クスノキ出たで

 

「クスノキ出たで!神社のクスノキじゃ。」

友人からの電話がありました。これは、朗報です。作品がしっかりイメージ出来ました。来年、日仏交流展が坂の上ミュージアムであり、昨年同様、積み木の展示をしようと思っていたのです。前回は、飯岡神社のクスノキを輪切りにして、1週間愛媛県立美術館で作り続けたのですが、今回も1週間ほど作り続けられると思います。神聖な神社のクスノキはそれだけで、パワーを持っていますが、それを積み上げることで、よりパワーが生まれて来ます。次回は、作る過程をコマ落としで撮り続ける作品にしようと考えています。

 

クスノキは英語でカンフルツリー、あのカンフル剤のカンフルです。元気の源(みなもと)です。私の母校の小学校校歌に「クスのこずえに雲が湧(わ)き、投げ打て走れ踊れ飛べマリ追う足が燃えようと、夏に負けるな300児」(だったと思います)という詩がありますが、クスノキは勢いの象徴だと感じられます。

再び、クスノキのエネルギーをいただいて、前回以上の物を作りたいと思っています。

患者さんが教えてくれる

 

「OKグーグル、井上陽水の曲をお願いします。」

「YouTube ミュージックから、井上陽水の曲をお送りします。」

と、グーグルネストがアシスタントをしてくれます。それを見て60才代の女性患者Aさんが、

「何でこうゆう事が出来るの?どうやって情報を得るわけ?」

「患者さんが教えてくれるんよ。何でも患者さんが教えてくれる。紙のカルテを使っていたら、時代遅れと言われてipad のカルテの作り方を教えてくれたんよ。きょうの午前中の患者さんからも足にしたお灸が凄く良かったと言われ、次回のYouTubeで何を作るかアイデアが浮かんだんよ。」

「そうなんじゃ。」

などと話をしていると、昨日のオリックスとヤクルトの日本シリーズの話になっていきました。Aさんは、テレビを見始めると集中して見てしまうので、ラジオを聴きながら生活をするようにしているそうです。そのため、日本シリーズはラジオで聴いたそうです。

「ラジオは、らじるらじるNHKで聴くとええよ。聴き逃し番組を聴くことが出来るし。インターネットで、らじるらじるNHK探しとうみい。」

「ら・じ・る・ら・じ・る・NHK・・・ああこれじゃ・・なるほど、これじゃったら、ラジオいらんな・・・何じゃ、こんなこんなええもんあったん。」

「私でも、教えることあるんじゃね!」

「ほうよほうよ、ありがとう!」

と、現在はヤクルト対オリックスの日本シリーズipadで聴きながら、同じipadでこの文章を書いています。ipad で「ながら族」っていいですね~!これからは、これで文章を書きます。Aさんありがとう!

筑波大野球部OB総会

筑波大学野球部のリモートOB総会が午後1時から3時40分まで行われました。私は、2期生で無事卒業出来たので参加できますが・・・・・参加してみると、最長老でした。考えてみると私は2浪してやっと筑波大学芸術専門学群に入ったのですから、その時点で、1年上の先輩よりも年上だったのです。私が入学した時は、まだ東京教育大学に3年生、4年生が在籍しており、チーム名も東京教育大学でした。私が3年になった時、筑波大学とチーム名が変わったのですから、筑波大野球部の最長老になる運命だったのです・・・・初めて、気づきました。

そんなリモート総会で、四国在住のOBが近況報告をしてくれました。筑波大学野球部OBで徳島県城南高校、城北高校、小松島西高校の野球部指導者をしている3人が中心となって、7チームが参加するオータムリーグ(秋のリーグ戦)をしているのですが、それには、特別ルールがあります。①変化球を投げないで、直球のみ。②木製バットを使用。①は、ピッチャーにとって直球をいかに早く投げるかの挑戦となり、②はバッターにとって、いかにバットの芯で捉えるかの挑戦になります。原点に帰った素晴らしい試みだと思います。

また、東北在住OBの近況報告では、長年に渡って(20年以上)毎年行っている勉強会の報告がありました。甲子園出場校の監督の講演、元プロピッチャーの技術指導など、レベルの高い勉強会をしておられました。最近の東北地方の野球レベルが上がっている要因の一つがこの勉強会なのかも知れません。特に今年は日米で旋風となった大谷翔平選手の大活躍の基礎を作ったのが筑波大野球部東北OB会では!などと思ってみたくなりました。

音楽

 

昨日は、あじさいクラブのメンバー4名と、知人3人でmoon glow(ムーングロー)という生演奏できるバーに行きました。滑川渓谷での大失敗の経験から、しっかりチューニングして、2曲間違うことなく気持ち良くベースギターを弾けました。My wayと愛の賛歌・・・これから徐々に増やしていきます。

それにしても、アメリカ・ロサンゼルスでプロのミュージシャンとして成功しているAさんの演奏は圧巻でした。どんな曲でも楽譜を見ないで迫力ある楽しい演奏をされます。松山という地方都市にいながらこんな時間を過ごせるなんて・・・これからは、松山です!

最近の患者さん、何故か音楽関係者、音楽愛好家が増えてきています。私は全く音楽とは縁がない人間で、音楽にコンプレックスさえ感じていたのです。それがどうでしょう・・・大好きになってきています。鍼治療と音楽が融合できれば面白いですね。実際、患者さんには好きな音楽を

「OK グーグル◯◯の曲をお願いします。」

で、患者さんの好きな曲を聴いてもらいながら、治療をしています。患者さんに様々なことを伺っていくと、鍼と音楽の融合治療が生まれてくるかも知れませんね。楽しみです♪

Kuromori


月に2回(第2、第4日曜日)東温市の実家で、近所の人達に出張治療をしています。今日はその治療日。ところが、キャンセルがあったりで暇(ひま)なので、近くのKuromoriという喫茶店でゆっくりしています。過疎化したところの喫茶店で経営出来るのか・・・ちょっと心配でしたが、結構流行(はや)っています。車の往来も多く、松山市から見れば素敵な奥座敷です。駐車場もあり、5台ほど止まっています。

窓越しには、雨滝(あまたき)という龍神が住むという小渓谷があり、日本一のお米(穂田琉米:ほたるまい)の販売店もあります。歩いて2~3分の所に金毘羅寺と惣河内神社があり、車で10分走ると、夏目漱石や正岡子規が訪れた白猪の滝があり、松山市から遊びに来るには穴場です!

店内はジャズが流れ、雑然と並んだイスと机が心地よく看板娘が美人(私のいとこの娘)!このKuromoriは、マウンテンバイク愛好者の拠点となっており、近くの山にマウンテンバイクのコースが2カ所あるそうです。県外からわざわざこのコースを乗りに来る人もいます。

元々このKuromoriは、大きな酒屋さんで私が小学校の時、集団登校の待ち合い所でした。Jさんというおじさんが、いつも戦争の話を面白おかしく喋ってくれるので、朝から元気をもらって登校していたのです。昔は、必ずそんな変なおじさんがいたものです。多分、Jさんの魂がこの空間に漂っているのでしょう・・・・人が集まって来ました。気がつくと11名程席についています。

この地区の棚田は美しく、愛媛新聞でよく取り上げられています。豊かな山から流れる川からの水と、海抜250mの寒暖差が美味しい米を稔らせるのです。どうやら、人々はその素晴らしさに気づき始めているようです。看板娘、大忙し!・・・・がんばれ❣️

己を知る

ハリ、やいと、お灸、鍼灸・・・一般の方には、取っつきにくい、そして敷居の高い、非科学的で胡散臭(うさんくさ)いものと思われているかも知れません。ましてや、頭に鍼(はり)を刺すなんて・・・と、なります。そこで、山元式新頭鍼療法(YNSA)の鍼灸師として、いかに敷居を低くするかを考える必要があります。

例えば、季節が良い時期に野外で行われるエコをテーマとしたフェスティバルなどに、参加しテントを設置して、施術をするのは良いかも知れません。人々の前で施術を見ていただくことが大切なのかも知れません。特にYNSAは、即効性があるので現場で立ち会った人々に実感していただく良い機会だと思います。

また、頭に鍼を刺すことに恐怖を感じる初診の患者さんは、YNSA学会に認定されていませんが、足に見つけた治療点にパイオネックス(皮内鍼)を貼る治療の選択もあり・・・とするのも一案。

実際、今日初診の患者さんで鍼に恐怖心を持っている50才代男性患者Bさんに頭か足か選択してもらいました。やはり痛くない足のパイオネックスの治療となりました。診断点がある肘周辺の圧痛点がなくなっても、Bさんの訴えている個所の痛みが軽減しても、どこか不安、疑問を感じている様子でした。そこで今年亡くなられた野村克也元監督の言葉が、浮かびました

「よい仕事をするには、「己を知ること」が大切。その上で、さらに相手を圧倒する何かを考えることが大事」

私は、己をまだよく知っていないようです。今日の私の態度、治療姿勢のがどうも変だったのかも知れません。最近床に敷いたマットの上であぐらをかいての診断をしていたのですが、初診患者Bさんには、その事がすでにに変で胡散臭(うさんくさ)い状態だったのかも知れません。そこで、写真のように患者さんと座って向かい合うようにし、マットを共有することにしました。初診の患者さんに対する第一印象にもっと気をつけなければなりません。

敷居を低くする前に、敷居を高くしている己の態度を改めて見直す必要があったようです。

来年のカレンダー

来年のカレンダーを作ります。令和4年は、平成34年、昭和97年となります。昭和生まれの人には、令和が加わると、何かとややこしくなって計算しづらくなるので、平成34年、昭和97年というのを加えたカレンダーにしました。これだと、私の娘(平成3年生まれ、平成8年生まれ)息子(平成6年生まれ)の年齢が、計算できます。

写真のようにちょっとポップな感じで仕上げました。ただ、カレンダー作りとしては、スタートが遅いので印刷所の方々が、超スピードで見積もりしてくださるそうです。今回は、見積もり額に合わせて販売するつもりです。カレンダー自体時代遅れで、ipadやスマホでカレンダーを済ます若者ばかりなので、昭和生まれでカレンダーに書き込みをしているご家庭用となります。そのため、鉛筆でも書き込みが出来る画用紙の様な素材にしました。私が描いた用紙と同じものです。

どのように販売するのか・・・まだ考えていません・・・とりあえず、来院された患者さんからになりそうです。

大失敗

昨日は、東温市滑川渓谷の楓荘の庭で、3世代が楽しめるイベント、「秘密基地で遊ぼう」というイベントに参加。あじさいクラブのベースギターをしましたが・・・・散々な結果になりました。朝チューニングをして、練習はバッチリ。ところが、滑川渓谷という湿度、気温も全く違うところで、機材の調子も良くなく(故障していたようです)ハウリング連敗、練習する時間がなく・・・すっかり、チューニングするのを忘れてしまいました・・・・結果は、言うまでもないものとなりました。

メンバーのリーダーが寺内タケシさんのお弟子さんなので、その後は場を盛り上げてくれ、大いに盛り上がったので、一安心でした・・・・最低のベーシストデビューとなりなしたが、良い勉強になったと、良い方に捉えています。これから、もっと練習するぞ!

保護猫クロロはどうなる?

 

 

保護猫で黒猫のクロロの行方

クロロを里親Aさんにお渡ししました。クロロはこれからどうなるのか・・・しばらく、Aさん宅に戻り次の飼い主さんが見つかるまで飼われます。しかし、それでも見つからなかった場合は、猫カフェに行くことになるそうです。現在、松山市内には4軒の猫カフェがあるので、そこに回される可能性が出てきます。そこで、たった4軒しかない猫カフェに保護猫が行ける確率を考えてみるには、猫の出生率を調べる必要があります。そこで、調べたのが下記です。

『ヒトや犬など多くのほ乳類は「自然排卵」といって、メスが排卵する前後のわずか数日のうちに運よく交尾があれば受精(妊娠)する仕組みになっています。
これに対し、猫は交尾をした刺激で排卵します。いわば精子を迎えるように排卵が起こるため、交尾すればほぼ確実に妊娠します。これを「交尾排卵」といい、ほ乳類の中でも猫とウサギなどごく一部の動物しか行わないめずらしい妊娠形態です。
猫は単独行動を好むなわばり動物で、ふだんはオスとメスが別々にくらしているため、少ない交尾の機会に確実に妊娠できるようなしくみになっていると考えられています。
猫は日照時間が長くなると発情するので春(2~4月)が発情期といわれていますが、子育て中でない、栄養状態が良い、人工光の明るさなどの条件が揃えば一年中いつでも交尾、出産することができます。

人        犬            ねこ
排卵のタイプ: 自然排卵       自然排卵        交尾排卵
妊娠できる日: 1ヶ月に6日間位 1年に1~2回。5日間位    1年中いつでも
妊娠期間: 約10ヶ月        約2ヶ月         約2ヶ月
産まれる子の数 1人         4~5頭         4〜8頭

猫の妊娠期間と出産について

猫の妊娠期間は約2ヶ月(60~68日)で、一度の出産で平均5頭(4~8頭)出産します。
そして、約2ヶ月後に子猫が離乳すると次の妊娠が可能になります。その子猫も生後6ヶ月前後で繁殖可能年齢に達するので、繁殖サイクルが非常に速いことが特徴です。
また、猫は交尾によって排卵、受精が起こるので、タイミングがあえば2頭のオス猫の子どもを同時に妊娠することがあるなど、妊娠率・出産数の高い動物です。
環境省は計算上、1匹のメス猫が3年後には2000頭以上に増えると試算しています。』

1匹のメス猫が3年後には2000頭以上に増える・・・・・到底、猫カフェが4軒しかない松山市ないでは無理な話です。それで、保健所で処分していくのです。

これだけで、保護猫に関して活動されている方々のご苦労がよく分かります・・・私に、一体何が出来るのでしょう?・・・分かりません・・・

モモ「井の中の蛙」で十分

(メス黒猫クロロがケージに入り、ゆっくりしているモモ)

すっかり我が家に慣れたメス黒猫クロロは、部屋をゆったり歩き回り、本領を発揮し始めました。体力、年齢、頭脳、胆力全てにおいて、先住メス猫モモを圧倒しているクロロは、プロヘビー級ボクサー対アマチュアボクサーくらいの差があります。モモが鼻をクロロに近づけた瞬間、クロロが威嚇。モモは怖がって小さくなってしまいました。この瞬間で覚悟を決めました。

モモにとってクロロの存在があまりにも大きく、狭いアパートでの快適な生活は難しい・・・明日、クロロを里親さん宅に戻そう・・・と。

そこで、クロロを再びケージに戻しました。すると、モモが伸び伸び部屋を走り回って喜んでいます。実際、里親さん宅でクロロを見た時、能力的に優れているクロロとは、合わないと感じ、1度お断りの電話を入れていたのです。しかし、里親グループの方々から、試してみてから決めればよいと説得されお預かりしたのです。やはり、その選択は正しかったようです。我が家におけるモモとクロロの行動で納得しました。モモが、「井の中の蛙」で幸せに過ごせば、それで十分。

早速、明日里親のAさんが、患者さんとして当院に来られるので、クロロをお渡しします。