操体法は、素晴らしい!

京都出張治療4日目。

フラダンスをしている70才の女性患者Cさん。脊柱管狭窄、坐骨神経痛と診断され右腰部が、常に凝っています。

そのため、2週間に一度ブロック注射をしています。

仰向けになり、両膝を立てて左右に倒し、どちらが倒しやすいか比べます。右腰部が凝っており、左に倒したとき、引っ張られるため右腰部に痛みを感じます。そこで、操体法治療。

右手甲を右臀部の下に置き、ゆっくりと大きく呼吸をしながら、左に倒した両膝をゆっくりと右側に戻してもらいます。しかし、介助をしている私はCさんの両膝を軽く押さえているので、実際にCさんは、動きません。カラダの内部が動き、筋膜を伸ばします。

これを何回かやり、右腰部をチェック。

「アレ?柔らかい。なんか、いい!」

ということで、7割程度は、治療が終わったような気分です。後は、右下肢圧痛点に鍼治療を行ない、ご自身で操体法を毎日行うように、お願いしました。

ブロック注射の回数を減らし、最終的には、「ブロック注射が必要なくなった!」とご報告したいものです。

一穴一撃

京都出張治療2日目

一か月半前、お尻の右側が痛くなり、長時間の運転ができず、休み休みの運転をしていた30才代の男性Cさん。次に痛みが太もも(大腿二頭筋)に移動して、立っているのが辛くなりました。

その後、痛みは治りましたが、まだふくらはぎに違和感があり、趣味のバスケットをこわごわやっています。

話を伺っているうちに、右下腿の外側に筋膜の極端なねじれがある様に感じました。

そこで、ボヤ~~と右足を見ていると、外くるぶしの20cmくらい上に、硬そうでくすんだ箇所が現れました。軽く押さえると、

「痛った~~~!」

ここだ!と思い鍼を刺ししばらくすると、右下腿がピクッと動きました。これが、ひびきです。

「もういいんじゃないかな~~、チョット歩いてみてくれますか?」

恐る恐るあるくCさん、

「・・・・ん? 大丈夫かな・・あっ大丈夫です!」

ということで、わずか5分の治療。私の最短治療がこのCさんの一穴 一撃です。

ホトケテカタツムル

5月の京都出張治療、初日。

プロのピアノ演奏者として、数十年活躍されている60代の女性患者Bさん。

長年、鍵盤を叩き続けいるため、指の可動域が極端に狭く、手自体が硬く、特に右前腕の外側に

元気がありません。

そこで、右手首から肘にかけてゆっくりと押圧。色白のBさんは、皮膚の変化が見分け安いので、右前腕の回復状態が、すぐさま分かります。くすんでいた皮膚が徐々に明るくなって来ました。

「血が通っているというか、だんだん暖かくなっていく感じです。」

今度は、母指球を丁寧にほぐします。次に、親指のストレッチ。

これは、私のオリジナル手技で行います。その名を、「ホトケテカタツムル」といいます。

ホトケテは、仏手。仏様が玉を持つ時の手の形は、微妙に中指と薬指で包み込むようになります。脱力しつつ玉を確実に持っています。ホトケという響きは、ほどけるにつながり、力みのない解放された状態を表します。

カタツムルは、カタツムリからくる全くの造語です。仏手の中指と薬指を親指に近づけると、カタツムリに似てるいるので、脱力した握り方をカタツムルという動詞にしてしまいました(*゚▽゚*)

指一本一本、手首をホトケテカタツムっていきました。その後は、Bさんの希望によりお灸を中心にの治療。

二の腕(上腕三頭筋)、肩甲骨、胸(大胸筋)にお灸をしました。

「お灸は、気持ちええわ。新京極の方で、いろんな香りのお灸売ってんのよ。お灸女子がはやってるらしいですよ~~」

「そういや~、聞いたことあります。京都にいる間、行ってみますわ!」

やはり、京都に来た甲斐がありました。最終日、是非とも新京極で買います(*゚▽゚*)

治療後、Bさんから下記のメールがありました。

佐伯先生

今日の施術ありがとうございました。

継続していけば確実に良くなる、と確信しました。

練習中のものを弾いてみましたが、指、腕の軽さが格段に違います。柔軟性も変わった感じです。特に右手が。

イラスト処方箋

患者Aさんから、突然の電話。

「先生に教えてもろた所にお灸をしよるけど、まあ~調子は、よろしい。あと、どんな体操をしたらええか、今度診てもらう時に、教えてくれんですか?」

「分かりました。そうしたら、イラストをかいてお渡しします。」

「あ~それはありがたいですわ。治療とは別に、払いますわ。」

「・・・・」

月に1回の京都出張治療だけでは、間に合わないので、毎日の体操を考えて、処方箋としてお出しすることにしました。このバリエーションは、沢山できそうです!

ツボと筋膜

臓器に対応したツボの流れは、12あります。その12の流れと、背中(後正中線)とお腹(前正中線)を流れる督脈と任脈をあわせると14の流れになります。
これらのツボには、名前がついており、361あります。それらのツボのうち、要穴(ようけつ)と呼ばれる大事なツボのほとんどは、肘から下と膝から下にあります。また、これらの部位のツボは、全体のツボの約1/3をしめています。その中でも、手首足首には、重役級の大切なツボが、集中しています。
また、首から上の頭部には、全体の1/5のツボが密集しています。1/3+1/5=8/15 ツボの半分以上は、首から上と肘、膝から下にあります。
半袖、半パンの夏姿ならば、肌が見えているところに半分以上のツボがあることになります。これは大変便利なこと。その部分に適度な刺激を与えるだけで、体調が良くなるわけですから。
さて最近、筋膜という言葉をよく耳にします。これは、カラダ全体を覆っているコラーゲンを主成分とした繊維の集合体です。骨、筋肉、内臓、神経、血管などを覆い、表層から深層まで立体的に支えています。ヘチマタワシをイメージすると分かりやすいでしょう。
この筋膜には、12の浅層、深層の流れがあり、12のツボの流れとほぼ一致しています。数千年の歴史ある東洋医学が見出したツボの流れは、近年話題になっている筋膜のながれのことかも知れません。
患者さんに鍼を刺すと、刺したところからカラダの末端まで電気が走るような「ひびき」と呼ばれる現象が起こる時があります。この「ひびき」の後、カラダが緩みます。
「ひびき」の後のゆるみ現象はなぜ起こるのか?
ここからは、私の勝手な推測です。
これは、深層のからまった筋膜に鍼が触れ筋膜がゆるみ、引っ張りあっていた末端のからまりがゆるむのだと思います。なぜゆるむのか・・・どうも、カラダに含まれている水と関係があるように思うのです。
最近、肩コリの部位に、エコー(超音波装置)に映し出された筋膜のからみに、生理食塩水を注射する治療法が紹介されています。筋膜の主成分であるコラーゲンに水が加わると、ジェル状になるため筋膜がゆるむのです。
「ひびき」もこの生理食塩水に似た現象ではないか・・・筋膜のからみに鍼が入ることで、水の移動があるのではないかと推測します。
一方、15分程度ツボに鍼を刺したままにする治療は、軸索反射を利用しています。
軸索反射とは、ツボにある感覚神経同士に刺激が伝わり、神経性化学物質「サブスタンスP」と「CGRP」という2種類の化学物質を放出する現象。
「サブスタンスP」は、組織間の水分の移動を円滑にし、筋膜をゆるめます。また「CGRP」は、血管を拡張し血液循環を良くします。しかし、この刺激は脊髄や脳には伝わりません。
お灸における刺激も、この軸索反射を利用しています。
また、熱を感知したカラダは、「サブスタンスP」以外にも物理的に水を呼びます。摩擦熱が生じると、冷ますために、カラダは水を集めマメを作ることでも容易に想像できます。お灸の熱を感知し、集まってきた水が、からまった筋膜のコラーゲンと融合し柔らかくなり、コリが解消していく・・・
このように、筋膜とツボの流れ、水と血流は深い関係があるように思います。ここで、もう少しカラダの作りについて説明いたします。多くの人々は、骨格の位置は変わらず建物のように強固なものと思っているのでは、ないでしょうか?
実際には、骨の位置は簡単に動きます。カラダの60〜70%は水で出来ています。この水袋に骨が浮いていると考えた方が良いと思います。そして、その骨をコラーゲン立体的網タイツ様筋膜が支えているとイメージしましょう。このコラーゲン立体的網タイツ様筋膜が、からまると骨も歪みます。
歪んだ骨を元に戻すのは、筋膜をゆるめればいいことになります。
そう考えると、坐骨神経痛とか脊柱管狭窄症などという診断名の呪縛(じゅばく)から解放されるでしょう!

A君に和らぎ操体治療

 

軟式野球部のA君、前日に続き連続来院。
昨日の治療が効いているようで、ボールを投げる動作では、痛みはほとんどありません。
ところが、ひねると左脇腹に痛みがあります。

背中の状態は・・・

『あれ?やわらかい!』

前日の背中とは、全く表情が違います。何が効いたのか分かりませんが、穏やかな背中になっています。
A君の素直な原始感覚がカラダを本来の姿に導いているようです。
ここまで良くなっていると・・・

『左太ももの内側を探れば、もっと良くなる。』

と、チョット根拠のある自信。
左太ももの内側に鍼を刺していきます。ベットから下りて、ボールを投げる動作をしてもらいます。

「あっ、投げた時はもう痛くないです!けど、ひねるとまだ痛いです。」

そこで、グラップラー刃牙のモデルで和らぎ操体の創始者、平直行さんの治療を試みました。
この治療法は、近日中に株式会社カイロベーシックからDVDが販売されます。
そのため、詳細は述べません。興味ある方は、購買されることをお勧めします。
施術後、

「あれ⁉️ひねっても、脇が痛くない‼️」

和らぎ操体、恐るべし!

軟式野球部A君の続編

軟式野球部A君の続編

前回の治療から5日経って来院。
左腰にまだ痛みが残る(ボールを投げた時)そうです。前回同様、氷水袋で冷やすことにしました。
うつ伏せになってもらい、直接皮膚に氷水袋。

「冷たくない?」

「大丈夫です。」

「気持ちええ〜?」

「ハイ!」

しばらく、トントンと小刻みに氷水袋を弾(はず)ませていたのですが、右腰を触ると、熱っぽいので、

「右の方もやってみるね〜〜」

その瞬間、カタツムリに触れたように、右腰が縮みました。

「冷たい?」

「ハイ!」

「ごめん、ごめん?」

『う〜ん、左腰は、深層に熱がこもっとる。それにしても、カラダは正直じゃね〜!』

少年の原始感覚に感心しながらも、チョット冷静な私でした。3〜4分冷やしていると、

「もう大丈夫です。」

充分冷えたようです。今度は、ベットに座ってもらい、背中を改めて見てみます。
脊柱を上から下へ中指で辿っっていくと、腸骨の上あたりが、右に歪んで、左腰の膨隆が
顕著です。そして、同側の左肩甲骨上部も膨隆した分、反対の右肩甲骨下部が張っています。

カラダは、歪みを作り合いながら、バランスを保っています。この背中のバランス関係が、腕や足に反映しています。左の二の腕(上腕三頭筋)、右肘(前腕内側)、左ふくらはぎ(腓腹筋外側)に鍼とお灸。

「ハイ起きて下さい〜。ボールを投げる格好してみて!」

「治療前の痛みが10、全く痛くないのが0。今、どのくらい?」

「3」

再び、ベットに寝てもらいます。今度は、左を上にして横向き(側臥位)。A君が、しきりに、

「ここが、痛いです。」

一番下にある肋骨は、浮いていて触ると、結構痛いのですが・・・A君、その周辺を押さえています。

「よし、そこにお灸をしよう!」

左の首と左の足首の圧痛点に鍼を刺し置き、A君が指定した2カ所に、お灸。

「ハイ、起きて下さい〜〜。さあ、またボール投げてみて〜、今度はどう?」

「うお〜〜、軽い!」

「限りなく0に近い1」

お灸が効いたようです!

ゴジラ発見

全国でも強豪として知られている軟式野球部のA君。
ボールを投げた時(A君は、右利き)、左の腰(骨盤の10cm程上)が、

「ブチッ」

と音がして、背骨が移動した感じ。腕を戻した時にも、同じ音がして背骨が戻ったような感覚だったそうです。凄い感性です。
病院では、炎症と診断されました。左の腰には、湿布が貼られています。炎症している時は、氷水が一番効きます。これは、師匠の今昭宏先生からの教えです。

お灸は火の力を利用しているのですから、氷水の力をお借りするのは、考えてみれば当然のことです。
A君はまだ15才。感性豊かな少年には特に効きます。氷と水を入れたビニール袋を用意します。

「A君、湿布の上に氷水の袋を置いて、突っつくけど気持ちが、ええかい?」

「ハイ!」

「気持ちええのが、のうなったら、言うてや?」

「ハイ!」

右の腰を触れると、同様の熱を感じたので、右腰に氷水袋を置いてみました。

「こっちは、気持ちええ?」

「いいえ!」

「冷たい?」

「ハイ!」

比較する事で、左腰に熱がこもっているのが分かります。しばらく、氷水袋で突いていると、

「もう、いいです!」

少年の感性は、本当に正直です。これだけで、元気をもらえます。次は、腰痛の原因探しです。
あくまで腰痛は、結果です。腰痛の原因は、足あるいは前腕だと推測します。ふくらはぎと太ももの内側に押圧。

「痛いかい?」

「いいえ!」

『・・・・?』

全く痛がりません。『これだけ、反応しないのもそうそう無いな〜〜』と感心しながら、今度は、左腰痛の同則、左前腕を押圧。

「痛い!」

ありました。
肘内側の横紋(肘窩といいます)の下に海底を泳ぐゴジラのような塊。思わず、

「ここじゃ、ここに鍼じゃ!A君、鍼は初めてかい?」

「ハイ!」

「そうか?!・・・そしたら、怖いのう〜〜?」

付き添いで来られているお母さんが、

「何でも、経験よ〜〜!」

と、ニコニコ顔。ついつい、こちらもニコニコ顔。

「あのな〜、一番細い鍼にするけんな〜」

ゴジラの心臓部めがけて、刺します。全く痛みを感じていないA君、拍子抜けの顔をしています。
しばらく鍼を上下に移動させます(これを、スズメがエサを食べるときの仕草に似ているため、雀啄
ジャクタクといいます)。
ゴジラの尻尾や腕にも刺していき、今度はお灸です。

「お灸も初めてじゃろ〜、ちょっとチクッとするけんの。」

「どうじゃ?大丈夫かい?」

「ハイ!」

初めて尽くしのA君ですが、もうすっかり安心しているようです。ゴジラが居なくなってので、今度は、ミニラ探し。左母指球の下の手首付近を泳いでいました。

そこにも、鍼とお灸。

「先生、ボールは右で投げるのに、何で左腕なんですか?」

とお母さんが、素直な質問をされました。

「バットは、左腕を使って振るんです。素振りしよる?」

「ハイ!学校ではやっています!」

正直に答えてくれるA君、家では素振りはしてないようですが、監督さんの前では、しっかり素振りをしているようです。右腕には、ゴジラもミニラもいませんでした。
バットを返す時、左手首と左肘にかなりの負荷がかかります。右腕は、添えてバットコントロールをするだけで、それほど負荷はかかりません。どうやら素振りが原因の一つようです。

ベットから起き上がってもらい、A君に、

「どうしたら、痛いの?」

「ボールをなげたら痛いです。」

「そしたら、投げる格好をしてくれる? どう?痛い?」

「ハイ、痛いです。」

「こっちに来た時の痛みが、10で、全く痛くないのが0としたら、いくつぐらい?」

「2」

「おっ、そしたら、今日は、終了!」

美空ひばりは、凄い

30数年前、胃の摘出手術したのが原因なのか、5~6年前、腰椎の圧迫骨折された70代の女性Bさん。

「背骨の出っ張とるところが、チクチク痛うて、仰向けで寝られんのです。咳するんでも、腰を抑えんと、痛うてできんのです。」

暗い表情で元気のないBさんの治療に入る前に、

「今、石原裕次郎が、流れていますが、(前の患者さんのリクエスト)演歌お好きですか?」

「女の歌手じゃったら、ええんですけど。」

「じゃ〜、美空ひばりで行きましょうか?」

「ハイ、お願いします。」

やはり、この年代の方々は、美空ひばりに勇気づけられ、元気をもらったのです。ひばりさんの話になると、生き生きとしてきます。音楽の持つパワーは大したもの。しかし、初回の治療では、なかなか腰痛は、取れません。3日後に来てもらうことにしました。

2回目の来院。寝ていて起き上がる時、右腰に電気が走るような痛みが来るそうです。右前腕が硬く押すと痛いので、ゆっくりほぐします。少し腰が楽になったので、短時間だけ仰向けになってもらいます。お腹の手術跡を、2本のダイオード鍉鍼をお箸のように使ってほぐします。これが効いたのか、腰が柔らかくなりました。

3回目の来院(5日後)。まだ、背骨の出っ張りがチクチク痛いそうです。いつものように太ももの内側と、ふくらはぎに鍼やお灸。
背骨が痛いので、手首の母指球の下の圧痛点にお灸を5壮。美空ひばりの話をポツリポツリと話しながら、ゆったりと時間が流れ、腰が随分ゆるみました。

「先生、靴下が履きやすくなりました。」

4回目の来院(1週間後)。何が効いたのか分かりませんが、

「先生、だいぶ良うなりました。自然と咳ができます。前じゃったら、腰を抱えとかんと、できんかったのに。」

そこで、前回と同じように治療して終了。

5回目の来院(1週間後)。

「先生、もう腰のチクチクは、なくなりました。」

うつ伏せで、ふくらはぎと膝裏に鍼。Bさん、とても気持ちいいそうで、美空ひばりの唄を楽しんでいます。

6回目の来院(10日後)。

「看護婦さんに、以前よりしゃんとしとる、と言ってもらいました。先生、ここ触ってください。背骨の出っ張りが少なくなってきました。骨って動くんですね〜。」

仰向けになっても全く大丈夫になりました。

7回目の来院(3週間後)
いつものように、太ももの内側とふくらはぎを中心に、鍼とお灸。

「凄い、凄い立ってズボンがはける!」

更衣室から大きな声が聞こえました。

それからは、調子がいいので、1ヶ月後に8回目の来院。
今回は、肩こり。

もう杖をつかなくても、歩けます。様々な行事にも積極的に参加できるようになりました。

やっぱり、「美空ひばりは凄い」

巨刺(こし)という治療法

4日前から、膝屈伸をすると右のお皿(膝蓋骨)の下が痛いA君(17才)。
180cm、70kgの筋肉質な体型です。

太ももや足首の筋膜が縮み、引っ張りあう事で、膝痛が起こると考えます。そのため、写真の様に
鍼を刺し置きします。

刺し置きしている間に、巨刺(こし)と呼ばる古代からの治療法を行います。これは右膝の痛みを、左肘で治す治療法。 丁寧に左肘の圧痛点を探し、鍼とお灸。お灸は、20壮以上。

治療を終えて、

「A君、治療前の痛みが10、全く痛みが無いを0としたら・・・今は?」

「1(いち)」

「もう少し、治療したいので、もう一回おいでよ!」

と言ったところ、

「えっえ〜〜・・・・・」

「あっあ、膝が痛なったら、また来てや。」

と押しが弱い院長でした。