豫洲久米郡名越邑金比羅寺

 

豫洲久米郡名越邑金比羅寺来由記

という漢語の文献が出てきたので、地元の漢学者が和語に訳し、惣河内神社宮司が、子供でも分かる言葉に置き換えて、紙芝居を作っています。それを、来週の26日にお披露目します。その絵をヒマな時(今週は、ヒマが多いのです・・・)に私が描いています。400年前に建立された金比羅寺の由来、エピソードが松山のお殿様まで巻き込んだ史実として描かれています。

お披露目前に、内容を詳しく喋れませんが、この話には惣河内神社の太鼓の音が誰も叩いていないのに聞こえて来て、「河之内の不思議太鼓」と呼ばれたとあります。惣池内神社は803年に創立されたと言われていますが、その横に金比羅寺は位置しております。地元では、この惣河内神社と金比羅寺をまとめて、「こんぴらさん」と呼び、「おみや」が惣河内神社、「おてら」が金比羅寺となっています。明治時代以前は、神仏混淆(しんぶつこんこう)という神道と仏教が融合された素晴らしい思想が1000年も続いていたのです。

その辺りのお話なのです・・・・・

温故知新を改めて感じています。イラストは、没(ボツ)になったものです。

9月26日にお披露目なのですが、詳しい情報後日もう一度紹介致します。

クスノキ のチップ

治療中、玄関前が何やら騒がしいので、覗(のぞ)いてみると、弟がクスノキのチップをドンゴロスに入れ、運んでいました。全部で15袋、相当な量です。ありがたい事です。それを駐車場に敷き詰めると・・・まだまだ埋まりませんでした。結構広い駐車場です。

クスノキは、近所の飯岡神社の境内から運び込んで、チェーンソーや卓上丸ノコで輪切りにし、愛媛県立美術館で6日間展示した後、実家まで運び、弟がチップにして再び、駐車場へ。

手作りの空間のため、作品の中にいるような感覚になります。そこに身を置いてボーッとしていると、4年半前に住んでいた東京世田谷の駐車場、道路等と比較している私がいました。

こんな贅沢な空間、東京では難しいだろう。地方にある何気ない素材が、大都会では貴重なモノとなる。今後ますます地方が地方の良さを再発見して、どんどん面白い事をやっていける。そんな、期待感が生まれてきました。

またふと、アメリカの公園を思い出しました・・・・アメリカの公園では、滑り台のまわりは必ずこのチップに囲まれて、子供の安全を考えています。これは、学ぶべきこと。地元の小学校から始めてみるのもいいかもしれません。

台風で期待していた雨がサッパリ、風だけでした。

ところが、今日は久々の雨。そこへ、竹を積んだ軽トラが、勢いよく駐車場に入ってきました。

「先生、竹持って来ました・・・・・・小降りじゃけん、今のうちにと思うて・・・・」

私は、予約の入れ忘れ!・・・と、一瞬ドキッとしたのですが、どうも雰囲気から違うと思い直しました。無農薬栽培を何十年とやっておられるAさんご夫婦の判断で、本日、竹を運んで下さいました。

「ありがとうございます!立派な竹!」

「竹は、切ったらいかん時期があるけん・・・・そんな時期に切ったら、春から秋になるまでにボロボロになってしまうけん。」

「本当ですよね・・・・・・・このナスどうしたらいいのか・・・分からないんです。」

「あのトマトを切ってしもたら、ノビノビ出来らい。」

と、奥さんが教えて来れました。考えてみると、水を余りやらない方がいいトマトと、水が好きなナスを一緒に植えていることが、間違い。踏ん切りがつきました、明日、トマトをバッサリ切り落とします。今年はナス4本しか食べていません。もう少し育ててみます。

「このカボチャはどうしたらええんですか?」

「カボチャはメシベにオシベをチョコチョコと受粉しちゃらないけん・・・・今咲いとるんは、全部雄花じゃけん・・・・だいたい、雄花と雌花が交互に咲くけん、ええ時期をみて交配してあげんといかんのよ。」

などと話しているうちに、雨足が激しくなって来たので、頂いた竹を運び、お二人は「先生、明日宜しくお願いします。」という言葉を残して、風のように去って行かれました。明日しっかり診させていただきます。

先生

私の祖父、祖母、父、母みんな先生でした。こんな環境で育つと、先生しか出来ない・・・というか、他の商売は無理と幼い頃から分かっていました。いずれは「先生」と呼ばれるはず・・・・

と、思っていました。どうせ、「先生」と呼ばれるんだったら、色々な事をやっておこうと思っていました。

その結果、全てが中途半端な生き方。しかし、納得しています。なぜなら今になってやっと「鍼(はり)の先生」として生きる覚悟が出来たから・・・・この年(現在、65才)になって、先生と呼ばれて違和感がなくなりました。

待合室に置いてある父親の小冊子「つぶやき」より、

妻が退職して婦人会副会長を1年しての感想で、「教員ほどボランティア活動に参加しない人はいないのではないでしょうか。やめてみて、教員時代の私が恥ずかしい。」と、私も鉄槌(かなづち)で頭をなぐられた思いでした。

これからです。

駐車場がにぎやか!

4年ほど前に設置した看板を、移動しなければならないのです。理由は、駐車場の隅っこにある幅30cm長さ5mほどのスペースが、公道で私がそのスペースに看板を立ててしまったからです。

以前からその事は、聞いていて気になっていたので、これでスッキリしました。2人の仕事師さんが作業している間、私は枯れてしまったキュウリを柵から外し、これまたスッキリしました。

キュウリは力(ちから)果てたという感じで見事な生き様でした。猛暑の中、美味しいキュウリを提供してくれて、本当に感謝しています。ありがとうございました!

さて次は、えんどう豆を植えるつもりですが・・・・どうしていいのか、よく分かりません。あとでゆっくりインターネットで育て方を調べておきましょう。

それから、ついでに駐車場の隅っこにある「シュロの木」の大きな切り株から生えてきた竹の子の様な幹をチェーンソーで切り倒しました。これで、三度(みたび)スッキリ。いずれは、この「シュロの木株」を何とか土で覆(おお)って、畑にしたいと思っているのです。

このシュロの葉・・・・何かに使えないものか?・・・・ワラや笹の天然のマルチ(畑の地面を覆うビニールシート)のように使えるかも!と葉っぱ全部もぎ取り、キャリーに入れたり、畑に干してみたり・・・・楽しんでます!

キュウリの死期

この1週間、虫にかじられて真っ直ぐでないキュウリがポロポロ出来ていました。そして今朝、一気に枯れて「もうダメ!」と、叫んでいました。明日には、切り倒してあげようと思います。

それにしても、キュウリは自分の死期が分かるのですね・・・・驚きました。

台風が来て、強風にさらされもう観念したのかもしれません。

キュウリのあとは、えんどう豆の予定ですが・・・・・新鮮な野菜は、ツルムラサキだけになります。ツルムラサキにガンバってもらいましょう。なるべくならスーパーなどで野菜を買いたくない・・・・という気持ちになってくるのですから、驚きです(家庭菜園を始めた頃には、考えられないこと)。

とにかく、経済的なのです。今年の夏は、キュウリが1本80円位でした。畑をする以前は、1日平均2本食べていたと思います。

80✖️2=160  160✖️30=4800   1月(ひとつき)のキュウリ代に4800円使っていた!

ところが、今年は1日にキュウリは4本食べていました。

80✖️4=320  320✖️30=9600 1月(ひとつき)のキュウリ代が9600円浮いた!

これを思うと空いている土地は畑にし、野菜を作る気になってきます。これからは、秋野菜を育てる時期になります。鍋物、漬物が出来るように畑の拡大もやってみます!

待合室の本の紹介(その8)

東京の吉祥寺で開業医をしておられる真弓定夫先生の「空腹健康法」という小冊子。

これはマンガで分かりやすく説明しています。その一コマを載せます。

『順序としてまずは空腹と健康の関係についてお話しましょう。健康の第一の基本は入れることよりも出すことです。

そういう能力が1番高いのが生まれたばかりの赤ちゃんです。産声と言うのはお母さんのお腹の中にいる間に肺の中に溜まったものを全部出しているわけですよ。息を吐いてから吸うから呼吸なんです。吸呼じゃないんです。

なるほど確かに出す方が先ですね。

それから◯◯ちゃんも生まれた後で真っ黒い胎便が出たでしょう。

はい胎便を出してから母乳を飲ませました。

そのように出してから入れると言う事は非常に大事なことなんです。

昔の日本では必ず家族は一緒に朝食を摂っていました。その時におじいちゃんが子どもたちに「朝食を摂る前に必ず排便をしなさい」と言っていたんです。

極端に言うと昔は便を出さなければ食事をさせませんでした。だから便秘なんかあり得なかったんですよ。

(中略)

サーチュイン遺伝子が働き、全身の細胞が活性化し少食でも元気と力が出るんです。

そして誰でも身体年齢と見た目年齢が若返るんです。

人間でも動物でもサーチュイン遺伝子のスイッチをオンにするためには、少食空腹になれば良いんです。

昭和20年以前の人たちは、お腹が空きサーチュイン遺伝子のスイッチがオンになってからしか食べなかったんですだから健康だったんです。

サーチュイン遺伝子とは

サーチュイン遺伝子は1999年に米国のマサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテ博士により確認され、全世界の医療関係者から注目されました。サーチュイン遺伝子は長寿の人だけが持っているわけではありません。すべての人がサーチュイン遺伝子を持っているのです。だからサーチュイン遺伝子を活性させると誰でも健康なまま長生きできるのです。100歳でも元気で若いそれも夢では無いのです。

サーチュイン遺伝子のスイッチがオンになるとすべての臓器の老化劣化のスピードが遅くなるのです。サーチュイン遺伝子はいろいろな病気の発症を抑えてくれるのです。

その結果、脳、血管、肌などの様々な器官の若さと健康が保たれ寿命が延びるのです。私たちもカロリー制限をして腹7分と空腹感でサーチン遺伝子のスイッチをオンにすれば、見た目年齢も身体年齢も、人が驚くほどの若さ得ることができるのです。』

空腹の気持ちよさを味わうのが、私の生活の真ん中にあります。

つぶやき

 

本日は、治療中の来客が2名。1人は、飛び入りの患者さんで、1時間後に来ていただきました。もう1人は、私の弟(当院の事務長でもあります)。クスノキのチップをドンゴロスに5袋と、私の母校東谷小学校創立100周年記念誌と佐伯清明(私の父親)の小誌「つぶやき」を置いて、去って行きました。

クスノキのチップは、虫が嫌がるのではないかと思い、畑の後部歩道にたっぷり敷きました。残りは、砂利を敷いている駐車場に撒(ま)いてみようと思います(台風が去った後の方がいいかも・・・)。

久しぶりに父親の「つぶやき」を読み返してみました。父親は子供教育に懸命な人でした。60才で定年退職後、67才という若さで亡くなりました。胆嚢摘出手術後の予定が沢山あった、夢いっぱいの人でした。さぞかし悔しかったでしょう・・・・

今、改めて読み返して、私の愚かさだけが見えてきます。父親の無念を私はもう一度心に刻んで生きなければ・・・・・後、1年チョットで父親が亡くなった年になる私。

悔いのないよう生きます。

父親の「つぶやき」の教育一般から抜粋

「才能を測る物差は一本ではない」四十人いたら四十色の才能があります。才能とは、三十点か百点かが問題ではなく、その努力がどれだけ持続するかというエネルギーの問題です。

子どもは、教科の知識を学ぶのではありません。人間の生き方を、教師の姿から模索しているのだと思います。

生涯からだにしみこんで消えない、何かを子どもの心に残してこそ教師だと思います。

大きく心をゆさぶる感動を何回か経験しながら、子どもは、自分の能力を伸ばしていくものです。

奥深く隠れている個の芽に、日光をあててやることが教育です。たとえ、個の芽は外から見えなくても教師が信じることでできるものです。

神無月

今日は、8月の最終日。そこで、10月の手作りカレンダーを作成しました。弟の勧(すす)めで始めたのですが、やってみると楽しくて、生きる証(あかし)を示しているように思い始めました。

10月は神無月(かんなづき)。全国の神様が出雲大社に集まるので、神様がいない月という説があるようです。又、無=の(no)で神の月、お祭りの月という説もあるようです。ちなみに、6月は水無月(みなづき)=水の月のようです。

そこで思い出したのが、あるアメリカ人の言葉。

「日本には宝船があって、そこには国籍の違う7人の神様が乗っている。アメリカでは、全く考えられない。なぜこんなことが出来るのか?」

その都度(つど)、日本の神道では八百万の神(やおよろずのかみ)という考えがあり、全てのものに神が宿ると思っている。ですから、国籍の違う神様も八百万の神の1人に過ぎないのです。と言っても理解してもらえてなかったのです・・・・私の英語力、理解度、説明力の無さが原因なのですが・・

私の甥っ子が、三重県の皇學館大学に入学し、神道を学んでいます。甥っ子にはしっかり英語やスペイン語を学んで、海外の人々に神道の真髄を伝えてもらいたいと思います。決して、私のようになって欲しくないのであります。

福徳の神として信仰される七人の神。大黒天恵比須 (えびす) 毘沙門天 (びしゃもんてん) 弁財天福禄寿寿老人布袋 (ほてい) の七神。

ゴーヤとヘチマのお引越し

ゴーヤとヘチマが暑さにやられて、成長出来ないのが分かったのですが、暑さの原因、今年の猛暑とコンクリート以外にもありました。エアコンの室外機です。今年の猛暑で我が家のエアコンはつけっぱなし。その室外機がゴーヤの後ろでずーっと稼働していたのです(≧∇≦)

ゴーヤの葉っぱが薄黄緑色になって叫んでいた本当の理由は、この室外機からの熱波だったのです{こんなこと、すぐに分かれよ!)。ゴーヤにとっては、拷問を受けているようなもの。可哀想なことをしてしまいました。そこで早速、引越しすることにしました。午前中の治療を終えて、一気に右へ平行移動。

これで、葉っぱの色が濃くなっていき、元気を取り戻せば、来年もう一度プランターでの栽培を考えてもいいでしょう・・・・もし、ダメだったら・・・来年も、もう一度挑戦してみます。

コンクリート面から距離を程よく取れば何とかなるかな・・・・・