薬膳料理

私は、料理らしい料理を作ることはありません。かといって、外食をするわけでもありません。最近の料理は、玄米に沢山の野菜(大豆、黒豆を中心に)を入れ、ぬかパウダー、芽ひじき、乾燥生姜、乾燥青ジソ、昆布、煮干しなどを加えて、電気釜で炊くのです。味付けは、醤油、ヒマラヤ岩塩、塩麹などを入れます。

そんな私ですが、薬草を勉強し始めて、「薬膳料理で健康管理」の章を読んでいます。その一部をご紹介します。

『薬膳料理とは・・・薬膳料理というと漢方の生薬が入った料理を連想するかもしれませんが、実際はそれだけではなく、幅広い意味を持っています。たとえば風邪を引きそうだからネギや生姜を使う、というのも薬膳料理です。つまり、薬膳料理とは、日ごろから病気にかからないように配慮して作る料理といえます。

薬膳は、中国の陰陽五行説の思想に基づいて生まれました。これは、宇宙の万物は、陰と陽の2元の変化によって生成すると言う陰陽設と、万物を支配する木、火、土、金、水の五元素の盛衰によって変転する、という概念が合わさった世界観です。太陽が昇ると陽、月が現れると陰と言うように、自然界のサイクルは陰と陽のバランスで保たれています。体も同じで、陰陽のバランスが崩れると病気が生じます。それを調整するのが薬膳なのです。』

母校、惜敗

母校・松山東高等学校が、野球選手権愛媛大会3回戦で惜しくも今治工業高等学校に敗れました。午前9時の切符購入まで、30分前に到着し「野球通」の人たちと会話を楽しみながら、開門を待ちました。早く来た分、ネット裏の最上部の心地よい風を感じる席に座る事が出来、同級生3人、先輩1人と楽しい会話が弾みました。

試合は10時から始まるので、シートノック(両校7分ずつ)も見ることができました。両校ともしっかり鍛えられており、守備は互角。不運にも母校はエラーが3、今治工業は1。しかし、野球にはエラーがつきものです。選手を責めてはいけません。守備が下手だった私にとって、いつもこの事は心にあります。

敗れたから言えるのですが、先発投手のN君は、私の患者さんでした。6月15日から7月20日まで、9回の治療で先発完封出来るまで良くなりました。第一試合で腰を痛めたO君、2回の治療で、今日は3安打(3塁打1本)の大活躍でした。

試合が終わって、普段無口なN君が、涙ながらに

「先生、本当にありがとうございました。先生のおかげでここまで投げられるようになりました。」

「ありがとう、本当にありがとう。ようやった、ようやった。」

涙声になりながらN君をたたえました。N君ありがとう。

 

ギックリ腰寸前の患者さん

40才代の男性患者Bさん、2日前歩行中に、腰が抜けた様な状態となり、ギックリ腰寸前となりました。前屈みがしづらく、無意識に両手で腰を保持しています。恐る恐る歩行しているのが分かります。治療用回転イスが低いため、もう少し高いイスに変えることも出来るのですが、低いイスでも大丈夫だそうです。

合谷診:左

膝診:頸椎#2、#3、#4、

上腕診:腰椎

首診察:左三焦

置鍼:左A点、左D点、左三焦治療点(頭頂部)

基礎治療後、12脳神経の#6(三焦・外転神経)に置鍼。これで、左側の腰痛がかなり軽減しました。次に痛みが強い右腰を狙って右D点に置鍼。右側の腰痛もかなり軽減。ここで、デルマトームの絵を見てもらい痛みの残っている部位をチェックしてもらいます。ちょうど胸椎#11、#12あたりに痛みが残っているので、左E点#11~12あたりの圧痛点に置鍼。

これで、ほぼ痛みがなくなりました。10→1。次回の来院を促すも、「はい分かりました・・・でも、大丈夫そうです。」と軽快に帰宅されました。後日、職場の同僚が患者さんとして来られ、「Bさん、翌日から元気に普通にやっていました。」との情報をいただきました。

ヒマワリについて

ヒマワリについて語る前に、中学校レベルの理科の授業に戻り、植物分類から始めてみようと思います

植物の中で種子をつくる「種子植物」のなかで胚珠が子葉に包まれている植物を「被子植物」といいます。

被子植物のなかには、子葉を2枚もつ「双子葉類」と1枚しかもたない「単子葉類」があります。

そして、双子葉類は、さらに「合弁花類」と「離弁花類」に分けられます。

タンポポやヒマワリの花は確かに、花びらが1枚1枚離れているように見えます。

 しかし、これらの1枚の花びらのように見える部分は、何枚もの花びらがくっついた花なのです。このような花の1つ1つを「舌状花(ぜつじょうか)」といい、タンポポやヒマワリは舌状花がたくさん集まってできています。ヒマワリの周辺に黄色く咲いている花ビラ一本一本が、舌状花となります。そして、中央部の種が出来る部分が、筒状花と呼ばれる上の写真にある様な独立した花の集合体になるのです。大きなヒマワリになると、1500個もの種が出来るそうですから、巨大な花の集合体であることが分かります。

実際にヒマワリを育てて、ほんの少しヒマワリが分かってきました。ありがとうございます!

 

二回戦突破

今日は、母校松山東高校野球部の県予選二回戦がありました。主戦投手の中尾亮介君が、九回完封の素晴らしい内容で6対0の勝利。一回戦の八幡浜高校では、中尾→二宮→本山の継投でしたが、二回戦は中尾君一人で投げ切ったので、三回戦はエースナンバーの二宮君がどのように登板するのか・・・・今日ホームランを打った2年生投手の本山君をどのように登板させるのか、興味がつきません。

それにしても、対戦相手の宇和島南高校頑張りには、感動を覚えました。わずか13人の部員でシートノックもままならない状態だったにもかかわらず、ノーエラーでヒットの数も松山東高校と同じの6本。3回からリリーフで登板したサウスポーの山田投手は素晴らしいピッチングを披露してくれました。

宇和島南は中高一貫の学校のため、3年生が6年生と表記されています。少子化、過疎化の影響で今年からは入学募集をやめて、宇和島水産高校との合併が検討されているそうです。また、県内には、部員数が少ないためやむなく合同編成したチームが3チームあります。50年前、私が高校生だったころには、考えられなかったことが、現実問題として様々形で出てきているようです。

古豪松山商業が、今治工業に1対3で敗れたため、母校松山東高校は今治工業と22日土曜日、坊ちゃんスタジアムで10時から戦います。健闘を祈ります!

やっぱり良くわからない

『帯状疱疹の原因は、子どもの頃に感染する水痘(水ぼうそう)と同じ水痘・帯状疱疹ウイルスである。ヘルペスウイルスの一種であるため、性器ヘルペスと同様に一度でも感染すると、ウイルスは体内の背骨付近の神経節に潜む。そのため、加齢やストレス、過労、後天性免疫不全症候群で免疫力が低下した時に症状が起きる。』

とあります。この時、肋骨に沿って帯状疱疹が出ることが多いのですが、この帯状というのがデルマトームの位置するところとなります。神経に沿った皮膚分節です。水疱瘡のウイルスが潜む神経節のもう少し背骨側に神経根があります。山元式新頭鍼療法(YNSA)ではこの神経根をピンポイントで狙い、頭に置鍼します。ということは、帯状疱疹にはYNSAが非常に効果があるように思います。最近、患者さんの痛みの部分と、デルマトームの図を照合して、

「どこが痛いですか?L2あたりですか?」

「そうですね・・・L2です。」

などと確認しながら、置鍼しています。これが効果的で患者さんにも納得していただいています。ただ、ここまで書いてデルマトームだけで、鍼麻酔が出来るとは思えなくなってきました・・・・やっぱり、山元先生に直接伺うに限るようです。

鍼麻酔

山元式新頭鍼療法(YNSA)創始者、山元敏勝先生は、今から55年前の1968年に、鍼麻酔で無痛分娩を成功させられました。その一説が先生の著書「あきらめなければ、痛みも、麻痺も、必ず治る!」に書かれていますので、記載します。

『1968年に針麻酔を導入し、無痛分娩を成功させたのです。

医大を卒業後、アメリカで学んだ麻酔学が針と出会うことによって、生まれた成果に、私自身、とても驚くこととなりました。

その後、この無痛分娩の回数を増やすとともに、一般的な外科手術にも針麻酔を導入していきました。西洋医学の麻酔は大きな副作用をともないます。これに対し、針麻酔は、副作用が一切ありません。そして術後の回復がとても早いのです。盲腸と言われる虫垂炎の手術では、一般的な場合、麻酔を使用すると、手術後ガスが出るまで、水分を取ることもできません。しかし、針麻酔での手術では手術中に水を飲むこともでき、手術後すぐに物を食べることもできます。小さい子供も、「手術が終わったらすぐにアイスクリームも食べられるよ」と言うと、手術を怖がりませんでした。

また、一般の外科手術でも、産婦人科での帝王切開手術でも、この針麻酔を使用することで、手術後、患者さんは麻酔の副作用に苦しむこともなく、歩いて病室に戻ることもできました。私はこの針麻酔によって、2000例以上の手術に成功を収めました。』

上記の様子をビデオ録画で見ましたが、手術中に水を飲んだり、手術後にスタスタと病室に戻っておられる患者さんの姿に強烈なショックを受けました。どの様にして山元先生は鍼麻酔の治療点を見つけられたのでしょうか?この本には記載されていません。

そこで、私の勝手な解釈を述べてみます。デルマトーム(皮膚分節)が関与しているのではないかと思います。明日このことについて述べてみます。

高校野球開幕

 

夏の甲子園、愛媛県予選が昨日開幕。愛媛朝日テレビで入場式の放映がありました。八幡浜工業キャプテンの素晴らしい選手宣誓には、涙がでそうでした。ミスターベースボールこと長嶋茂雄さんの娘さん三奈さんが、14年連続で愛媛県高校野球入場式に参加して下さっています。今回は、前日大三高の監督、小倉全由(まさよし)氏が特別ゲストとしてテレビ解説をしてくださいました。

小倉氏は、甲子園での監督としての勝利数は37勝(20敗)で、徳島・池田を率いた蔦文也氏(故人)と並ぶ歴代9位。2001年と11年には夏の選手権大会で2度の全国制覇を果たしました。

なぜ小倉氏が愛媛県に呼ばれたかというと、今から遡(さかのぼ)ること11年。なんと世界のスーパースター大谷翔平が選ばれた第25回AAA世界野球選手権大会に参加する野球日本代表の監督が、小倉全由氏。11+18(才:大谷翔平選手の年齢)=29(現在の大谷翔平選手の年齢)ピッタリ合います。そして、その時のコーチが当時今治西高校の監督をされていた大野康哉氏(私の大学後輩)。その縁があって、今年は日大三高と現在大野監督が率いている松山商業との練習試合が愛媛で行われたそうです。

何というご縁でしょう!

年を経てくると、世の中ドンドン狭くなっていくようです・・・・今から遡ること23年。私が家族そろってアメリカのペンシルベニヤのステートカレッジという町引っ越ししました。その時、日本からリトルリーグの極東代表チームの東京府中チームが、近所の小学校で練習することになり、何度も見学に行きました。世界一のリトルリーグチームを決める大会では、極東チームが常に優勝候補です。

その中に中山レオ君というスーパースターがいました。投げても打っても超一流・・・末は、プロ野球選手間違いなしと思っていたのですが・・・・レオ君、身長が伸びず、プロ野球選手にはなれませんでした。しかし、日大三高のセカンドを守るレギュラー選手として、甲子園に出場したのです。その時の監督さんが、小倉全由氏です。

人生、色々巡りあっているんですね。

 

中型ヒマワリの巨大化?

 

1~1m60cm位に成長するヒマワリを2列植えたはずなのですが、1列目だけがそれくらいの背丈。2列目に植えたはずの1~1m60cm位のヒマワリが何と、3mになっているのです。それらの後ろに3~4列植えた背丈2mになるはずの2種類のヒマワリが、2列目の1番陽当たりがいいヒマワリの巨大化の影になり、今ひとつ元気がありません。

2列目に植えた中型ヒマワリが、背後に伸びる大型ヒマワリの成長を感じとり、焦って巨大化していったのでは・・・・と思ってしまいます。ヒマワリは、葉や茎を成長させる「栄養成長期」から、花を咲かせ、種子を作って子孫を残す「生殖成長期」に移行中です。もうそろそろ、花の様子が分かり、中型ヒマワリなのか大型ヒマワリなのか、分かるはずです。

来年の夏に向けて、種蒔き、茎の支えなどしっかり段取りして今年以上のヒマワリ畑にするつもりです。

水中毒

 

2週間に1度の通院の女性患者Bさん、暑さのため水をたくさん飲んだせいか、2日前から発熱し寝込んでしまったそうです。ご本人は、水中毒かも知れないとおっしゃっていたので、水中毒のコピペをご紹介します。

『一日に十リットル以上の大量の水を飲む、このような水をたくさん飲む症状を多飲症といいます。水中毒は、多飲症の結果生じる発作性の病態で、過剰な水分摂取などにより中毒症状を来し、低ナトリウム血症を引き起こした状態のことを言います。

主な症状としては、めまいや頭痛、多尿・頻尿、下痢などがあげられます。悪化すると吐き気や嘔吐、錯乱、意識障害、性格変化、呼吸困難などの症状が現れ、死に至る場合もあります。

海外では、低ナトリウム血症による死亡事故が報告されており、水の飲み過ぎが原因と診断されています。このほか、いかに多くの水を飲めるかを競う競技で7.5Lの水を飲んだ女性が死亡したという事例や、フットボールの練習中14Lの水分を摂取した男性が死亡した事例が確認されています。報道でにわかに注目されつつあり、ごく稀にしか起こらない事故とは限らないのです。』

私が高校野球をしていたころは、「水を飲むな!」と言われていました。そのため、水中毒なんて言葉は知りませんでした。それがいつのまにか、熱中症にならないため、「しっかり水分を取りましょう!」になり水中毒という症状まで現れる世の中となりました。

ほどほどに、カラダの声を聴きながら無理せずやっていきましょう。