神無月

今日は、8月の最終日。そこで、10月の手作りカレンダーを作成しました。弟の勧(すす)めで始めたのですが、やってみると楽しくて、生きる証(あかし)を示しているように思い始めました。

10月は神無月(かんなづき)。全国の神様が出雲大社に集まるので、神様がいない月という説があるようです。又、無=の(no)で神の月、お祭りの月という説もあるようです。ちなみに、6月は水無月(みなづき)=水の月のようです。

そこで思い出したのが、あるアメリカ人の言葉。

「日本には宝船があって、そこには国籍の違う7人の神様が乗っている。アメリカでは、全く考えられない。なぜこんなことが出来るのか?」

その都度(つど)、日本の神道では八百万の神(やおよろずのかみ)という考えがあり、全てのものに神が宿ると思っている。ですから、国籍の違う神様も八百万の神の1人に過ぎないのです。と言っても理解してもらえてなかったのです・・・・私の英語力、理解度、説明力の無さが原因なのですが・・

私の甥っ子が、三重県の皇學館大学に入学し、神道を学んでいます。甥っ子にはしっかり英語やスペイン語を学んで、海外の人々に神道の真髄を伝えてもらいたいと思います。決して、私のようになって欲しくないのであります。

福徳の神として信仰される七人の神。大黒天恵比須 (えびす) 毘沙門天 (びしゃもんてん) 弁財天福禄寿寿老人布袋 (ほてい) の七神。

ゴーヤとヘチマのお引越し

ゴーヤとヘチマが暑さにやられて、成長出来ないのが分かったのですが、暑さの原因、今年の猛暑とコンクリート以外にもありました。エアコンの室外機です。今年の猛暑で我が家のエアコンはつけっぱなし。その室外機がゴーヤの後ろでずーっと稼働していたのです(≧∇≦)

ゴーヤの葉っぱが薄黄緑色になって叫んでいた本当の理由は、この室外機からの熱波だったのです{こんなこと、すぐに分かれよ!)。ゴーヤにとっては、拷問を受けているようなもの。可哀想なことをしてしまいました。そこで早速、引越しすることにしました。午前中の治療を終えて、一気に右へ平行移動。

これで、葉っぱの色が濃くなっていき、元気を取り戻せば、来年もう一度プランターでの栽培を考えてもいいでしょう・・・・もし、ダメだったら・・・来年も、もう一度挑戦してみます。

コンクリート面から距離を程よく取れば何とかなるかな・・・・・

飴ちゃん

今日の午前中は、10:30分の予約が入っています。そのため、10時まで2階の我が家で過ごしていたところ、どなたかが、飴ちゃんをドッサリ鍼灸院の受付に置いてくれていました❗️

「おおおっっ・・・◯◯ちゃんかな・・・・いや、△△さんかな・・・う~ん、もしかしたら□□さんかも・・・・しまったな~2階に上がっていて、申し訳ないな・・・・でも、ありがたいな。」

と、書いたところでリリリーンと、電話の音。

「先生、飴あったろ。あれボクじゃけん」

「ああああああ!▽▽さんじゃったん(予想がはずれた・・・けど、考えてみれば、大量のアルコール液をいただいたのも焼酎も、▽▽さんじゃった・・・納得)。ありがとうございます!」

「いくらおらんでも(叫んでも)、出てこんので、帰ったんよ。明日の予約じゃけど・・ボクの後、誰か入っとる?」

「ちょっと待って・・・え~と・・入ってない。」

「そしたら、◎◎さん入れて!今度は、腰が痛いんじゃと!」

「うん、分かった・・・入れとくけん・・・ほじゃけん、3人で来るんじゃね~。本当に、どうもありがとうございます。」

タイミングが良すぎる電話に、ついつい浮ついた対応をしてしまいました。チョット時間が経って、冷静に考えてみると、あの飴ちゃんは、▽▽さんだと容易に推測出来るのです。改めて、私のカンの悪さを実感しています・・・これで、人生何度も失敗しています(*≧∀≦*)

スダレ

友人からいただいた子規庵のヘチマの苗が、なかなか育ちません。友人は立派に育てて花を沢山咲かせているそうです。そこで、昨日無農薬栽培を何十年もやっておられるご夫婦に教わった事を実行しました。スダレを鉢底に敷き、直接鉢に太陽光が当たらないようにスダレで覆(おお)いました。

それだけではありません、朝夕の水やりの時、打ち水を大量に行い涼をとるようにしまた。

現在、午後4時過ぎですが、鉢を触ると涼しく感じる・・・ような気がします。また、スダレで鉢を覆(おお)うと、見た目も涼を感じ、行き交う車の中からでもそれを感じられるかも・・・・

しかも、風呂の残り水を大量に使うことで、節水。2階の我が家から、畑まで20ℓのバケツ2杯、15ℓのバケツ4杯を運ぶので、筋トレタイムとなり、一石二鳥。ジム通いが難しいご時世には、ぴったりです。

ヘチマと一緒に植えたゴーヤの葉っぱが弱々しい黄緑色。この色が濃くなる事を祈ってチョット頑張ってみます。

暑さじゃ

無農薬の農業を何十年もやっておられる70才代のご夫婦が来院されました。畑を眺めながら、

「先生、ようやっておいでらい・・・・ワシャ、はじめは、こんなになるとは思っとらなんだ。竹(ご夫婦に頂いたもの)も全部、上手いこと使っとりますな。」

奥様が、

「この豆が、風に揺られて首をふりよるから、何ぞで止めにゃいかん・・・・・」

これで、やっと支えが重要なことが分かりました。せっかく咲いた花も強風で飛んだり、茎が折れたりする可能性があります。自由にノビノビ育てるためにも、支えは必要なようです。

「それにしても、このキュウリは立派じゃ・・・もう他の畑じゃったら、キュウリは終わってしもうとる。キュウリの後は、この柵をそのままにして、えんどう豆を植えたらええんよ。そしたら、その次にまたキュウリを植えれるけん。」

素晴らしいアドバイスをいただきました。別の場所に秋収穫のキュウリを2株植えて育てているので、「キュウリ食べるの大好き人間」な私は、新しい2株が順調に育つまで、今のキュウリに頑張ってもらえるようエールを送ります。ご主人が、

「先生、あのキュウリもう少し横の這(は)わしてみたらどうじゃろ?」

「あんた、いかんいかん。キュウリは上に行くのと、横に這(は)のがあるし、このままでええんよ・・・・ご高齢になっとるんじゃけん、動かしたら可哀想じゃ・・・」

「はっはは・・・・」

「・・・あのう、このゴーヤ、全然元気が無いんですけど・・・・どうしてでしょうか?」

「これは、先生、暑さじゃ。こんなに暑い日が続いてここは、コンクリートじゃろ。夜になっても冷(さ)めんけん、まいってしもとらい。人間もまいっとろ、同んなじ・・・・まだ、よう頑張っとるほうじゃわい。」

「スダレを下に敷いたらどうじゃろか?チョットでもすき間が出来たら、涼しくなるけん。」

「スダレじゃったら、あります。やってみます。後は、夕方コンクリートに水を撒(ま)くようにします。」

次から次へと教えていただき、充実した時間があっという間に過ぎていきました。

カボチャの葉っぱにうどんこ病

つるが伸びてきたカボチャの葉っぱにうどんこ病が発生しました。うどんこ病の説明を、抜粋します。

「うどんこ病とは名前の通り、葉っぱの表面に白いカビが生える病気です。うどん粉をまぶしたような姿になることから名付けられました。

乾燥した時期に発生しやすく、放っておくと育てている植物を弱らせてしまうので、早期発見・早期対処が大切になってきます。

そこで今回は、うどんこ病の原因と対策をご紹介します。うどんこ病の原因は、土や落ち葉の中に潜んでいる糸状菌といわれるカビです。風に飛ばされてほかの植物に付着し、増殖します。

気温が高く、乾燥した環境を好み、生きた植物の葉の養分を吸いとります。また、つぼみにつくと、開花が阻害されます。

5~11月の間発生し、特に初夏~晩秋にかけてが繁殖しやすい時期です。この頃に多くの植物が生育期を迎えるので、予防策をきちんとたてておきましょう。」

先週は、キュウリに発生したベト病の葉っぱを全て取り、可燃ゴミとして処理したことを紹介しましたが、うどんこ病の場合は、初期の段階ではお酢あるいは重曹(じゅうそう)を薄めた水を噴霧すればいいようです。そこで、重曹(じゅうそう)を1000倍(私は、目分量で・・・)に薄め2回に分けて行いました。

写真のビフォー アフターの通り、結構調子良さそうです❣️

待合室の本紹介(その6)

「からだの設計にミスはない」柏樹社 橋本敬三

これは、操体法の創始者、橋本敬三先生の著書です。私が30才のころ出会った本で、いつかは操体法を習いたいと思っていました。この本の一部を載せます。

『当時は函館にいたもので、患者には漁夫が多かった。ある日、マストから落ちてケガをしたのがやってきた。額を何かにぶつけたらしく、ペコッと丸くへこんでいる。陥没骨折と言うやつです。

これはちょっと手術以外にどうしようもないな、と思ったが、フトこっちからへっこんだんだから、反対側のどこかに何か変化があるのではないかと思い直して、頭のあっちこっちを触ってみたのです。するとちょうど後頭部の対称点にひどい圧痛があると言う。

そして、そこのところを触れると、うんと気持ちがいいと言うんですね。気持ちいいんだったら気持ちよくしてやれ、とばかりにそこを毎日押してみた。するとね、骨がだんだん出てきたんだ。初めはこんなことってあるかな、と思っていたが、確かに出てきている。それからもう一生懸命、とにかく押してやれと思って、2~3ヶ月続けてみたら、ほとんど凹みが目立たない程度に出てきたんですよ。こっちはもうびっくりしてしまった。こんなことは現代医学では教えてくれないもんですものね。』

という一節は、強烈な印象だったので、よく覚えています。これは、山元式新頭鍼療法(YNSA)では、Kソマトトープ(小さな人型の投影)の前頭部に対応する個所だったと考えます。

橋本敬三先生は、「こんなことは現代医学では教えてくれないもんですものね。」と書いておられますが、山元式新頭鍼療法(YNSA)では、しっかりと教えてくれます。山元式新頭鍼療法(YNSA)は、素晴らしい!

仲直り

 

友人夫婦の愛猫チャルルが、やって来ました。3回目ともなると、慣れたものです。いつものように戸棚の上でゆっくりしています。以前、私が飼っていた猫は、メスだったのでその違いに驚きます。オスのチャルルは、縄張り意識が強いようです。戸棚の上は完全にチャルルのテリトリー。

食べやすいように戸棚の上に置いたエサ皿を取ろうとすると、

「シャ~~~」

威嚇(いかく)のうなり声。「オレのエサに何するんじゃ~」「はい、よ~く分かります・・・エサをあげますので・・・・」「こら、オレのエサじゃ!」「そんなに怒ると、コッチも怒るで!」

「怒るなら怒ってみい!」「コリャ~チャルル‼️」

ということで、しっかりケンカをしたのです。

今では、何もなかったように、仲良く過ごしています。エサを置く場所が良くなかったようです。テリトリーには何も置かない、邪魔をしない。これが暗黙の了解です。

「チャルル!」

と呼ぶと、気持ち良く目をつぶって寝たフリしているチャルルは、尻尾を振って返事をしてくれます、可愛いもんです。もう、猫を飼う必要はないようです。

チャルルが遊びに来てくれますので❣️

ジャングル畑にアオガエル

畑がだんだんジャングル化してきました。トマトが樹木化し、添え木の竹には、キュウリが上りつめてしまいました。育てている間は、こんなに天辺(てっぺん)まで、上るとは思っていませでした。これだけ上まで育つと、土から伝わるベト病にはかからないようです。しかし、キュウリがあまり出来なくなってきました。それと共に、ミニトマトも減ってきました。

もうそろそろ、秋用のミニトマトとキュウリに移行する時期なのでしょう。今回、ミニトマトは、挿木(写真右手前)にして増やしてみたのですが、出来が良くありません。時期が遅すぎたのかもしれません。患者さんから色々アドバイスを頂いて、試行錯誤しています。

最近、畑がアオガエルのお宿になったのに気づきました。アオガエルは、樹木の上で生活し、必ずしも水辺近くでなくてもいいそうなのです。我が家の裏に弁天山という雑木林があるので、ここから引越して来たのだと思います。アオガエルは虫を食べるので、厄介(やっかい)なテントウムシダマシを沢山食べてもらえる様に、最適な空間作りをして、守り神になってもらいます(ジョウロで液肥を入れた水をまいていたら、その臭いがキツかったのか、4~5匹が逃げ出していましたが・・・・・)。

ちょうど、ミョウガとフキがしっかりと日陰を作り、畑の中で「陰」を形成しています。「陽」は、乾燥地を好むトマトが作ってくれました。こんな狭い空間でさえ、陰陽五行の宇宙が現れてくるのですね~

たいぎい

「先生・・・・〇〇ですけど、母親(90才)が、たいぎい言うてるんで、今日の予約・・・申し訳ないのですが、キャンセルしてよろしくでしょうか?」

「この暑さじゃったら、たいぎいですよ。無理しないのが一番です・・・お大事にするようにお伝えください・・・・お電話ありがとうございました。」

と、本日1件のキャンセルがありました。ご高齢の方にとって、この猛暑は尋常(じんじょう)ではありません。無理は禁物、良い判断だと思います・・・・それより、久々に聞く「たいぎい」という言葉に愛媛の昭和の響きを感じ、ちょっと嬉しくなったのです。

私の鍼灸院の近くには、中学校、高校があるので学生が自転車に乗っての会話をよく耳にします。

「・・・・じゃけん。」という伊予弁を聞くと安心するのですが、関東方面の言葉っぽいアクセントやら、「・・・じゃねい?」などと背中がぞーーーっとする言葉を聞くと、ちょっと付いていけない感・・・

たいぎいは、大儀・・・「型にはまった仰々しい式典」から、来ているのでしょう。大儀そうは、そんな仰々しい式典になりそう・・・・そしたら、つまらん、しんどい、行きとうないと、なります。

小学校の頃、式典の練習をよくしましたが、そのたいぎい事、この上もないものでした。

そのたいぎい事が、今となっては懐かしく貴重な体験として感じられます・・・・欧米風建築の家並みの中で、茅葺民家に出会ったような感じなのかもしれまん。