めぼ その後
昨日、おでこに円皮鍼を貼り「めぼ治療」開始。
2日目の今日、ほんの少しだけ、かゆみが残りましたが、めぼの事はすっかり忘れていました。やはり、良くなっています。
山元敏勝先生(山元式新頭鍼療法の創始者)は、80才を超えておられますが、来年1月には新たなツボを見つけられ、新刊本を発売されます(早速、インターネットで予約しました)。
ここで、改めて感じるのは、人には、年齢制限などないということ。それを作るのは、本人の気持ち。
益々、先生の研修会に参加したいと思うのでした。
めぼ その後
昨日、おでこに円皮鍼を貼り「めぼ治療」開始。
2日目の今日、ほんの少しだけ、かゆみが残りましたが、めぼの事はすっかり忘れていました。やはり、良くなっています。
山元敏勝先生(山元式新頭鍼療法の創始者)は、80才を超えておられますが、来年1月には新たなツボを見つけられ、新刊本を発売されます(早速、インターネットで予約しました)。
ここで、改めて感じるのは、人には、年齢制限などないということ。それを作るのは、本人の気持ち。
益々、先生の研修会に参加したいと思うのでした。
めぼ
四国松山あたりでは、「ものもらい」とか、「めばちこ」などと言いません。
「めぼ」です。
おそらく、目+いぼ=めぼ でしょう。
私の右目の下側に、余り目立たない程度のめぼが出来ました。まばたきをすると、少し重い感じで、こするとやや圧痛を感じます。
そこで、YNSA(山元式新頭鍼療法)を試してみることに。
これは以前にも紹介しましたが、宮崎県の開業医、山元敏勝先生が患者さんの治療を通して、見つけ出した頭部のみに行う鍼療法です。
ブラジル、ドイツ、アメリカ合衆国などで、認可され海外から数多くの医師が宮崎まで、研修に来ています。
私の来年の目標の一つが、山元敏勝先生のもとでの研修です。行くぞ、宮崎❣️
まあ~、そんな事で、目に効くツボに円皮鍼を貼りました。貼ってから9時間経ちましたが・・・・結構、効いてます。
まばたきしても、重さはほとんど感じません。押しても痛くありません。ただ、目の下の赤みはまだあります。明日の朝が、どうなるのか・・・たのしみです。
40年前、木霊療法と呼ばれた積み木(その8)
実は、これからも病院内で行った数々のイベントなどを、書き込みたいのですが、病院の許可を得ていないので、これで一旦終了致します。個人的には、書き残してある程度まとまったものにしたいとは考えています。
私の大学卒業論文のテーマは、「触覚的アート」
今後益々ビジュアル技術が急速に発展していく中で、最も必要となっていくのは、原始的な触覚と捉えてていました。橋本敬三先生の「からだの設計にミスはない」にある原始感覚という言葉に共鳴したのもこのためです。
私は、触覚をテーマに積み木を展開していきました。そして、その延長線上に、鍼灸師という仕事があったのです。
そのため、鍼灸師=芸術家なのです。
これからも、新たな道を踏み歩く芸術家として、治療の世界で活動していきたいと思います。
何の根拠もない話。
最近の治療では、クスノキの瘤(こぶ)を、ベットに並べる事が多いのですが、あまり違和感を感じないのです。
もし、ただの木っ端を置くだけなら、違和感があるはずです。
なぜなんだろう・・・っと、ガイコツ(治療室にポツンと立ってます)を眺めながら、考えました。
木の瘤は、枝が折れた後、その周辺の樹皮が傷跡を覆(おお)った結果です。そんな瘤は、骨
と骨の境い目の関節に形状が似ています。
骨がまっすぐ伸びて折れた後、
「いや~~、俺はまっすぐ伸びたくない❣️動きたい・・・」
と骨が思ったなら、瘤(こぶ)を作って動きやすい形状になると思います。
つまり、次へのエネルギーを必要とする時、瘤(こぶ)が必要になるのです。
まあ~~、勝手な屁理屈です。
そんな瘤にふれることで、私は人体における骨、そしてそのエネルギーを感じます。
患者さんも私と同じようなエネルギーを感じるのではないでしょうか?
何の根拠もない話。
10ヶ月ほど前から、ほぼ毎週、通院されている30才代男性Aさん。最近は、体調管理を目的としておられます。
先週からの風邪がまだ治らず、頭がボ~っとしているそうです。
背中を触ると、左の肩甲骨から腰にかけて、硬い棒のような張りがあります。
お腹を触る(腹診)と、やはり、「肺に対応するところ」にコリがあります。
肺経は、お腹から胸を通り、親指まで 流れています。その流れを緩めると、お腹の「肺に対応するところ」が緩みます。
お腹が緩んでくると、表裏一体ですから、そのウラに当たる腰も緩んできます。
今回は、クスノキの瘤(こぶ)を使います。よく使う6種類の瘤を見定めて、適当と思われる瘤をAさんの左前腕に置き、ゆすります。
「痛くないですか?」
「気持ちいいです~~」
こんな感じで、お腹を再びチェック。
表面がゆるみましたが、押されると腰に響くそうです。そこで、作戦を変更。
左大腿内側に、瘤を置き、ゆすります。ある程度ゆるんだ後に、鍼を刺し、もっとゆるめます。今度は、膝下に瘤を置いてゆすります。
これらの施術の間、Aさんの手の平にはクスノキの瘤を置き、常に触れてもらっています。
こんな感じで、右側もゆすります。
「Aさん、ユックリと起きてみてください~」
Aさんの背中を触ってビックリ。
「Aさん、背中、ユルユルです~~」
「・・・あ~・・手に木の香りがかすかに残っていて、気持ちいいです。」
クスノキの瘤、手技の一つになってきました。
全身の骨は、3年で新しい骨に生まれ変わる
医療関係者なら、「全身の骨は、3年で新しい骨に生まれ変わる」は、常識です。しかし、患者さんにこの事を言うと、「本当ですか⁉️」と、ビックリ顔をされます。
恐竜が発掘されるときは、骨の状態であったり、殺人事件で遺体が白骨化され発見されるので、骨をモノのように考えてしまうのかも知れません。
あるいは、歯は永久歯が抜けるもう二度と生えてこないので、骨=歯と勘違いしてしまうのかも知れません。
ところが、破骨細胞という血液の一種がホルモンの刺激を受けて、古い骨のカルシウムやコラーゲンを溶かします。その後、骨芽細胞が、新しいカルシウムとコラーゲンを塗って骨を強固にしてくれます。
まあ~~、実際に見たこともないので、解体屋さんと左官屋さんの関係として理解だけはしています。
ところが、人工骨を入れてしまうと、もう二度と再生はしません。入れ歯の様なものです。
というか、入れ歯のような感覚で、人工骨にしてしまっているのでしょうか?
骨は、表皮に覆われたカラダという水袋に浮いており、筋膜が骨を支えていると私は解釈しています。この筋膜がよじれ、もつれて骨を引っ張り変形させているのです。ですから、この筋膜をゆるめると、元に戻っていきます。
骨は、簡単に動きますよ~~❣️
70才後半の男性患者Cさん。
下肢静脈瘤、脊柱管狭窄症。今年2月頃から、歩行がギクシャクし始め、足底が1cmくらいの厚みで痺れています。
約1ヶ月の治療で、痺れはなくなりましたが、2~3日前からの寒さで、足底が痛くなりました。
私としては、痛みが素直に出ているので、少し安心しています。天城流では、足底の痛みを、ふくらはぎ内側の筋膜剥がしで治療します。ところがCさん、ふくらはぎ内側に痛みが余りありません。
『そしたら、積み木療法でやってみるか!』
Cさんは、どんな姿勢でも、動いていても足底に痛みを感じます。仰向きになってもらい、両膝を立てて、ゆっくり左右に倒してもらいます。その際、クスノキの輪切りに痛い足底を乗せ、ゆっくり倒してもらいます。あまり痛みを感じないそうです。
『アレ?もう効いているの?いや、そんな事はない!』
今度は、イボイボだらけの瘤クスノキ(通称:ゴジラ)に足底を乗せます。
「小指が痛い。」とCさん。
「そしたら、別のクスノキ置きますね~~」
「あっ、それは大丈夫です~~」
手が縮んでいるように見えたので、クスノキの木っ端を軽く握ってもらい、ベットの外に腕を投げ出してもらいます。
再び、イボイボのゴジラを足底に敷いてみました。
「小指の根元だけが痛い!」
「そしたら、足の根元の甲の部分にお灸しましょう。」という事で、お灸をする事5分。
「もう痛くないです~」
「そしたら、ベットを下ろしますね~・・・・じゃ~~ユックリ降りて、歩いてみてください。」
「痛くない!?」
さて、何がいつどこで効いたのでしょう?あまりよく分からないまま、治療終了。
カンフル剤って、樟脳剤⁉️
階段を降りる時、膝が痛いという50才代の女性Cさん。
鋭い感覚とおおらかさを合わせ持った素敵な方です。
仰向けになったまま、手のひらにクスノキの瘤(こぶ)を置き、施術中は触れていただきます。途中からは、足底にも。
「アレ?、私こういう施術うけてる時、いつもは目をつむっているのに、ここでは、何か見てる・・・・ガイコツ・・・かわいい❤️」
「・・・あの~、以前、ある患者さんに、『先生、開業する時は、天井が飽きないようにしてよ!患者は、天井ばっかり見てるんだから。』って、言われたんですよ・・・それで、大工さんに、節の多い杉板を天井にお願いしたんですよ。」
「なるほど・・・」
などと言いながら、施術終了。
「先生、手のひら、汗かいてる❣️私、普段汗かかなタイプなのに・・・足のウラも汗❣️」
「そうでしょ!私も、これに触れ続けてたら、手のひらが熱くなるんですよ❣️」
という訳で、改めてクスノキについて調べてみました。
クスノキのの樹皮を除いた材を樟木(しょうぼく、Camphorae Lignum)と呼び、中国の民間では1日5~10グラムを煎じて、胃痛、脚気による関節痛、痛風に用いている。
日本では主としてカンフル(樟脳、Camphora , (英)camphor )の原料にする。
私が使っている積み木も、樹皮を取った樟木(しょうぼく )です。つまり、この積み木を煎じると、胃痛、関節痛、痛風に効くことになります。
カンフル=樟脳なので、カンフル剤とは、樟脳剤のことなのです❣️
カンフルは局所刺激作用があり、軟膏に配合されて神経痛、打撲、しもやけその他の皮膚病によく使われ、また強い強心作用を示し、注射剤の形で呼吸、血管、心臓の興奮薬として心臓衰弱などに用いた。
とあります。
触れていて、熱を感じたのは、このカンフル(樟脳)の作用だったのです。そうすると、Cさんが、仰向けになっても目をつむらなかったのは、杉板の節だらけの天井が面白いと感じたのではなく、カンフル(樟脳)のせいだったようです。
クスノキとは、クスリの木が由来という説もあり、四国ではクスノキの御神木が、数多くあるのも、うなずけます。ましてや、傷を負って出来たクスノキの瘤(こぶ)は、パワーが充満しています。
面白いですね~~もっと、展開出来そうです~
足の冷え
この10日間くらいで、急に冬到来。
ほとんどの患者さんの足底は、冷えています。体調を崩している方もいらっしゃいます。
木火土金水の五行で冬=水。
陰陽で、カラダを見ると、足底は陰。しかも、腎経(五行の水)の始まりが足底にある湧泉(ゆうせん)というツボからです。
解剖学的に考えると、足底には、薄ぺらい屈筋がスルメの様にこびりついていますが、ふくらはぎ、太ももの様にタップリ血液をため込んでいません。そのため、冷えやすいのです。
どう考えても、冬は足底が冷えます。
そのため、ここ10日間、足へのお灸の割合が増えています。この時、足底をクスノキの瘤(こぶ)に置くと、効果があるようです。
五行で考えると、火(お灸)の親は、 木(クスノキの瘤)なので、相性が非常にいいのです。
木を擦(こす)り続けると、火が生じます。ですから、火の親は木となるのです。
まあ~、屁理屈かも知れませんが、そんな事を感じながら施術しています。
写真は、お灸をした後の様子。
60才代のアクティブな男性の積み木療法続報
先日、鹿島(かしま)という1周1・5 km、中央部には100mほどの山がある島に行き、てっぺんまで登ったAさん。
太ももの外側がお疲れだそうです。仰向けになってもらい、腹診。
脾経、肝経、腎経が張っています。これら3つのツボの流れは、全て足にあり、親指付近から流れ始めます。
そこで、クスノキの瘤(こぶ)が足底に触れる様に置き、足の甲をタオルの上から、ユックリ押す事にしました。
「先生、気持ちいい~~、天国じゃ、天使に会うた❗️」
施術者を乗せることの上手なAさん。単純な私はすっかりいい気になり、指圧のサービス。
それに合わせて、Aさんは、流れるように喋ります。
「ペラペラペラ・・・」例の如く、実況中継。
しかし、今回は、私が手技をしている関係で、それらの言葉を書き写すことが出来ません。耳から筒抜けです。情け無い。
Aさんに横向きになってもらい、張りのある太ももの下にゴジラの足様積み木(通称:ゴジ足)
を置き、太ももの上の部分をゴジラ積み木(通称:ゴジラ)で軽く叩きます。
「先生、サンドウィッチじゃ、効く~~」
その後は、「ペラペラペラ」耳から筒抜け、で治療終了。
「先生、今日はワイン飲んだようじゃ。」
ニコニコ顔で帰るAさん。しばらくして、Aさんから電話がありました。
「先生、近くに飯岡神社⛩があるから、行ったらええ。御神木が大きなクスノキで、パワースポットになっとる。」
行ってみると、総代さんがしめ縄作りをしており、お話を伺っているうちに、クスノキを譲って頂くことになりました。この近くにある清水八幡神社でも、大きなクスノキがあり、頂けることになりました。
クスノキコレクターの始まり、始まり❣️