腹式呼吸法

患者さんの中には、呼吸法が苦手で浅い呼吸になる方がいます。

そこで、イラストを描いて見ました。

私は、呼吸法の専門ではありませんが、毎日呼吸をしているので、呼吸法を語ることはできます。

浅い呼吸をしている人は、肋骨周りの肋間筋を使って肋骨を上下する胸式呼吸になっています。

深い呼吸が出来ている人は、横隔膜が大きく上下する腹式呼吸をしています。

横隔膜は、胸と腹を横断しているアーチのような筋肉です。この筋肉の上には、肺と心臓、下には肝臓と大変重要な臓器があります。ですから、腹式呼吸をすることが臓器に影響を及ぼすことは、容易に想像できます。

そんな事、分かっている・・・・けど、出来ない!

そんな方のお手伝いになれば、幸いです~~

操体法は、素晴らしい!

京都出張治療4日目。

フラダンスをしている70才の女性患者Cさん。脊柱管狭窄、坐骨神経痛と診断され右腰部が、常に凝っています。

そのため、2週間に一度ブロック注射をしています。

仰向けになり、両膝を立てて左右に倒し、どちらが倒しやすいか比べます。右腰部が凝っており、左に倒したとき、引っ張られるため右腰部に痛みを感じます。そこで、操体法治療。

右手甲を右臀部の下に置き、ゆっくりと大きく呼吸をしながら、左に倒した両膝をゆっくりと右側に戻してもらいます。しかし、介助をしている私はCさんの両膝を軽く押さえているので、実際にCさんは、動きません。カラダの内部が動き、筋膜を伸ばします。

これを何回かやり、右腰部をチェック。

「アレ?柔らかい。なんか、いい!」

ということで、7割程度は、治療が終わったような気分です。後は、右下肢圧痛点に鍼治療を行ない、ご自身で操体法を毎日行うように、お願いしました。

ブロック注射の回数を減らし、最終的には、「ブロック注射が必要なくなった!」とご報告したいものです。

イラスト処方箋

患者Aさんから、突然の電話。

「先生に教えてもろた所にお灸をしよるけど、まあ~調子は、よろしい。あと、どんな体操をしたらええか、今度診てもらう時に、教えてくれんですか?」

「分かりました。そうしたら、イラストをかいてお渡しします。」

「あ~それはありがたいですわ。治療とは別に、払いますわ。」

「・・・・」

月に1回の京都出張治療だけでは、間に合わないので、毎日の体操を考えて、処方箋としてお出しすることにしました。このバリエーションは、沢山できそうです!

息食動想を光三原色で

操体法の基本概念、息食動想を光の三原色という自然現象に当てはめました。

食は、1日で1時間程度の営みのため、外します。
残りの息動想は、死に至るまで刻々と瞬時に変化します。
それぞれが100%ならば、重なった部分が真っ白になります。これが理想ですが、まずありえません。
重なった部分の明度が60%以上だったら、大丈夫。

そんな生き方をしましょう!

光を当てる部位が、環境となります。この環境は、光と逆に、明度が下がれば下がる程いい環境。
真っ黒が一番いい環境。