あきらめなければ、痛みも、麻痺も、必ず治る!からの抜粋4

科学的証明

『 1973年に大阪で行われた学会で、はじめてこのYNSAを発表しました。

そして、その翌年の1974年に、スリランカやハンガリーの学会で発表をしたことをきっかけに、世界の多くの国々に呼ばれるようになりました。多くの大学や研究所でYNSAの講義と実技を行うと、大きな反響を呼び、多くの国々の医療に取り入れられていきました。

海外で講義を始めた頃、私が行ったおもしろい実験があります。

当時は針と言えば中国の鍼治療しか知られてなくて、またその針の効果も科学的には解明されていない時代です。YNSAに大変興味関心を持つ多くの医師たちによって盛り上がる中、「本当に効果があるのではなくて、自己暗示による精神的な作用ではないのか」そんなうわさをしている人が数人いることを、ドイツの医者仲間から聞いたのです。

とらえ方は人によってさまざま、関心をもって受け入れる人もいれば、否定的な人がいるのはどんな世界においても言えることです。

それは当然のことと思いながらも、私は、本当に効くんだということを証明する方法はないものか」と、ずっと考えていました。そして、あるおもしろい実験を思いつきました。「生命を持っているが精神的な作用が影響しないもの・・・そうだ、植物だ。野菜に針をさしてみよう私はキャベツに針をさし、育ててみることにしたのです。

宮崎の自宅の庭に4つのキャベツの苗を植え、毎朝病院に、そのうちの2つのキャベツの茎に針を刺す、と言うことを行いました。24時間さして、24時間抜くのです。するとこの実験は、とても驚くような結果をもたらしました。針をささない2つのキャベツは、直径15センチほどの大きさにしかなりませんでしたが、針を刺した2つのキャベツは、30センチ以上の巨大なキャベツに成長したのです。

人間の構造とは異なるとは言え、針の効果は精神的なものによって起こるものではないことを、キャベツが見せてくれました。

しかし、この結果はしばらく封印していました。「こんなことを発表したら、山元はとうとうおかしくなってしまったと思われる」と妻に言われ、黙っていたのです。

ですが、世界の多くの医師たちの研究によって、YNSAの効果が科学的に証明されてきた頃、このキャベツの実験の話をしてみたところ、ものすごく反響がありました。』

農家の方、針野菜🥬なんておもしろいかも・・・

あきらめなければ、痛みも、麻痺も、必ず治る!抜粋3

山元式新頭鍼療法(YNSA)の創始者山元敏勝先生が、YNSAを見つけるきっかけが描かれています。

『ちょうどその頃、中国の頭鍼療法に関する発表がありました。中国式の考えにもとづいた頭部の領域に針を刺す治療法で、麻痺などに効果をもたらすというものでした。私はこの新しい治療法に大変関心を持ち、その方法を学び、治療に取り入れました。しかし、私の中では期待するほどの効果を得られないでいました。

ちょうどその頃です。1章でお話しした、とても敏感な感覚をお持ちの患者さんが、私のもとにみえたのです。脳梗塞による半身麻痺で、左手と左足には感覚がなく、全く動かすこともできません。この患者さんに、中国の頭鍼療法で効果をもたらそうと、必死に頭部にそのツボとなる場所を探していたときです。髪の生え際あたりにふれると、患者さんが麻痺が起こっている左手に何かを感じると言い、そしてわずかに動くということが起こったのです。この偶然をきっかけに、私は、特に体や内臓、脳の部位一つ一つとつながる点を発見しYNSAと言う治療法を確立していったのです。

このつらい痛みがその場でぴたっとおさまるYNSAの治療はたちまち評判となり、病院は体のあちこちに痛みを抱える多くの患者さん達であふれかえりました。当時は病院の隣に消防署があったのですが、病院だけではトイレも足りず、患者さんたちはみな消防署にトイレを借りに行っていたほどです。

私自身も休憩はもちろん、食事をとることさえ難しく、しかし自分が倒れてしまっては治療ができません。いよいよとなった時には病院の裏に車を回し、食事のためにほんのわずかな時間、芸能人さながらに抜け出したこともありました。

私は、地元の皆さんの痛みやつらい症状を救いたい、そういう思いでドイツから戻り、この日南に病院を開きました。ですから皆さんが辛い症状から解放され喜ぶ姿を見る事は、何より嬉しい事でした。そのため私は日曜も祝日も休まずに診療を行い、夜中に具合の悪い方が来られても決して断ることをしませんでしした。

病院には農作業で痛みを抱える人々ばかりでなく、神経痛の痛みを持つ人、リウマチの痛みを持つ人、捻挫をした人、骨折をした人、パーキンソン病の人、麻痺のある人、ありとあらゆる症状を抱える人たちがみえるようになりました。「明日試験があるのに頭が痛くて勉強ができない。先生助けて」そんな中学生までいました。

1日に病院に来られた方はほぼ200人、特に300人を超えることもありました。そのような日が1ヵ月、1年、何十年と続きました。今日まで計算をしても、150万人を超えます。

中にはさまざまな理由から治療の継続が難しく、期待する目標まで効果が届かなかった患者さんもおられますが、このように多くの数の患者さんの痛みやつらい症状、そして麻痺を改善できた事は本当に嬉しいことです。』

150万人の患者さんを治療し、その患者さんのカラダの声を聞き続ける山元敏勝先生の姿勢が、治療家のお手本です。このことを、肝に銘じます。

あきらめなければ、痛みも、麻痺も、必ず治る!抜粋2

あきらめなければ、痛みも、麻痺も、必ず治る!の抜粋2

山元式新頭鍼療法(YNSA)の創始者山元敏勝先生は、1958年アメリカコロンビア大学聖ルカ病院(ニューヨーク)で、すさまじい勢いで場面が展開するアメリカの救命救急医療をテーマにしたドラマのような毎日を過ごされ、1960年ケルン大学病院では、産婦人科の医師として働かれました。

そして1966年に、宮崎県日南で、現在の山元病院の前身である山元医院を開設されました。その頃の出来事を、山元敏勝先生の著書の中から抜粋します。

『毎日、患者さんの治療を行っていたある日、現在のYNSAが誕生する忘れられない出来事が起こりました。

ひとつの偶然が、現在YNSAで道具として使用している、「針」との出会いをもたらしたのです。

神経ブロックで使用する薬には副作用が伴います。そのため、私はいつも過剰な投与を避けることを心がけ、滅菌水に薬を加え、効果は保ちつつ副作用を極力抑える濃度に下げて使用していました。痛みがおさまっても、副作用に苦しむのでは意味がないからです。

しかし、ある日、ご年配の女性の神経ブロックを行おうとした時、滅菌水に薬を添加するのを忘れてしまったのです。滅菌水のみの注射は体に害は与えませんが、大きな痛みを伴います。

この患者さんは注射をした場所に激しい痛みを訴えました。すると不思議なことに、この痛みは、同時に、注射を行った場所以外にも現れたのです。

そして、さらに驚くことが起きました。この注射によって起こった激しい痛みはごく短時間でおさまりましたが、それとともに、もともと治療を望んでいた部位の痛みもすぐに消えてしまったのです。患者さんは抱えていた痛みから解放され、とてもうれしそうに笑っておられました。

この時私は、この現象が、中国式針治療のツボと、ツボが並ぶ道筋である「経絡」に関係があるのではないかと考えました。そして、私はこの時から、針について真剣に研究をし始めたのです。毎日夢中で取り組みました。

これが、その後YNSAで、治療の道具として使用することとなる、「針」との大きな出会いになったのです。

(中略)

私の病院では、ドイツでの医療経験も生かし、産婦人科の診療も行っていました。私は、ここでも陣痛や分娩の際の痛みで苦しむ、妊産婦の姿をたくさん見てきました。出産のときの痛みは女性にとって大切なものととらえる考え方もありますが

「痛い!」「痛い!」と叫ばれる姿は私にはとてもつらく見え、私はかねてより出産をなんとか無痛分娩にできないものかと思っていました。

そこで、1968年に無痛分娩を成功させたのです。

医大を卒業後、アメリカで学んだ麻酔学が針と出会うことによって生まれた成果に、私自身とても驚くこととなりました。

その後、この無痛分娩の回数を増やすとともに、一般的な外科手術にも針麻酔を導入していきました。

西洋医学の麻酔は大きな副作用をともないます。これに対し針麻酔は、副作用が一切ありません。そして術後の回復がとても早いのです。盲腸と言われる虫垂炎の手術では、一般的な麻酔を使用すると手術後ガスが出るまで、水分をとることもできません。しかし、針麻酔での手術では手術中に水を飲むことをもでき、手術後すぐにものを食べることもできます。

小さい子どもも、「手術が終わったらすぐにアイスクリームも食べられるよ」と言うと、手術を怖がりませんでした。

また、一般の外科手術でも、産婦人科での帝王切開手術でも、この針麻酔を使用することで手術後、患者さんは麻酔の副作用に苦しむこともなく、歩いて病室に戻ることもできました。私はこの針麻酔によって2000例以上の手術に成功をおさめました。』

宮崎でのセミナーで、針麻酔の映像を見ましたが、それは強烈なものでした。

意識がしっかりある患者さんの膝を、山元先生がノコギリで切り落としたり、切開手術時、勢いよく飛び起き、切開した自分のお腹を見ようとする患者さんを、2人の看護師さんが必死で押さえつける場面等。

山元敏勝先生の挑戦は、今なお続いています。

 

 

 

 

 

 

 

あきらめなければ、痛みも、麻痺も、必ず治る!抜粋1

山元式新頭鍼療法(YNSA)の創始者・山元敏勝先生の著書「あきらめなければ、痛みも、麻痺も必ず治る!」という本を改めて読み直し、これは紹介すべきだと思いました。そこで、この本を抜粋して何回にも渡って山元式新頭鍼療法をご紹介しようと思います。

「はじめに」からの抜粋

私は、生まれたときから、痛みを抱える人たちに囲まれて育ちました。

宮崎県の日南(にちなん)に生まれ、自分の家もまわりの農家。親や周囲の人々が日々忙しく田畑の仕事に追われ、腰、そして手足などに痛みを抱えながら働く姿を見て育ったのです。

(中略)

東京の医大を卒業した後、さらに医学を研究したい思いからアメリカに渡りました。

その後10年間、ニューヨークのコロンビア大学聖ルカ病院やドイツのケルン大学病院などで医師を務め、そこで学んだ多くを抱え、生まれ故郷である宮崎日南にもどり、1966年、山元医院(現在の山元病院)を開院しました。

(中略)

私はこのYNSAで、今日までの約50年間に、首や肩、腰、手足などの痛み、関節痛、神経痛などのあらゆる痛みとりのぞいてきました。また、原因不明のめまい、激しい耳鳴りなど、さまざまな体の不調を改善してきました。

そして、それだけにとどまらず、リウマチで硬直していた手が開く、パーキンソン病による手足の震えが止まる、また、脳出血や脳梗塞の後遺症による麻痺で動かなかった体が動くようになるといった、私自身でも時に驚くような効果を生んできたのです。私がこれまでに治療させていただいた患者さんの数は、自分でも驚くような数ですが、のべ150万人にものぼります。

私は、痛みや麻痺、難病に苦しんでおられる、さらに多くの方々への治療に生かしてもらうために、1973年に大阪で行われた学会で、このYNSAを発表しました。その後海外でも発表を行うと、このYNSAの高い治療効果に、大変多くの医師の方々が関心を寄せてくれました。そしてYNSAは、多くの国々に普及していきました。

現在では、医療大国であるドイツ、またブラジルを中心に、アメリカ、オーストラリア、イタリア、スペイン、オーストリア、スイス、ハンガリー、ルーマニア、フランス、ポーランド、イスラエル、ギリシャなど、多くの国々の医療に取り入れられています。そして医療に保険の制度を取り入れている国では、その多くで、YNSAは保険治療の対象として認められています。患者さんは保険でYNSAの治療を受けることができるのです。ブラジルでは政府によってYNSA専門の病院が作られ、ハンガリーのブタベスト大学には、大学付属のYNSAの研究所があります。私の考案したYNSAは、世界中で大きな効果を発揮する治療法となりました。

                                     (中略)

しかし、とても残念なことに、日本の医療の世界は新しいものに対してとても消極的で、海外の国々とは考え方がまったく違うのです。高い医療の効果を目の当たりにしても、なかなか新しい治療法を取り入れようとはしません。私が2007年より行っているYNSA セミナーには、医療に携わる多くの方々が参加され、ご自分の治療にYNSAを取り入れられる方々が増えてきました。しかし、それでも、世界の国々に比べると、YNSAは日本ではまだまだ知られていません。

(中略)

この本では、YNSAでどのような症状が改善するのか、また、どのような方法で治療を行い、そしてなぜこのような効果が生まれるのかを、わかりやすくお伝えしたいと思います。

そのため、これまで出版した学術書に盛り込んできた細かい研究データや学術論文的な内容にはあえて触れず、とにかくわかりやすいことを心がけて1冊の本にしました。

この本がつらい痛みや症状で悩む多くの皆様やご家族の方が一歩前に踏み出す、そして、明るい笑顔を取り戻すきっかけとなってくれることを思ってくれると大変嬉しく思います。

山元敏勝

これで、海外では認められ随分普及している状況と、閉鎖的な日本の状況がお分かりになったと思います。

チラシとポスター

先日、松山市針灸師協会の研修会がありました。コロナヴィールスの影響で、チラシとポスターを受け取るだけで、説明会は開かれませんでした。

とっても素敵なチラシとポスターなので、当院に置いたり、貼ったりすると、患者さんが注目してくれます。

松山市の指定施術所(あじさいの杜鍼灸院は、指定されています)で施術を受ける患者さんで、国民健康保険あるいは後期高齢者医療制度加入されている方は、松山市から1回の施術に対して、1000円の助成金を受けられます(1か月で8回まで受療できます)。

具体的にいうと、当院では1回の施術料が4000円ですが、国民健康保険・後期高齢者医療制度に加入の方は、施術料が3000円となります。

また、学生で国民健康保険加入の方は、学割(2500円)ー助成金(1000円)=1500円で施術を受けることが出来ます。

また、チラシにいいこと書いているのです。

(はり・灸はこんな病気に効果があります) とあり

1.整形外科系の病気 2.脳神経科系の病気3.循環器科系の病気 4.呼吸器科系の病気 5.消化器科系の病気 6.耳鼻咽喉科系・口腔器科系の病気 7.泌尿器科系の病気 8.眼科系の病気 9.産婦人科系の病気 10.小児科系の病気 11.内分泌科の病気 12.皮膚科系の病気(病名は写真を参照してください)。

また、はり・灸の特徴を

1.生活習慣病などの予防医学のひとつとして注目を集めています。

2.身体と心のバランスを調える全身治療で自然治癒力を高めます。

3.痛みを和らげ、血行を改善し、病気に対する免疫力を強めます。

4.習慣性や副作用がなく、安心して治療を受けることができます。

当院に来られる患者さんの多くは、鍼の効能がこんなに多くあると思っておられません。これからは、施術する鍼灸師がもっと積極的に発信しないといけないようです。自信を持って!

完璧

首を長くして待っていた、籐(とう)の回転イスを佐川急便のお兄さんが運んでくれました。治療法を山元式新頭鍼療法(YNSA)にする以前、患者さんはベッドで仰向けになっていただき下肢、上肢に置鍼をする事が多かったのです。気がつくと治療時間が90分、などという事がよくありました。

ベッド以外で治療するのは、ギックリ腰でベッドに寝れない患者さんのみでした。

ところが、山元式新頭鍼療法(YNSA)に移行してからは、患者さんは座位。治療時間も、15~20分と短縮と大きく様変わりしました。そのため、イスが大切な治療グッズなのです。普段私が使用している回転式丸イスを、患者さんと共有していたのですが、お尻に肉が少ない患者さんには、少し不評だったように思います。

本日届いた籐(とう)の回転イスは、座り心地抜群です。少し座高が低い(32cm)ので、背の低い女性患者さんにはぴったり。ただ、背の高いアメリカ人の患者さんだけは、四角いイス4個並べた上に籐(とう)の回転イスを置いて対応してみます。う~ん、完璧❣️

YNSA 上級コース2

大阪で、山元式新頭鍼療法(YNSA)の上級コース2という最終セミナーがあり、今終了。

加藤直哉先生のセミナーでは、必ずコーヒーブレイクとして、余談が3~4回あるのですが、今回は新型コロナウイルスとマスクの関係がほとんどでした。結論からいうと、マスクを掛けていても、いなくても差はほとんど無く、布地のマスクでは、感染率が上がることが分かりました。

今回の上級コース2のセミナーでは、マスク持参が義務付けされていました。ところが、うっかりものの私、忘れてしまいました。京都の薬局をハシゴするも、全く在庫がありません。仕方なく、キッチンペーパーを買い、YouTube で「キッチンペーパーでマスク作り」を見ながら、簡易マスクを作りました・・・・が、宿泊先(京都のロンドクレアント)ご主人から1枚マスクを戴く事に。

ありがとうございました。お陰でスムーズにセミナーに臨(のぞ)めました。次回の京都出張治療時に、マスクお返しします‼️

今回のセミナーでの気付き。

①我流(片側ずつの触診)で首診をしており、患者さんの正面から首診をし、左右差を患者さんに聞分けてもらう様にしていなかった。

②首診の個所に微妙な差異があった。

③頭頂部のJソマトトープ、Kソマトトープ(小さな人型)の生い立ちとイメージが理解できた。

と、収穫の多いセミナーでした。今年11月15日(日)に全国大会があり、認定試験に臨む予定です。

お灸の話

 

私が30才くらいの頃、鍼灸師のS先生からお灸を習いました。そのため、お灸が日常生活に自然と溶け込んでいました。結婚して妊娠が分かり、S先生に相談すると、

「お腹の周りを、気持ち良くお灸してあげるといいですよ・・・・そうすると、首のすわった赤ちゃんが生まれます。」

と、教えて下さいました。それからは、1週間に4~5日お灸をしてから眠るように心がけました。お腹が大きくなっても気持ちいい程度、お灸を続けました。そして、臨月・・・ところが、難産。半日以上経ち、麻酔注射でやっと出産となりました。すると、生まれて来る我が子、ニョキニョキと首をそらしているのです。抱いても首のふらつきが無い(半分以上親バカです・・話半分で聞いてください)様に思いました。

夜のドライブ中に、我が子の夜泣き。こんな時は、※身柱(ちりげ)にお灸2壮すれば良いと教わりました。そこで、ドライブインで駐車し、お灸を2壮。

「ぶう~〜」

大きなオナラをすると、すやすや眠ってくれました。それから数日経ち、再び夜泣きが始まり、前回同様、お灸を2壮。

「ぶう~~」

この時、お灸の力を確信しました。こうなると、夜泣きがちょっと楽しみになって来ます。再び夜泣きです・・・・ところが、一向に泣き止みません・・・これを機に、多分夜泣きに灸はしなくなったように思います・・・ただ、効くこともあります・・・オススメします。

※身柱(ちりげ)は、赤ちゃんがハイハイをしていて、首を上げた時、くびれるところです。抱っこしていて、「よしよし」とたたく首の下あたりです。

近藤林内物語

明けましておめでとうございます⛩

本年も宜しくお願い申し上げます。

大晦日から、正月三ヶ日は寝正月、ゆっくり出来ました。私ごとですが、この4日間、私には宿題がありました。それは、「近藤林内物語」という自費出版(林内会)の表紙デザインです。 

この本は、郷土の偉人を子供達に紹介するもので、私が描いたイラストを、1ページに1枚ほど載せて、読みやすくしています。私の生まれた旧温泉郡川内町河之内というところには、近藤林内という庄屋さんがいて、酒造で財を成し、その財を、神社の再建、小学校、橋建造などに使って地域に貢献しました。

現在では、「林内会」という近藤林内研究会が、その功績を後世まで残す努力をしています。

日本は一極集中という、病気を患っています。血流が体幹だけに行き、血液が末端に行かない極端な冷え性になっています。限界集落という冷え性です。

冷え性を治す方法は、色々ありますが、山元式新頭鍼療法(YNSA)では、基礎治療として、脳、頸椎、胸椎、腰椎の調整をします。つまり、基礎治療が最も大切な治療で、これを行うことで、内臓の働きに関与する自律神経を刺激します。

この基礎治療にあたるのが、日本の政治、基本方針だと私は思います。政治家がしっかりしたビジョンを打ち出さなければ、一極集中という病気はなかなか治らない。ところが、これに期待は出来ません。

それならば、冷え性になっているところを、足湯のように、暖めて対処療法をするのも一つです。私は、あえて対処療法と言いましたが、例えば、手が冷え性で困っている時、冷水と45℃のお湯に手を入れ、血流を良くすると、それだけで全身が暖かくなり、血行が良くなることがあります。

つまり、末端から、カラダ全身に影響を及ぼすことは、可能なのです。今回の「近藤林内物語」もその一環であると思っています。

挿絵を何枚か載せます。

 

今年を振り返って

今年は、「あじさいの杜鍼灸院」の分岐点でした。

去年、私の母校・東京医療専門学校(呉竹学園)で、卒後研修があり、お世話になっていたN先生から、山元式新頭鍼療法(YNSA)を紹介していただきました。最初は、それほど興味を持った訳ではなかったのですが、山元先生のお弟子さんで、医師の加藤直哉先生の本を読み、目から鱗が落ちてしまいました。

今まで学んできた鍼灸は、一体何だったのだろう?もし、これが本当ならば、とんでも無い事だ!と心から思いました。それならば、「百聞は一見にしかず」山元先生に会いに行こう・・・と、今年2月26日~27日の宮崎市の山元リハビリテーションクリニックのセミナーに参加。

そこで、山元先生の神技を目の当たりにし・・・『山元先生は、神に一番近いお方だ』と思いました。それから、一気に突っ走って今日に至っています。まだ上級1コースを終えただけです。2月22日、23日の上級2コースで修了。と言っても、やっとこれで、山元式新頭鍼療法(YNSA)の基礎を学んだだけです。

来年は、ワンランクアップしようと思います。

2月15日、16日には、トルコ人医師Levent Tekci 氏によるセミナーにも参加します。氏は、500人の弟子を育て、自らが見つけたツボで、多くの難病患者を救っておられます。

トルコ山元式新頭鍼療法(YNSA)の第一人者で、YNSAにおける筋膜理論を展開されています。少しずつ学んでいこうと思っています。