Aさん、どうですか?」

「あっ・・・痛ない!」

ということで、ニコニコ顔で帰られるAさんでした。

J~Kソマトトープ

3年前から、頭痛に悩んでいる40才代の女性患者Cさんの続報です。前回の治療後、その夜アゴに重い違和感が出て来たそうです。ところが、翌日からチョット痛みを感じる程度で、順調に過ごせました。多少の波はありますが前回よりは、良くなっています。

本日の痛みは、左顎関節から3cm程斜め下に痛みがあります。ただ側頭部は、指で触れると、痛みを感じるそうです。

山元式新頭鍼療法(YNSA)の合谷診で腰椎と頸椎にあたる個所が反応します。

先々週、御茶ノ水のセミナーで、山元先生の縦横無尽の置鍼を、目の当たりにした後は、一本一本の鍼刺入が、スムーズになっているような気がします(錯覚かもしれません・・・)。

山元先生のイメージが焼き付いていることは、確かです。

前回までは、足への置鍼で頭痛対策をしていましたが、今回は、頭のJ~Kソマトトープ(小さな人型)の頭に対応する個所に置鍼をしてみます。

私には、頭頂部への刺入は、姿勢が楽なこともあって、心地良いのです。4本刺して、全て効いているような感覚・・・そして、Cさんが、

「あっ、痛くない❗️」

何だか、今回は一番効いたような予感がします。一週間後の来院が楽しみ

手を足で治す

7年前から、左母指球に痛みを感じるようになり、病院では、亜脱臼していると言われた40才代女性患者Bさん。

合谷診(人差し指と親指の間の触診)で左上腕診を選択すると、この上腕診では、頸椎に対応する箇所が反応しました。そこで、おでこの中央部の生え際A点の圧痛点に置鍼し、左上腕の圧痛点がなくなる事を確認します。

左上腕の圧痛点が消えると、頸椎の左側が緩んでくるのです。

それにしても、この原理を発見された山元敏勝先生の偉大さに、ただただひれ伏すだけです・・・・山元先生は、本当に凄い‼️。

Bさんは、左母指球が痛いので、そこに対応する左耳の斜め前上の圧痛点3カ所に置鍼。

「あれっ、母指球の痛みがなくなりました・・・あとは、ここですね~」

Bさんは、母指球から人差し指に向かうキワ(イラスト参照)を指さしました。これに対応する同側の足の親指(イラスト参照)に7本置鍼しました。

来られた時は、ギブスをされていましたが、左親指の可動域が普通になったので、ギブスをしないで帰られるBさんでした❗️