
施術中、「面白い🤣」を連発していた高校生A君の続報です。
4日前に来院し、慢性的腰痛が劇的に治ったA君、颯爽(さっそう)とドアを開けて入って来ました・・・・と、言いたいところでしたが・・・・ちょっと、様子が変。
「どしたん?その腰?・・・(ややくの字)」
「やっちゃいました❗️調子が良うなったんで、あの日の翌朝、目覚めてから、背中反らす筋トレやったら、バキッと音がして、固まってしまいました・・・しばらく、動けんかったです。」
「あちゃ~、何しとん?朝からそんな無理したらいくまいがや。」
せっかく良くなったのに、元の木阿弥(もくあみ)。
早速、山元式新頭鍼療法(YNSA)で、合谷診(人差し指と親指の間の触診)と上腕診で、特に右耳のウラに4本、左耳のウラに2本しっかり置鍼しました。
「これで、どう?」
「おう~~、いいっす、軽い~~~。面で痛かったのが、ここの点くらいになりました。」
ニコニコ顔のA君は、体幹をグルグルひねりながら、右親指で背中の痛いところを教えてくれました。
「そしたら、ベッドに行ってうつ伏せになろうか。頭の鍼、気いつけ~や。」
「はい!」
枕を定位置よりやや下げ、胸を枕に置いて頭が浮くような体勢を作ります。
「これじゃったら、ちょっと首がしんどない?」
「大丈夫っす。筋トレになります‼️」
「・・・・・・あんな~~、ここまで来て筋トレしたら、いかん!このクッション顔に置いたら、どうぜ?」
「おお~~、楽っす。」
「ここ(右肩甲骨)痛ない?」
「痛いっす❗️」
右肩甲骨上角内側(肩甲骨の内側の上の方)の圧痛点に、のけ反るA君。どうやらここは、右腰部に効果があるようです。その後は、頭蓋骨と首の境(さかい)の圧痛点に鍼を刺して抜きます。
「ちょっと、起きて腰チェック。」
「おお~~、痛いところが無くなって、その上が痛なってます。」
再び、うつ伏せになってもらいます。前回同様、右ふくらはぎに鍼を刺して抜いていきます。
「おお~~、来た‼️凄い・・・・・友達に、頭に鍼刺して、効く言うても・・怖いとか、そんなん嫌じゃ・・・とか、言うて相手にしてくれんのです。」
「そうじゃろうな~~、鍼と聞いただけで、嫌がらいの~。」
「それは、いかんと思います。やってもないのに・・・やってから、言えばええのに・・・」
「その通りじゃ❗️A君の言う通りじゃ❗️」
などと、おしゃべりしながら、施術は進み、最後は、仰向けになってもらいます。
太ももと胸部ソマトトープ(小さな人型)に鍼を刺して抜き終了。
「ゆっくり起き上がって、チェックしてみてください。」
「あれっ、軽い、軽い・・・・※1か、ほとんど感じないくらいです❣️」
「良かった・・・・じゃ~これで、終了・・・朝、筋トレはやめてや。」
3日後に予約をしてニコニコ顔で帰るA君でした。
※来院した時の痛みを10とし、全く痛くないのを0とした時の数値