雷(カミナリ)

雷(カミナリ)」を嬉しいと思ったのは、今日だけ!
今治の火災から近くの松山では、今、雷(カミナリ)を伴った激しい雨が降っています。きっと、今治も激しい雨で鎮火を進めることでしょう!それを祈るしかありません。

3月12日に足首靭帯損傷3ヶ所の40才代男性患者Aさんの続報。

3月23日(日)、野球にキャッチャーとして2試合連続で出場し、ランニングホームラン、盗塁、2塁打と大活躍。靭帯損傷から2週間も経っていないのに!

今日は、足ウラに見つけた治療点に鍉鍼(ていしん=銀の棒)押圧とお灸21壮の治療で終了。もう、ほぼ完治です!

鍉鍼押圧は、雷(カミナリ)のような電流を流すようです、その後のお灸で雨を降らして、炎症したところを治めているような気がします。

花粉症花盛り

花粉症が一気に花盛り。来院される患者さんのなかで、半数近くが花粉症で悩んでおられます。鍼灸治療は花粉症に効きます。半年ほど通院され、花粉症が出なくなった80才代の患者さんもおられます。この患者さんの場合は、自律神経を整えて、内臓を整える治療をしただけなのですが、良くなられました。

また別に、オデコにある目と鼻の治療点と、頭頂部にある肺と舌咽神経の治療点に刺鍼すると、目のかゆみと鼻水が止まったり・・・・と、様々な反応があります。ところが、40才代の男性患者さんは、

「目と鼻の鍼が効いてたのですが、ここ(耳の下)にパイオネックス(円皮鍼)を貼ったでしょう?そのせいで、鼻水が出るは、出るは・・・・今までで一番。そこで、パイオネックスを取ると、ピタッと鼻水が止まったんですよ!」

「・・・・えええええっ、鼻水が出るということは、悪いもんが出るんでええことじゃけど・・・・」

「いや〜ひどい出方じゃったけん・・・・」

「そうか、そうか・・・・でも、(パイオネックスを)取ると止まったんですね・・・・よう分からん・・・・あそこ(耳の下)は、元々ノドの治療点なんです・・・・よう分からん、分からん事ばっかです。ありがとうございます。何かあったら、また教えてください。」

と、???・・・・そのため今回はパイオネックスを貼らないで終了となりました。

心技体

左足外果にある靭帯(じんたい)を3ヶ所損傷した40才代の男性患者Aさん、9日間で7回来院されました。初診では、足の甲も腫れて、左足を引きづるように歩いていたのですが、今では、キャッチャーの格好をしても大丈夫になりました。Aさんは、明日23日には、キャッチャーとして試合に出るのを目標に通院されていたのです。 

相撲では、「心技体」といって心が一番大切です。Aさんは、仕事の無い時間を患部に氷水を当てる時間にして、しっかりセルフケアされていました。この心がけが驚異的な回復力になりました。

Aさんの明日の試合、さてどうなるか、楽しみです!

何か知らんけど・・

「今日は、鍼ではなく操体法でやっていきましょう。」

80才代の女性患者Cさんとに会話が弾み過ぎたので、今回は置鍼の時間が必要でない操体法での治療を選びました。普段ならイスに座っていただき膝診を行うのですが、仰向きになって両膝を立ててもらい膝診。Cさんは前回、上腕と前腕に痛みがあったのですが、今回はそれらの痛みは無くなりました。しかし、右胸部に痛みがあります。また、右手親指、人差し指にはシビレがあります。足に見つけた頸椎、胸椎の治療点を気持ちよく押圧。

「先生、もうシビレは治らんじゃろ・・・」

「いやいや、そんなことないよ。カラダはいつも治ろうとしとるんじゃけん・・・どう、シビレの感じ?」

「・・・・ちょっと、こっち(親指内側)がようなった・・・・シビレを感じんようになった。」

「それは、よかった・・・少しずつ変わるけんね。」

その後も、足の治療点に触れながら操体法を続け、

「どうですか、右の胸?」

「・・・・・あれ?痛くない・・・」

何か知らんけど・・・よくなりました!

足首靭帯損傷の男性、続報

『3日前、左足外果にある靭帯(じんたい)を3ヶ所損傷した40才代の男性患者Aさん、3日間続けて来院されました。初日は足の甲も腫れて、左足を引きづるように歩いていたのですが、3日目の本日は、歩き方が普通と変わらなくなっています。左足首の可動域も初日はどの方向に動かしても痛いため、ほぼ0に近い感じだったのですが、3日目は右足首と同じ動きが出来ています。ただ、まだ僅(わずか)な痛みと引っかかりを感じるそうです。』

とご紹介したAさん、今日で靭帯損傷から1週間経ちました。仕事のない日は、氷水で患部をアイシングしておられます。このセルフケアが素晴らしい!私の治療はつけたしなのです。今日は、頭の治療点に5本置鍼。その後は右手首の圧痛にお灸を15壮して、

「両脚の屈伸をしてみてください・・・・どうですか?」

「いい感じです・・・痛みはないのですが、可動域がまだ、チョット?」

「それは、仕方ないですね・・・・それにしても驚異的な回復力ですね、素晴らしい!靭帯が3ヶ所損傷していたのに・・・・」

明日の予約受付後、帰宅されました・・・もしかして、明日完治?

驚異的回復力

3日前、左足外果にある靭帯(じんたい)を3ヶ所損傷した40才代の男性患者Aさん、3日間続けて来院されました。初日は足の甲も腫れて、左足を引きづるように歩いていたのですが、3日目の本日は、歩き方が普通と変わらなくなっています。左足首の可動域も初日はどの方向に動かしても痛いため、ほぼ0に近い感じだったのですが、3日目は右足首と同じ動きが出来ています。ただ、まだ僅(わずか)な痛みと引っかかりを感じるそうです。

それにしても、驚異的な回復力です。スポーツマンのAさんは、カラダのケアを真面目にされています。自宅では、氷水でしっかり冷やして内出血を抑えておられます。この努力が一番大事な事です。

当院での治療は、頭部に4〜5本置鍼して、後は患部である左足以外の四肢の関節=右足、右手、左手の関節に鍉鍼(ていしん=銀の棒)で押圧するだけです。これが実に効きます。

熱心なAさん、次回は2日後の予約をして帰宅されました。来週中には治りそうな勢いです。この経過は後日紹介いたします!

足ウラは宝島

「午前中、治療可能でしょうか?昨日、ギックリ腰になって・・・20分くらいで、行けると思います。」

「10時30分から予約が入っているのですが・・・・今(9時30分)からなら、出来ます・・・お越しください。」

という事で40才代の男性患者Cさんが、20分後に来院されました。当院は基本的に、やや低めの座椅子に座っていただいて治療をするのですが、来院時の姿勢をみると、高いイスでないと無理だと判断。高いイスに座っていただきました。

「座っていると痛みはないのですが、立つ時とか、階段の上り下りが痛くて仕方ありません。」

と恐々(おそるおそる)カラダを移動されています。今回は膝診だけでなく、上腕診も併用して頸椎から仙骨までの状態を診断しました。頭に見つけた治療点に7本置鍼。これだけで、痛みが半減したようです。次に、側頭部、後頭部の腰椎治療点に7本置鍼。これで、痛みが再び半減したようです。最後に、足ウラに見つけた治療点に鍉鍼(ていしん=銀の棒)で押すと、

「痛っっっっった!」

「ごめんなさい・・・・・これで、腰・・・どうですか?」

「いい!」

と笑顔のCさん。10(来院した時の痛み)→2(今の痛み)くらいになりました。やはり、足ウラは宝島!

痔はどこで治す?

痔(じ)の患者さんが来られました。痔には頭の天辺にある百会(ひゃくえ)というツボが効きます。そこで、頭頂部の圧痛点(百会)を見つけ、髪の毛を線香で焼きモグサを置くスペースを作ります。私の場合は、そこへ近江兄弟社のメンターム(すり傷、やけどなどに効きます)をぬって、モグサを置き線香の火をつけます。それを6壮しました。

なぜ肛門の病気に頭の天辺?
肛門は直腸、大腸、小腸、十二指腸、胃、食道、咽頭、口とつながって顔の真ん中から頭頂部までつながっている感覚があります。肛門を裏返したら頭の天辺という感じがするのです。つまり表裏一体!

そのため、百会のお灸が効くのだと解釈しています・・・・知らんけど!

耳ウラは腰痛に効く

高校のスポーツ選手A君が、2週間前から腰痛になり来院。前屈したり腰をひねると痛みがあります。去年の夏ギックリ腰で来院されたB君は、歩くことが出来ず父親に抱えられ傾(なだ)れこみ、イスに座ることもできず、立ったままでの治療となりました。A君はB君に比べると軽傷です。問題なくイスに座っています。

こういう時は、膝診をして『膝全体がゆるむだけで良くなる』と推測します。理由は2つあります。1つは、膝診は頸椎、胸椎、腰椎の状態を診断し頭の治療点に置鍼すると、頸椎、胸椎、腰椎からなる背骨が整い、ついでに腰痛も無くなりやすい。もう1つの理由は、東洋医学的に見ると、膝ウラの委中、委陽というツボは、元々腰痛に効く治療点だからです。

結果、頭に6本置鍼して膝全体がゆるむと、左右にひねっても痛みが無くなりました。ただ前屈するとまだ左腰の一点に痛みが残っているそうです。こういう時は、状況にもよりますが、耳ウラの腰治療点がよく効きます。耳ウラに1本置鍼。

「これで、どう?・・・前屈(かが)みしてみて。」

「・・・・痛くないです。」

と、A君ニッコリ!これで、終了してもいいのですが、足に見つけた腰に対応する3つの治療点にお灸を12壮して終了としました。改めて、若いカラダの回復力の素晴らしさを感じます。

ネズミ

スポーツ部所属の男子高校生Bくん。右肘にネズミ(骨の破片)があったけれども、何とか痛みもなくスポーツ出来ていたのですが、最近痛みがあり来院。

カラダに出来た骨の破片は、放っておけば元に戻ると思います。ギリシャ時代の聖医・ヒポクラテスは「カラダには100人の名医がいる」といいました。東洋医学も自然治癒力を基礎と医学です。ただ、スポーツ選手は、常に練習をして競技の質を高めようとして、放っておく時間を持てないのです。

そこで、鍼治療は「カラダの名医」に働いていただけるように、支援をしているのです。今日のB君、来院時より肘の痛みは10→4と減りました。次回も「カラダの名医」に頑張ってもらいます!