冷え1

 

最近、水を大量に飲む大量の汗かきの人とか、手足がほてっている人とかに出会うことが、多くなっています。そこで、非常識の医学書で石原結實先生が書いている個所を2日にわたって抜粋します。

『手足が冷たいのが冷え性と考えられがちですが、暑がりで、手足がほてっている人の中にも意外にも冷え性の人が多いものです。

おなかを触ってみて冷たい人、汗かきの人は冷え性といっていいでしょう。手足のほてりは体内の熱が外に逃げていて、表面だけが熱いだけと思われます。

(中略)

手足がむくみやすい人も冷え性傾向があるといっていいでしょう。冷え性かどうかはお腹の冷たさ、汗の量、むくみなどで判断できます。

体温の低下が生じると、体の全細胞、臓器の代謝が悪くなります。心臓、血管系の働きも低下し血液の流れが悪くなり、まず、体表を走る静脈系の小血管の血液の流れの滞りとして現れてきます。

それが東洋医学の瘀血です。瘀血によるサインは、目の下のクマ、赤ら顔、青あざができやすい、唇が紫っぽい、歯茎の色素沈着、クモ状血管腫、手のひらが赤い、痔による出血、生理不順、不正出血、下肢静脈瘤、肩こり、めまい、動悸、息切れ、神経痛といった症状で現れます。こうした症状を放っておくと炎症や腫瘍、心筋梗塞、脳梗塞などの病気に移行する場合があります。ですから、冷えが万病のもとといわれるゆえんです。』       (つづく)

がんを自分で治すポイント

昨日に続いて、石原結實先生の著書『「前兆」に気づけば病気は自分で治せる』から、がんの大原因②の「自分で治すポイント」を載せます。

『ヨーロッパの自然療法病院では、昔からがんの治療法として、ニンジンジュースを用いてきた。

(中略)

私の周りにも、ニンジンジュースでがんを治した人は何人もいる。

高校時代の友人で、アメリカで鍼灸師として活躍しているK君は、ある時痛みを伴わない血尿がドバッと出た。検査の結果、膀胱がんとの診断を受けた。大学病院での手術を待つまでの約1ヵ月間、毎日1リットル以上のニンジン・リンゴジュースを飲んで、「さぁ手術」と手術前の検査をしたら、がんが消えていた、という。

(中略)

さらに、35歳のGさんも、抗がんの治療のため、両側の睾丸を手術し、その後、肺に転移したが、ニンジン・リンゴ・キャベツジュースを毎日1リットルのみ、食事は2食の玄米食にしたところ、転移したがんも消失し、今は元気にしている。Gさんは、この自然療法の効果に感激し、一流企業の勤務先を辞めて、今は自然食品店を経営しているほどである。

もちろん、ニンジンジュースさえ飲めば、がんがすべて治るなどとはいわないが、治る可能性を秘めた一つの自然療法であるとはいえるであろう。

がんは予防が一番大切である。しかし、不幸にしてがんにかかってもあきらめることはない。手術は仕方ないとしても、その後の再発転移の予防のためにぜひここにあげる自分で治すポイントを1つでも2つでもできることから始めると良い。また、化学療法や放射線療法を受ける羽目になっても、体を温め、ニンジンジュースや玄米、生姜、紅茶、ごま海藻などの「抗がん食」をとっていれば、副作用も少なくてすむはずである。

要は、自分でやってみて、「体調がいい」「気分がいい」ことが実感できれば、それを続けることだ。その「感じ」こそ、自分の免疫力の増強を示しているのだから。』

がんの大原因②

昨日に続いて、石原結實先生の著書『「前兆」に気づけば病気は自分で治せる』から、がんの大原因②ー低体温

を、ご紹介します。これは、石原結實先生が、若い頃、スイスのベンナー病院において薬を一切使わないで、「昨日入院したB患者は、血糖値が高いので、タマネギで作ったサラダをしっかり食べさせましょう」など日本(世界)の病院ではありえないデイスカションが行われていたのを見学体験され、ベンナー病院のような病院を作ろうと決意された中から指摘されたものです。少々長くなりますが、興味ある方は、お付き合いしてください。では、どうぞ!

『がん細胞は35.0℃で一番増殖し、39.3℃以上になると死滅することがわかっている。つまり、低体温=体の冷えが、がんをつくる大きな要因になることを意味している。

がんは心臓や脾臓、小腸にはまず発生しない。なぜなら、心臓は体重の200分の1しかないのに、体熱の9分の1を産生するほど熱を生み出す臓器であるし、膵臓は赤血球が集まりが赤くて、体温が高く、小腸は食物の消化のために常に激しく蠕動(ぜんどう)し、やはり体温が高い。逆に、がんが多発するのは、食道、胃、肺、大腸、子宮などである。

これらは中空になっており、まわりにしか細胞が存在しないので、体温が低くなりがちだ。その上に体温より低い外界と常につながっているため、さらに冷えやすい。

また、女性の乳房も胴体から突き出ているため、温度が低くなっている。大きな乳房の人ほど乳がんになりやすいのは、乳房に栄養を送る動脈の数は乳房の大小にかかわらず同じなので、大きい乳房ほど冷えやすいということだろう。

世界で初めてがんの自然治癒を発表したのは、1866年ドイツのブッシュ医学博士であるが、がんにかかった後、自然治癒した人の全員が、肺炎にかかって発熱した人だった。以後、発熱により、がんが治った症例はいくつも発見され、ヨーロッパの自然療法病院では、患者を45度くらいの熱い風呂に入れたり、アルミホイルのようなもので体を包み、熱を加えて、体を温めたり、というような温熱療法が行われていた。

いまや現代医学でも温熱療法が取り入れられるようになっている。

つまり、がん予防治療のためには体を温め、体温を上げることが肝要である。体温の40%以上は筋肉で発生するので、ウォーキングを始めとする運動、入浴などで、常に体を温める必要がある。こう考えると、がん激増の背景に、日本人の低体温化があることは間違いない。』

がんの大原因①

昨日に続いて、石原結實先生の著書『「前兆」に気づけば病気は自分で治せる』から、がんの大原因①ー食べすぎ

を、ご紹介します。2人に1人が、がんになるとマスコミがあおっています。これは異常なことなのに、当たり前と思われている異常なことに気づいてもらいたいのです。では、どうぞ!

『がんに関して、データからはっきりしていることは、戦後、それまで日本人に多かった胃がん、子宮頸がんは減少し、変わって、欧米人に多い肺がん、大腸がん、乳がん、卵巣がん、子宮体がん、前立腺がん、すい臓がん、白血病、食道がんなどが増加してきたという点である。すなわち「がんのタイプが欧米化」したと言えるわけだ。

(中略)

がんのタイプはなぜ変わったのか。

肉、卵、牛乳、バター、マヨネーズに代表される欧米食は、一言で言うと高脂肪食だ。血液中のコレステロールが増加すると、女性の場合、卵巣の中でコレステロールを原料にして、女性ホルモンが多量に作られる。そのその結果、ふんわりと色白で乳房やお尻も発達した女性らしい体型になるが、女性ホルモンに支配されている乳房、卵巣、子宮体部にがんが発生しやすくなる。男性の場合は、睾丸でコレステロールから男性ホルモンが作られ、過剰になると前立腺がんが多発してくる。

また、高脂肪食を消化するために、胆汁の分泌が増え、その胆汁酸が腸内の悪玉菌の働きでデヒドロコール酸に変化し、これらが大腸粘膜に作用し続けると、大腸がんを誘発する。』

テレビでは、欧米食のグルメや大食い番組が今だに大流行り!これこそ2人に1人が、がんになるという大原因のようです。

森下敬一説

 

私が、尊敬してやまない森下敬一博士のお弟子さんである石原結實先生の著書『「前兆」に気づけば病気は自分で治せる』にがんは血液浄化装置であるという一節があります。これは、森下敬一博士が唱えられた説です。カラダは常に血液を浄化しようとしています。理由は、血液が酸素を細胞に送り、老廃物をカラダの外に出す呼吸に関与しているからです。息をしないとカラダは死んでしまいます。そのため、けなげにカラダは血液をきれいにしようと働いているのです。それを頭に入れて、読んでみてください。

『がんは、血液の汚れを固めてその場で処理する「浄化装置」なのである。

そのため、がんを手術で切りとったり、放射線や抗がん剤で消滅させたとしても、その人が同じ悪い生活習慣を続けて、血液を汚せば、新たな浄化装置を作ってくるのである。これを現代医学では、「転移」といっている。抗がん剤や放射線は多量の活性酸素を発生させ、さらに血液を汚してしまうので、これらの「治療」をした後は転移が早まることもよくあるという事実も、十分に肯定できるのだ。

(中略)

風邪を引く、発熱、下痢などは、血液の汚れをその時々で体が敏感に察知し、きれいにしようとする反応なのだ。

したがって、ときどきは発熱したり、下痢をしたり、発疹を出したりしているほうが血液が汚れなくて済むので、がんなどの大病にはかかりにくいということもいえるわけだ。』

ニラ塩湯

石原結實先生が、20年前に出版された『「前兆」に気づけば病気は自分で治せる』という問診と家庭内でできる処方箋を列挙された本。これは、非常に勉強になります。その中で見つけた「ニラ塩湯」を作って飲んでみました。

「ニラ約20グラムをミキサーにかけてできた「泥のような汁」をふきんでしぼり、そのしぼり汁を茶碗に入れ、粗塩かハチミツ少々を加えて、熱湯を注いで飲む。ニラは特に女性臓器への血行をよくし、婦人病の改善に有効。」

ヒマラヤ岩塩と黒砂糖で味付け・・・・お世辞にも美味しいとはいえません。ただ、お腹が温まることはたしかです。女性患者で冷えておられる方が多いので、これは薦めてみようと思います。

こむら返り

 

男性患者の奥様が、夜中にこむら返りで目覚めるそうです。そこで、「石原医学大全」からの引用を下記に記します。

『下肢のこむら返りは下半身の力の低下である腎虚(老化のサイン)で、下半身の力と比例する目や耳の力の低下(老眼・白内障・疲れ目・耳鳴り・難聴)の症状のほか、起床時の手のむくみ(体内の水分の代謝の低下=腎機能の低下)や皮膚の乾燥・かゆみを伴うことも少なくない。

ただ朝の「手のこわばり」だけが存在するときは、リュウマチの初発症状であるので要注意。』

下半身の低下・・・・ですから、太ももをしっかり鍛える事と、根っこの植物をしっかりと食べることが重要になってきます。

こむら返りが、

「おいおい、下半身鍛えてよ!」って、叫んでいるんですね!

メジャーで健康測定!

 

「石原医学大全」で、面白い報告があったので、紹介いたします。簡単なヘルスケアなので興味ある方は、メジャーで測定してみてはいかがでしょうか?

『次はスウェーデンからの報告だ。45歳から83歳までの男女約八万人を対象に、7年間追跡調査が行われた。調査結果を分析した結果、「ウェストのサイズが10cm増えるごとに心臓病発症のリスクが15%高くなる」ことがわかった。アメリカの著名な健康雑誌「Prevention」は、その名(Prevention=予防)の通り予防を目的としたヘルスケア情報の提供を目的としている。そこに掲載されたのがウェストサイズと健康度を示すデータだ。

ウェストを身長で割ったときの数値が2分の1以上になると、心臓病、糖尿病、脳卒中での死亡率が2~4倍に跳ね上がるという。メジャー1つで自分の病気リスクを測ることができるのだ。』

ちなみに私は、76cm÷170cm=0.447

76cm÷169cm=0.449でも大丈夫そうです。ウエスト76cmキープを目指します!

体を清める

私が1日1食で非常に健康なのですが、多くの人々から白い目でみられます。本日午後1時30分に体温を計ると何と37.4℃。非常に元気です。

そこで、腸から体がよみがえる「胚酵食」森下敬一先生、石原結實先生の共著から一節を引用します。

『「食べる」と言う行為は胃腸に大いなる負担を強いる行為です。食べすぎて胃もたれした経験はどなたにもあるでしょう。「食事量は加減していますから」という方であっても、「1日3食」がすでに過食。胃腸にとっては大変な重労働なのです。

3食を目いっぱいに食べていると消化吸収器官は休む間もありません。胃もたれや胸焼けなどはかわいいもので、その作業に専従するあまり、腸が造血器官としての役割を果たせなくなってしまいます。食べ過ぎによって健康な血液の製造が阻害されるというわけです。

さらに、消費しきれなかった栄養素は、腸内環境を悪化させ、老廃物となって血液を汚染し、血液の汚れが付着した血管の径は狭くなり、血管は柔軟性を失って、心臓は狭い血管内に血液を通すため、重労働で血圧が上昇。ドミノ倒しのように次々にトラブルが発生してしまいます。これらが積もり積もって、体調不良からガンまで引き起こされるのですから、食べ過ぎが健康に寄与することなど、全く持って1つもないのです。

過食にこれだけ害があると言う事は、裏返すと「飢餓には多くの健康効果がある」ということになります。』

大食い、グルメなどで煽られ、踊らせられて健康を害するくらいなら、食べないで体を清めようと思いませんか?

待望の本が届く!

腸から体がよみがえる「胚酵食」という森下敬一先生と石原結實先生の共著が届きました。その冒頭に石原結實先生が書かれている一節をご紹介します。

『小鳥や鶏が卵を抱いている途中(小鳥は14日、鶏は21日で孵化するその間)、卵を割ると、黄身が血液(赤血球)で赤くなっている。その時、骨髄や腸など存在しないのであるから、これは血液がまずは経絡(気の通り道)でできていることの証明である。

漢方医学は非科学的のようで、実は今の進んだ西洋医学から見ても、2000年も前に、物事の本質をついている理論を言い当てている事象が多々ある。

「食が血となり、血が肉となる」。つまり食物が腸で血液(赤血球、白血球、血小板)となり、それが肉になっていくというのもそのひとつだ。生命にとって一番大事な血液が腸でなく、骨の中でできると考えるほうが不自然だ。腸は植物の「根」にあたり、あらゆる生命活動の「根源」になる部分だからだ。

こうした森下医学論をもとに、森下博士は60年の医療活動に置かれて、玄米食を始めとする発酵食を駆使して、ガンをはじめ幾多の難病・奇病の治療に当たられ、多大な業績・功績をあげられてきた。森下博士のご研究・業績はノーベル医学・生理学賞に値すると私は確信している。』

生命の本質を改めて考える必要があると思います。