本末転倒

クスリを飲まないといけないので、1日3食にするという患者さんが多いのですが、それって本末転倒しているように思います。私の尊敬している森下敬一医師の著書「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す」の長生きをするための10ヶ条から、いくらか抜粋します。

第一条 クスリに頼らない
「クスリ漬け医療」という言葉がある通り、医療機関ではすぐにクスリが出されます。しかし、クスリを飲んでも、病気自体は根治しません。あくまで病気の症状を一時的に短期間抑えるだけなのです。症状をもたらしている「原因」を正さなければ、病気は治りません。自分自身の生活を改善せずにクスリに頼ってもダメです。

第三条 すべてのクスリには副作用がある
人体にとってクスリは全て人工的異物であり、毒物です。摂取量によっては死亡したりすることもあります。死亡に至らない量であっても副作用はあるのです。医療機関で出されたから、といって危険性がないわけではありません。

第5条救急医療以外のクスリは控える
人間は自然治癒力を持っています。食事によって、その自然治癒力を回復させることが病気の根本治療になるのです。
症状に緊急性があって、一時しのぎが必要な救急医療は別として、薬で症状を抑えようとする現代医療には限界があります。医療やクスリに頼らず、自然治癒力を強化し、みずからの力で病気に打ち克ちましょう。

聖医・ヒポクラテスは、「カラダには100人の名医がいる」といわれました。その名医を信じませんか?

腸もれ

「寄生虫博士」と知られた藤田紘一郎博士は、1939年に旧満州(現中国東北部)で生まれ、東京医科歯科大に進学。奄美・沖縄への医療調査団に同行したことがきっかけで寄生虫学の道に進み、フィラリア対策に没頭。同大などで教べんを執りながらメディアでも盛んに発言。日本人の過剰な清潔志向が免疫力を低下させると警鐘を鳴らし、寄生虫や細菌と共生する大切さを訴えたえました。この藤田先生の「腸もれ」があなたを壊す!という本が手に入ったので、はじめにという冒頭を読んでいくと、

『腸漏れとは一体何なのか。
ごく簡単に言えば、腸の粘膜に“穴”があいて、そこからいろいろなものが漏れ出てしまう現象です。腸に穴があくと、毒素や未消化の食べ物などの通常は侵入してはいけないものたちが血液中に侵入してしまい、アレルギーをはじめ多くの不調や病気を引き起こす原因となります。そして最近の研究で、この異常があるかないかが、私たちの心身の健康に非常に大きな影響を及ぼしていることがわかってきたのです。』

とあります。よ〜く、読んでみてください。「腸に穴があくと、毒素や未消化の食べ物などの通常は侵入してはいけないものたちが血液中に侵入してしまい」とあります。この場合、腸とは小腸です。毒素は分かりますが、未消化の内容物がよく分かりませんでしたが、一度小腸から出た未消化の内容物が、再び穴から入ってきた考えます。

いずれにしても、小腸内に入ったこれらの通常侵入してはいけないものたちが血液中に入るということは・・・・小腸で血液が出来るといっておられると思います。

あれ?血液って骨髄で出来るのでは・・・・・?

今日は、ここまで。

塩=高血圧?

レンコン湯について、ある患者さんから質問があり、下記の事をお教えしました。

『レンコン湯(病気・症状) 咳、痰、老化現象(夜間頻尿、精力減退、抜け毛、白髪)
[材料]
レンコン・・約40グラム 生姜のすりおろし汁・・適量 塩または醤油・・適量
[作り方]
①レンコンをよく水洗いして皮ごとすりおろし、布巾で絞って約20 CCを湯飲み茶碗に入れる。
②①に生姜のすりおろし汁を加える。
③②に塩または醤油で薄く味をつける。
④③に熱湯を注ぐ。』

「私は、塩とか醤油は入れないので、それ無しで飲もうと思います。」

というご返事をいただきました。塩=高血圧という洗脳を受けておられるようです。残念ながら多くの方は、塩は悪玉と思われています。そこで、明治以降の塩の歴史をコピペします。

『1905年(明治38年)に塩の専売制度が大蔵省主税局のもとで開始された。当初は日露戦争の軍費調達という収益主義的な側面の強い制度であったが、第一次世界大戦期のインフレなどにより財源確保の意味合いは薄れ、1917年(大正6年)に自給率の低い日本における塩の安定的な供給を主眼とする公益主義的な制度へと変革された。当時より日本は需要の多くを輸入もしくは移入に頼っていたために、第二次世界大戦期は塩の輸入のストップにより需給が急激に逼迫する事態となった。戦後、工業用塩の需要増から輸入が再開され、国内製塩事業による自給確保と安価な塩の全国的な安定流通を目的に塩専売法が改正され、1949年(昭和24年)に専売事業を執り行う日本専売公社が設立された。』

つまり、塩は非常に貴重なものだから、国で自給し安価に流通するため、化学製品としての塩つまり、Naclという高純度のクスリとして国民に与えてしまったのです。このクスリが弊害をもたらせました。そして、未だに塩=高血圧信仰が広まっているのです。

ミネラルたっぷりのヒマラヤ岩塩は、3億8千年前の海水で出来ています。美味しいですよ!

主婦の知恵


60才代の女性患者Aさんに、レンコン湯の話をしたのです。

『レンコン湯とは、レンコン約40グラムに生姜のすりおろし適量を加え、布巾で絞って約20 CCを湯飲み茶碗に入れ、塩または、醤油を入れ熱湯を注ぎ飲む民間療法。これは咳、痰、老化現象などによく効く。』

すると、Aさん。

「すりおろしたレンコンは、もったいないので片栗粉に入れ、そこへ刻んだネギとかすり大根をいれて水にとかして、フライパンで焼くと、モチモチの美味しい酒の肴ができますよ。」

と教えてくれました!

早速、今晩のおつまみにしようと思ったのに、片栗粉買うのを忘れてしまいました!明日こそ作るぞ!

土作り

半年間通院されて、すっかり良くなった70才代の女性患者Aさんが、突然、来院。

「これ(コンニャク)作ったから、これを水につけて食べる前に切って刺身にして食べてください。」

と言われた通りすると、美味しいこと、美味しいこと!

で、

「使えなくなってた畑、使えるようになったんですよ。野菜が高くなったので、野菜を作ります。」

「そしたら、コスモス(地元スーパー)に行けば、野菜作りの本の安売りしてるので。」

と助言を受け、早速購入。いい事書いてます。

『大切な事はしっかりと完熟させた堆肥を畑にまくこと。未熟な堆肥をまくと微生物が分解しきれないで残ってしまうため、硝酸態窒素の含有量の多い畑になってしまいます。このような畑で野菜を栽培すると野菜の中にも硝酸態窒素が残留することになり、人がこれを大量に摂取した場合、体内で発がん性物質を生じてしまう恐れもあるのです。また、未熟な堆肥が二酸化炭素やアンモニア、ガスなどの有害なガスを発生させ、植物の根を傷めたり害虫を寄せつけてしまうなど、様々な弊害をもたらしてしまいます。これを防ぐためにも、堆肥は完熟させてからすき込むことが重要なのです。』

やってみます。

愛媛マラソン


今年で62回になった愛媛マラソンが、2月9日(日)に行われました。参加者1万人以上、ボランティア5000人という一大イベントとなっています。Qちゃんこと高橋尚子さんが常にゲスト出演。今年は、オリンピックのメダリストで、マラソン競技優勝8回のワイナイナさんも参加されていました。

この愛媛最大のイベントを前に40才代の男性患者Cさんが来院。左膝が痛くて1〜2kmしか走れないそうです。いつものように背骨を整えて、内臓を整える鍼を頭に8本置鍼。その後、左耳ウラの膝治療点に2本。左側頭部の膝治療点に1本。

「これで、どうですか?」

「・・・・・痛くない、大丈夫です。」

と、勢いよく膝屈伸をされています。その後は左膝に対応する左肘に鍼、足に見つけた膝治療点にお灸をして終了となりました。まさか、こんな状態なので愛媛マラソンに参加するとは思っていなかったのに、

「参加します。」

「はっっあ?」

結局、走られたそうです。こんなメールが届きました。

「おかげさまで、数日前まで1〜2キロ走るのがやっとやったのに、20キロまで調子よく走ることができました。無事、5時間以内に完走することができました。」

凄いことにです!

熱い風呂とぬるい風呂・・どっち?

石原医学大全には、入浴に関して多くの記載がありますが、お湯の温度は熱いのが良いのか、ぬるいのが良いのか?とお悩みの方もおられると思います。そこで、納得できる記載がありますので、ご紹介します。

『お湯の温度については、熱めの湯は42度以上、ぬるめの湯は39度以下。
熱めは交感神経を刺激し、ぬるめは副交感神経を刺激する。熱め・ぬるめの湯のどちらがより健康効果が高いということはなく、大事なことは本能的に「気持ちいい」と感じる温度を選ぶことだ。それは、季節や体調、体質や健康状態、その日の運動量、気分の状態によって異なるはずだ。

[それぞれの効果]

熱めの湯は血圧を上昇させるので、低血圧気味の人によい。また覚醒、興奮の効果があるので、低血圧の人、寝起きの悪い人には熱めの朝風呂はうってつけだ。逆に、寝る直前は熱めのお湯は適さない。交感神経が働き興奮するからだ。
熱い湯は急速に体温を上げるので、肩こりや腰痛などの痛みをやわらげる作用がある。また、胃酸過多、胃腸病の人は、胃液の分泌を抑制する熱めの湯が向いている。

ぬるめの湯は、リラックスにより血圧を落ち着かせるので、高血圧の人はこちらを選びたい。また脈拍をゆっくりにするので、疲労が溜まっている人でも余計な負担がかからない。ぬるめの湯は興奮を沈めてくれるので、不眠症の改善、ストレスの解消効果もある。』

私は、熱い朝風呂後、水シャワーを浴びているので、交感神経がバッチリ働いてくれています!

レンコン湯



石原医学大全に付け足しとして、「石原医学直伝〜癒す、元気になる飲み物、食べ物、湿布」の中に、レンコン湯があります。

レンコン湯(病気・症状) 咳、痰、老化現象(夜間頻尿、精力減退、抜け毛、白髪)
[材料]
レンコン・・約40グラム 生姜のすりおろし汁・・適量 塩または醤油・・適量
[作り方]
①レンコンをよく水洗いして皮ごとすりおろし、布巾で絞って約20 CCを湯飲み茶碗に入れる。
②①に生姜のすりおろし汁を加える。
③②に塩または醤油で薄く味をつける。
④③に熱湯を注ぐ。

上記は、簡単にできます・・・・塩をヒマラヤ岩塩にして、飲んだのですが・・・「美味しい!」

やみつきになり、3日間飲み続けています。しばらく、続けてみます。
そこで、私が25才のニューヨーク時代を思い出しました。友人宅にいる時、友人の女性友達が、「今日は、風邪気味だったのでレンコンを擦って飲んだのよ!」と自慢げに言ったのです。

『それがどうしたの?』と思いながら「ふ〜ん」と返答して、そのあとレンコンに対しての会話に展開することはありませでした・・・今から45年も前の話。当時のインテリニューヨーカーは、私より45年も先を生きていたのです。現在のニューヨーカーは、もっと進んでいることでしょう・・・・と、ちょっとため息が出たのです。

レンコン湯、おすすめします。

白血球


熱が出たので「解熱剤( げねつざい) を飲んだ」とか「風邪を早く治したいので解熱剤が欲しい」とよく言われます。このように発熱を悪いことと捉えている方を多く見かけますが、発熱には訳があるのです。発熱は良いことなのです。前回の赤血球に続いて、白血球についてのチラシ(当院に置いています)の一部をご紹介します。

『白血球は外敵や内部の異常物質を攻撃して体を守る戦士である。白血球の正常数値としては、末梢血液中におよそ3000〜9000マイクロリットルほどある。白血球の仲間には多様な種類がある。好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球などだ。好中球が過半数、リンパ球が30%前後、単球が5〜10%、好酸球が5%未満となっている。』

そして、PCからコピペした白血球の働きをご紹介します。

『風邪などの病原体が身体に侵入し、細胞分裂を起こし、たくさんの数に増えますと、発熱を認めます。発熱(37.0~37.9℃を微熱、38.0~38.9℃を中等度発熱、39.0℃以上を高熱)は、この病原体が出しているものと間違って考えている方が大勢います。発熱しているとは、体がもっている白血球が病原体と必死に戦っている状態です。ウイルスや細菌は36.0~37. 0℃の時が一番細胞分裂をして増大するので、発熱することは、病原体が活発に増えるのを抑え、また体の免疫力を高めて白血球が効率良く病原体を退治する為の生体防衛反応なのです。

  発熱時、全身倦怠、不眠、食思不振、エネルギーの消耗、不快感等を伴いますが、これがいやで解熱剤を希望される方がいます。これらの症状は「発熱の間はおとなしく静かにしていなさい。」という体からの指令だと考えてください。身体を動かせばもちろん、食べることすら食物の消化と吸収でエネルギーを使います。そういう活動の全てを一時的に休止して、身体が余計なエネルギーを消費せず、病原体との戦いに全力を傾ける為に発熱時、種々の症状を引き起こし、じっとしてもらっているのです。もし、39.0℃の高熱となったとしても、自分の体に向かって、「仕事も家事もしないでじっとして横になっているから病原体に一所懸命戦ってね」と呼びかけましょう。お子さんが発熱時丸くなってじっと寝ているのを見ていると思いますがあの状態が一番の理想です。

 従って、解熱剤によって無理やり熱を下げるのは、そういった体の正しい反応を邪魔することですし、病気は良くならず、長引かすだけです。白血球が病原体を撃退すれば、体温は自然に下がります。(発熱の最高温度到達後)水分と栄養を適度に補給しながら、ゆっくり静養することです。』

私は、これらのことが腑に落ちます・・・・いかがでしょうか?

泊町

明日は、興居島。由良町以外の泊(とまり)町からの患者さんも、増えました。明日のため、今日はこれにて、お休みなさい!