モゾモゾ体操(その16)

モゾモゾ体操(その15)のバリエーションです。

今回の体操は、前回と全く同じ動きをします。そのため、その違いに気づく人は、いないと思います。

違いは、目線です。

特に息をゆっくりと吸い込む時、目線をカラダの動きの中心に置くことで、螺旋状になっている筋肉の流れを、より一層感じることができます。

目に関係する筋肉は、眼球そのものを動かす外眼筋と、眼球の中にあり、水晶体などを動かす内眼筋とに分かれます。

目を瞑(つぶ)ったまま、目線を腰に向けた場合、もちろん外眼筋は動きます。内眼筋は、自律神経支配のため、水晶体は多分動くことはないと思いますが・・・半眼にして、目線を腰に当ててみました・・・カラダの内なる動きが増す気がします。

半眼にした場合は、どうやら内眼筋も動くようです。

仏像が半眼なのは、内眼筋を支配する自律神経に刺激を与えているのかもしれませんね~~

今回は、目線に焦点を当てました。今までの体操に目線を加えるだけで、ワンランクアップします。

お試しください❣️

モゾモゾ体操(その15)

モゾモゾ体操(その14)のバリエーション。

肩甲骨と肩甲骨の間に詰まり感を感じている方、結構効きます!

仰向けで両膝を立て、大きく足幅を取ります。左手はお尻の下にしっかり置きます。右手は軽く伸ばしたまま、ゆっくり両膝を左に倒します。この時、右足の母趾球を支点とすると、スムーズにできます。

そして、ポイントは右手。

中指を軸として、小指を外側に回します(前腕の回外といいます)。すると、胸は開き、肩甲骨の奥からの動きを感じることができます。

普段机に向かって、丸まった姿勢をしている方には、効きます。

呼吸法は、①自然呼吸②吐きながら(できれば、鼻から)③吐き切ったら、ゆっくり吸いながら→可能な限り息を吸い、息を止めます→一気に吐きます。

モゾモゾ体操(その14)

モゾモゾ体操(その1)で、下記のような動きを紹介しました。

仰向けになり、両膝を立て、両手をお尻の下に敷き込みます。それでゆっくりゆっくり膝を倒します。ただそれだけ。ゆっくり体重をかけるので、手首のツボにはいい感じで圧がかかります。

このバリエーションです。上記の説明では、手首の大切なツボに刺激を与えることにポイントを置いていますが、せっかく、両膝を倒して体幹をひねっているのですから、これに少し負荷をかけて、手首だけでなく、全身に連動する体操にしてみましょう。

両膝を左に倒したあと、左足を右膝にイラストのように掛けます。すると、重心がもっと左にかかっていき、左腕のツボを刺激 し、右腕にはほとんど負荷がかかりません。そこで、その右腕をイラストのように伸ばします(ポイント:小指側を伸ばしましょう)。そうすると、体幹がより一層ねじれ、可動域が増えます。

呼吸は、ゆっくり動いている間は、出来るだけ鼻から吐きます。可能なだけ倒した後は、今度は吸いながら倒します。そうすると、稼働域がもう少し広がります。限界まで吸って、あとは一気に吐けば、ワンセット終了。気持ちが良ければ、何回もしても構いません

モゾモゾ体操(その14)

仰向けになって両膝を立てます。左足を上げてその足底を右手でしっかり持ちます。

ここまでは、モゾモゾ体操(その13)と同じです。左手で左膝をしっかり支えて、三角形を作ります。

この状態から、左足の足底を内側にひねります(足関節の内反といいます)。

ポイントは、左足母趾球にある種子骨に右手親指をしっかり付け、その他の指で足の甲をきめる事です。

うまくきめる事ができれば、腰まで心地よく動きます。右手の肘はおへそ(カラダの中心)を向くようにすれば、無駄な力みがなくなります。

この状態から、左足の足底をゆっくり外側にひねるのを、右手で固定するとカラダは連動してきます。心地よい力加減で無理しないでやってください。

呼吸法は、①自然呼吸②吐きながら(できれば、鼻から)③吐き切ったら、ゆっくり吸いながら→可能な限り息を吸い、息を止めます→一気に吐きます。

コリがとれた

 

京都出張1日目の午後7時から操体法の勉強会。

丸住和夫先生の揺らしのコリほぐし操法を習いました。

速効性がある驚きの操法です。

早速、2日目の午前中の治療で使うことになります。

90才代の女性患者Aさん。

「最近は、おかげさまで調子がいいんですよ。」

とにこやかなお顔をされています。

「そうしたら、今日は足もみをしましょう。」

花冷えの京都では、お布団の中でゆっくりしていただき、足を揉(も)んでいくのが一番。

ふかふかのベッドで正座して足を揉(も)みます。

「あっそうだワ!ふくらはぎに長年のコリがあるの。」

と、Aさんは起き上がって右ふくらはぎのコリを指で押して、教えてくれました。

「それでは、コリを取る操法をやってみましょう。」

と、昨夜習った操法を試してみます・・・・・ところが、何度やってもコリは消えません。

そこで、いつもやっている皮膚に軽く触れるだけの操法に切り替えました。右ふくらはぎの中央よりやや上の外側にあるコリを見つけ、左中指先端を軽く触れ、ゆっくり呼吸をすろだけです。ぼ~~とするのが得意な私には、打って付けの操法です。

「私が飼っていたカナリヤがね~、可哀想なことに、ヘビにやられたの。ヘビは、鳥かごの入り口を、上に開けて入って来て、カナリヤを丸呑(の)みにしたの。そのあと、とぐろを巻いて鳥かごに、ず~といたの。可哀想なことをしたワ。」

「私んちも、親父が鳥好きなもんで、小鳥を沢山飼っていました。文鳥がやっぱりヘビにやられました。文鳥の小屋だけ網目が大きかったので、シマヘビは入る事が出来たんですね。とぐろを巻いてじっとしていました。呑みこんでしまったら、お腹が大きくて出られないんです。つがいのもう一羽が、怖じ気づいて止まり木で小さくなっていました。」

などと鳥やお花の話をしたり、ゆっくりした時間が流れました。30分くらい経過したので、コリを確認したところ、見あたりません。

「コリがなくなったようなんですが・・・」

「あれっ?・・・まだ小さい(小指の前をつまんで私に見せくれます)コリがあるはずなんですけど・・・」

Aさんは起き上がってふくらはぎのコリを探し始めました。

「・・・あれっ、やっぱりないワ❣️不思議ね~~」

なくなったようです。後は外踝(そとくるぶし)の外果治療点にパイオネックスを貼って、終了としました。

YNSA モゾモゾ体操

 

夜行バスに乗って、松山から京都までの旅。京都駅にリニューアルした喫茶店プロントで休憩します。中国人の多いこと‼️

さて、ここでのカラダの気づき2つ。

①無理な体勢は、わずか5分で歪(ひず)みを作る。

昨夜、ある患者さんに、山元先生のブラジルでの奇跡の治療映像を見ていただきました。

その時の私の姿勢が悪い。

ベッドの横に立ちiPadを患者さんにかざし、患者さんの顔を見ます。

この時点で、「へそは正面」という原則を外しています。その上、ipadの画面を覗(のぞ)きこもうと、クビに負荷を随分かけてしまいました。

『こりゃ~いかん‼️ 』と感じつつも、この体勢を続けること5分。

左仙腸関節(左のお尻の出っ張ったところ)に違和感があります。そのまま、夜行バスに乗ったため、京都に着いて腰に圧迫された重い感覚があります。

『やっぱり、「へそは正面」は大原則だ~~』

と感じたのであります。

②山元式新頭鍼療法(YNSA)で操体法

前回も夜行バスで腰痛を感じたので、自力自療(自分一人で治す)の方法を考えだしましたが、今回はもっとシンプルに作ってみました。

右指5本の指先を、右耳の後ろに当て固定します。左手はテーブルの上にぺったりと置きます。

この固定した状態から、ゆっくり腰を時計回りの方向に動かします。動かすと言っても、お地蔵さんが動く程度。他人が見ると、全く動いていない動きです。カラダの外側が全く動かないで、内側がほんの数ミリ動く感じです。

なぜ耳の後ろ側を固定するかというと、山元式新頭鍼療法(YNSA)のソマトトープ(小さな人型)では、耳の後ろ側が、腰に当たるからです。

ここに圧力を与えることで、腰が良くなると思ったのです。

事実、良くなりました。

モゾモゾ体操に山元式新頭鍼療法(YNSA)を組み込むことが出来るかも?・・・・という気づきでした。

モゾモゾ体操(その13)

仰向けになって両膝を立てます。左足を上げてその足底を右手でしっかり持ちます。

膝を無理しない程度に伸ばし、左足グー、これを右手で軽くひっぱると右肩甲骨が伸びて、

結構気持ちいいです。

左手で左膝をしっかり支えて、三角形を作りましょう。安定します。

イラストのように左膝を曲げた状態でグーをすると、ヒラメ筋というふくらはぎの奥にある筋肉をストレッチします。効きますよ~~

呼吸法は、①自然呼吸②吐きながら(できれば、鼻から)③吐き切ったら、ゆっくり吸いながら→可能な限り息を吸い、息を止めます→一気に吐きます。

モゾモゾ体操(その12)

モゾモゾ体操(その12)

仰向けになって、両手はお尻のした。両膝を立てて、左足をバレリーナのようにしてグーのまま、ベッドに押し込みます。

これは、出来ない人がある程度多いかもしれませんが、挑戦してみる価値はあります。

モゾモゾ体操(その11)でも刺激した外果治療点を刺激します。イラストのように、左腰を浮き上げていくと、体幹がゆっくりねじれ、普段使っていない筋肉を使うので、大変気持ちのいい体操です。

足の指をグーにするのが苦手の人、あまり無理しないでください。痛いようでしたら、やめましょう。

普段イスに座っている時、床に指を当てて、グーをするのが習慣になっている私には、大変気持ちがいいです。

毎日、少しずつやっていると、出来るようになると思います。

モゾモゾ体操(その11)

仰向けになり、両膝を立てた状態から、左足首を内側に回そうとすると、右手で足首を持つのが自然です。

そうなると、左足首が宙に浮きます。足首の外側は、山元式新頭鍼療法(YNSA)の外果治療点がある大事なところです。その大事なところを、伸ばしながら内側に回すと気持ちいいです。伸ばすとき、右腕は小指側を力まず伸ばしましょう。

左足首を少し外側に回すと、外果治療点に圧力がかかり効果があがります。

ついでに、左手はお尻の下に置きます。左足は、自由に好きな位置でやればいいでしょう。

モゾモゾ体操(その10)

仰向けになって、両膝を立てた状態でつま先を外側に向け、左母趾球を左手薬指でしっかり握り固定します。右手はお尻の下。この体勢から2つの効果的なモゾモゾ体操をしましょう。だれでもカラダに歪(ひず)みがあります。歪(ひず)みが元に戻るとき、カラダは「気持ち良さ」というご褒美(ほうび)をくれます。

それを、ありがたく頂くとカラダは良くなっていきます。非常に便利なシステムです。

①左足関節をしっかり外旋位に決めているので、左足を動かそうとすると、つま先は内側に動きます。これを内旋(ないせん)といいます。しかし、しっかり固定したいるので、カラダ全身がゆっくりと連動して動き、顔は左に向いて動きます。この間に、気持ち良さがあれば、ゆっくり味わってください。痛かったら、やめましょう。

②左足関節をしっかり外旋位に決めたまま、ゆっくり両膝を右に倒していきましょう。体重が右に移動するため、右肩甲骨が内側に向いてきます。普段使わない筋肉を刺激するので、結構気持ちいいものです。

呼吸法は、

①自然呼吸で行い②吐きながら行い、続けて③吸いながら行い一気に吐く流れを1クールとし、1クール終わったらゆっくりする。

「足は親指、手は小指」を忘れずに、無理せすやってみてください。