京都出張治療3日目

京都出張治療3日目

「リ~~ン(私の携帯音)!」

「もしもし、今日って時間(治療の)あります?」

「・・・・(眠っていた私)今、何時ですか?」

「朝の7時15分・・・あのね、私ぎっくり腰、やっちゃったのよ!」

「・・・・・・・今からなら、大丈夫ですけど・・・」

「そしたら、お化粧しないで、今から行くわ❗️」

という事で、待つ事30分。70才代の女性患者Aさんが、来られました。いつもなら、奥の茶室で治療するのですが、ギャラリーのテーブルに鍼灸用スーツケースを置き、イスに座って治療することにしました。Aさんは、尾骨周辺がイスに座ったり、立ったりすると痛くなるそうです。

そこで、Iソマトトープ(小さな人型)の腰にあたる左耳ウラの圧痛点に、5本置鍼。

「・・・どうですか?」

「・・・ちょっと、良くなったみたい・・でも・・・右の腰が痛いわ。」

今度は、右耳ウラの圧痛点に、やはり5本置鍼。

「今度は、どうですか?」

「・・・・ちょっと、良くなった・・・でも、後ろに反らしたりすると痛い。」

そこで、大腿内側(太ももの内)、肘の圧痛点に鍼を刺して抜き、外果治療点(外くるぶしの圧痛点)にパイオネックス(円皮鍼)を貼りました。

「どうですか?」

「・・・・あれ?いいみたい。動いた時の痛みがないわ❗️ちょっと坐骨に痛みが、残るけど・・・これだったら、午後からのオペラ、観に行けるわ❗️」

という事で、100点満点ではありませんが、及第点はつき、

「こんばんは😃🌃 今朝はありがとうございました。 まだ少々坐骨に痛みは残っていますが歩いたりに支障なく、オペラに行ってくることができました。ありがとうございましたm(__)m 今年最初の音楽会を楽しめました。 また来月よろしくお願いいたしますm(__)m」

こんな、メールをいただきました。ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))♡

京都出張治療2日目

京都出張治療2日目

私が出張治療しているロンドクレアントの紹介をいたします。以前にもご紹介しましたが、文化人類学の第一人者・梅棹忠夫先生の実家を、ギャラリーおよび、イベント空間、および喫茶店にしたところです。そのため、様々な人々が行き交う場となっています。

私が治療するところは、ギャラリーの奥にある茶室です。

そして、このギャラリーには、珍しいストーブがあります。このストーブ、何とドイツ製で壁に収まっています。そのため、ギャラリーの空間を狭めることなく、まるで絵画の様に存在しています。

このストーブは、燃焼用の空気を床下から供給しています。つまり、室内の空気を一切使わないので、ギャラリー空間の空気を汚したり、酸欠状態に陥入ることを防ぎます。

原理は、ストーブのガラス張りになっている2つの底辺から、床下の空気を呼び込んで薪を燃焼。発生した煙は、ストーブの上の直径50cmの耐火煉瓦(レンガ)で出来た蓄熱材にある、らせん状の排気口を伝って外に出ていきます。

さすが、ドイツ製!と思わず唸(うな)ってしまいました。

このストーブは、西日本で最初の設置とのことです。このストーブに興味ある方は、

株式会社 美山ウッドエンジニア tel.0771-75-1053

トップページ

に連絡してください。

京都出張治療初日

90才代の女性患者Aさん、

「1週間前に転んで、手と膝を打ったんですけど、今は、大丈夫・・・まだまだ、回復する力があるんやね~と、思ってます。」

「それは、すごいですね。」

散歩を日課にして、常に動いておられるAさんの生き方は、素晴らしいと思います。

今回は、特に痛いところはないので、全身のバランスを良くする治療となります。Aさんは、鍼が嫌いなので指を軽く触れるだけです。

上腕診

左:胸椎、腰椎、脳幹

右:脳幹

鍼を刺すべきところに、軽く指を触れること7~8分。その結果、圧痛点があるのが下記です。

上腕診

左:腰椎

右:なし

「お腹から上が暖かくなって気持ちいい、雲の上にいる様な感じ。」

首診

左:腎、膀胱、肝、胆、心包、大腸、三焦、胃、小腸、肺

右:腎、膀胱、大腸、三焦、肺

上記で最も痛みがあった腎に当たる個所に軽く指を触れること7~8分。その結果、圧痛点があるのは下記です。

首診

左:腎、大腸、肺

右:腎、膀胱、三焦

「このままスーッと死んでしまいたい。」

「いや、いや・・・・・(そんなことになったら、大変!)」

「体温とおなじ水にぷか~と、浮いているような感じです・・・足先まで暖かくなりました。」

腎のツボの流れは、湧泉(ゆうせん)という足ウラから始まります。その為、足先が暖かくなったのだと思います。

山元式新頭鍼療法の懐(ふところ)の大きさを改めて感じました。

いざ、京都

午後9時過ぎに院を閉めて、京都へ!

令和2年初めての京都出張治療です。1カ月ほど前、東京での仕事の元同僚から突然の連絡が入りました。そして、待ち合わせたのが、松山駅前のスペイン風のバル。ここで素晴らしいのは、美人姉妹(かな?)のサービスと、地元の銘酒・小富士があることです。元同僚は、このバルが気に入って、ずいぶん通っているようです。

私は、松山にいる時、飲み屋に行くことはありません。理由は、定休日なしで午後10時まで営業しているからです。ずいぶん働いているように見えます・・・・が、患者さんが来ない日だってあるのです。ですから、ユルユル楽しく仕事をしています。ストレスはありません。

さて、このバル。壁には、地元サッカークラブ・愛媛FCや、県民球団・愛媛マンダリンパイレーツのポスター。なかなか味わい深い・・・・

「あいよ!お釣り100万円‼️」

こんな感じ、いい感じ。

胸部ソマトトープ(小さな人型)が効いた

4カ月前から通院の50才代男性患者Bさん。病院では、頸椎症と診断されました。右肩が上がらず困っていたのですが、治療を続け良くなったり、元に戻ったりを繰り返しながら徐々に改善されました。

前回の治療後、2~3日は調子が良かったのですが、それ以降左右大胸筋の肩鎖関節付近が痛くて、早く腕を上げる事が出来ません(ゆっくりなら、上がります)。早く腕を上げると、肩全体が痛くなるそうです。4カ月前の全く上がらない状態から比べると、良くなっているのですが、このように波があります。

上腕診

左:頸椎、腰椎、大脳

右:腰椎

左に3本置鍼で、全て圧痛点が消えました(基礎治療終了、自律神経改善が見込まれます)

今回は、Bさんの胸骨に焦点を絞ることにしました。Bさんの胸骨は異常に膨隆している個所があり、気にしていました。そこで、Bさんにもテキストの胸部ソマトトープ(小さな人型)をしっかり見てもらい胸骨が大切なことを理解してもらいました。

「痛いいい!」

やはり、圧痛点があります。胸骨を体幹とみなすと、左右大胸筋の肩鎖関節付近は、胸骨のどこに当たるか見当がつきます。そこが、治療点のはずです。

「Bさん、どう?」

「・・・・うん、こりゃ効いた・・・・どの方向に腕動かしても、全然痛ない‼️」

ニコニコ顔のBさんを見ていると、こちらもニコニコの3倍。

こんなに嬉しいことはありません。3本置鍼して治療は終了です。これで、ゆっくり奥のベッドで休めば・・・・と思っていたのですが、

「ワシ、ここで休んでええ?この石の上を歩きたいんよ・・・・」

待合室と治療室が一緒の空間に、人工芝を置きその上に陶石を置いています。カラダを動かすことが大好きなBさんは、陶石を歩いて、足ウラ刺激を楽しみたいようです。その後は、ベンチに座り世間話に花が咲いて、あっという間に30分が経ちました。

鍼を抜いたあとに、パイオネックス(円皮鍼)を3ケ貼り、明日以降の状態を、次回に教えてもらう事としました。長くもちますように~~❣️

近藤林内物語

明けましておめでとうございます⛩

本年も宜しくお願い申し上げます。

大晦日から、正月三ヶ日は寝正月、ゆっくり出来ました。私ごとですが、この4日間、私には宿題がありました。それは、「近藤林内物語」という自費出版(林内会)の表紙デザインです。 

この本は、郷土の偉人を子供達に紹介するもので、私が描いたイラストを、1ページに1枚ほど載せて、読みやすくしています。私の生まれた旧温泉郡川内町河之内というところには、近藤林内という庄屋さんがいて、酒造で財を成し、その財を、神社の再建、小学校、橋建造などに使って地域に貢献しました。

現在では、「林内会」という近藤林内研究会が、その功績を後世まで残す努力をしています。

日本は一極集中という、病気を患っています。血流が体幹だけに行き、血液が末端に行かない極端な冷え性になっています。限界集落という冷え性です。

冷え性を治す方法は、色々ありますが、山元式新頭鍼療法(YNSA)では、基礎治療として、脳、頸椎、胸椎、腰椎の調整をします。つまり、基礎治療が最も大切な治療で、これを行うことで、内臓の働きに関与する自律神経を刺激します。

この基礎治療にあたるのが、日本の政治、基本方針だと私は思います。政治家がしっかりしたビジョンを打ち出さなければ、一極集中という病気はなかなか治らない。ところが、これに期待は出来ません。

それならば、冷え性になっているところを、足湯のように、暖めて対処療法をするのも一つです。私は、あえて対処療法と言いましたが、例えば、手が冷え性で困っている時、冷水と45℃のお湯に手を入れ、血流を良くすると、それだけで全身が暖かくなり、血行が良くなることがあります。

つまり、末端から、カラダ全身に影響を及ぼすことは、可能なのです。今回の「近藤林内物語」もその一環であると思っています。

挿絵を何枚か載せます。

 

今年を振り返って(その3)

12月半ば、20年ぶりに大学野球部の1期~4期OB会に出席しました。

その時、守備の名手、先輩F氏に言われました。

「ワシは、○○と△△とお前は、守備が伸びる(上手くなる)と思っとった。」

守備に自信が無かった私は、思わず、

「えっっっっっっ僕がですか?」

「そうじゃ、お前は分かっとらんけど、お前は、早い動きができるんじゃ。」

と言われて、自らを恥ました。野球に於いて努力したなどと、何も言えない・・・・高野連から、育成功労賞をもらっている監督F氏からのお叱りを戴きました・・・これは、私の人生そのもの・・・あらゆる事に中途半端。このまま、人生を終えたならば、悔いだけが残る。せめて、残りの人生十分努力したと言えるだけの仕事をしなければ・・・・

そして、指導者としての人生を歩んでいる方は、人を見る眼力と、適切な言葉掛けを持っておられると、感心しました。

残りの人生を目標を持って、悔いのないよう歩むこと、そして、出来れば指導者になるという夢を持つこと・・・・そんな思いを持つ年の瀬でした。明日から、1月4日(土)までは、あじさいの杜鍼灸院も、ブログもお休みします。良い年をお迎えください❣️

今年を振り返って(その2)

やはり、基本は操体法だとつくづく思います。

自己責任の営み・・・息(呼吸法)、食(何を、どう食べる、食べない)、動(カラダの動かし方)、想(どういう思いで生きるか)

操体法では、これら全て自然の法則があるとしています。その法則に従って気持ちよく生きれば、良いだけのこと。しかも、100点満点はいらない、60点でいい。

決して、「欲張らない、威張らない、頑張らない、縛らない」。

これらのことは、常に気を付けています。

山元式新頭鍼療法(YNSA)の刺鍼は鍼管(しんかん=プラスチックの管)を使わないで、直接やや太めの鍼を刺します。この刺し方、そして圧痛点の探し方は、操体法の動(カラダの動かし方)が基本だと思っています。

親指の爪を使って圧痛点探しをするのですが、これは指先の作業ではありません。ゆっくり重心移動をしながら、同じ圧力を患者さんの表皮に当てなければ、圧痛点を見つけることはできません。次に、圧痛点に刺鍼するのですが、特に、山元式新頭鍼療法(YNSA)の刺鍼は、丹田の力を体重移動で鍼に伝えるような意識が必要だと思っています。そうすることで、鍼1本のエネルギーが出るのだと思います。

操体法をやってて良かった❗️

今年を振り返って

今年は、「あじさいの杜鍼灸院」の分岐点でした。

去年、私の母校・東京医療専門学校(呉竹学園)で、卒後研修があり、お世話になっていたN先生から、山元式新頭鍼療法(YNSA)を紹介していただきました。最初は、それほど興味を持った訳ではなかったのですが、山元先生のお弟子さんで、医師の加藤直哉先生の本を読み、目から鱗が落ちてしまいました。

今まで学んできた鍼灸は、一体何だったのだろう?もし、これが本当ならば、とんでも無い事だ!と心から思いました。それならば、「百聞は一見にしかず」山元先生に会いに行こう・・・と、今年2月26日~27日の宮崎市の山元リハビリテーションクリニックのセミナーに参加。

そこで、山元先生の神技を目の当たりにし・・・『山元先生は、神に一番近いお方だ』と思いました。それから、一気に突っ走って今日に至っています。まだ上級1コースを終えただけです。2月22日、23日の上級2コースで修了。と言っても、やっとこれで、山元式新頭鍼療法(YNSA)の基礎を学んだだけです。

来年は、ワンランクアップしようと思います。

2月15日、16日には、トルコ人医師Levent Tekci 氏によるセミナーにも参加します。氏は、500人の弟子を育て、自らが見つけたツボで、多くの難病患者を救っておられます。

トルコ山元式新頭鍼療法(YNSA)の第一人者で、YNSAにおける筋膜理論を展開されています。少しずつ学んでいこうと思っています。

3カ月ぶりの来院

「先生、今日予約出来ますか?」

と、久しぶりの電話をいただいたのは、70才代の女性患者Aさん。Aさんはみかん農家。今が出荷で一番忙しい時です。腰と肩が痛くてたまらず来院となりました。

「前回こられたのが、3カ月以上前ですね・・・・その時よりも、もっと頭に鍼を刺して治療します・・・・それで、いいですか?」

Aさんは2年前から来院され、半年間(1週間に1度のペース)で良くなり、その後は、痛くなったら来院という形を取っています。そのため、Aさんは、山元式新頭鍼療法(YNSA)をあまり体験していません。

特に、12月1日(日)大阪でのYNSA 上級コース1受講以後、完全にYNSA治療のみとなっています。そのため、Aさんにとっては、初めての治療と感じるはずです。

「はい、いいです。」

了承を得て、始めます。

上腕診:左 腰椎、脳幹、大脳、小脳

:右 腰椎

まず、脳幹、大脳、小脳はオデコの中央部生え際あたりの圧痛点に、3本の置鍼。圧痛点は消失しました。次に、Aさんが気にしている腰椎。これには、側頭部にあるIソマトトープ(小さな人型)の腰椎の部分に、左右2本ずつ置鍼。

「Aさん、腰どうですか?」

「・・・・なんか、いいみたいです・・・」

今まで体験したことの無い不思議な感覚のようです。

「ついでに、肩をねらいますね。」

やはり側頭部のIソマトトープ(小さな人型)の肩に左右1本ずつ置鍼。

「どうです?・・・・肩」

「・・・・なんか、軽なった気がします。」

次に首診をして、内蔵の状態を診断。それに対して置鍼治療を行います。

首診:左 腎、胆、三焦、脾

:右 肝、胆、胃

上記に圧痛点があり、6本の置鍼で圧痛点が消失しました。

「先生、それと左手の人差し指が痺れるんですけど・・・・」

そこで、左側頭部のIソマトトープ(小さな人型)の左指にあたる部位の圧痛点に1本置鍼。

「どうですか?」

「・・・・ちょっと、良くなった感じです・・・」

「そしたら、左足を出してください・・・・ここ痛くないですか?」

「痛い❗️」

「ここに、お灸をしましょう!」

Aさんの左足第二指の第一関節の圧痛点2カ所に、お灸4~5壮。

「どうですか?」

「・・・・いいです、しびれは無いです。」

この間、約20分。残りの30分程は、ベッドで大好きな美空ひばりの歌を聴きながら、ゆっくりしてもらいます。

これで、明日からの農作業も大丈夫だと思います。