がんばれズッキーニ!その2

あまりにもオカダンゴムシの繁殖が激しく、ズッキーニの新芽もバリバリと食べられています。

昨日ニンニク、唐辛子とお酢で作った自然農薬を噴霧器でオカダンゴムシを追い出したのですが、効き目がないようです。

オカダンゴムシの繁殖力は、メスの保育嚢(ほいくのう)にあるように思います。一回の産卵で100個ほどを保育嚢(ほいくのう)に孵化(ふか)するまでため込んでいるのですから・・・・

そして、生後4ヶ月でもうすでに産卵が出来るそうです。こんな凄(すさ)まじい繁殖力のオカダンゴムシが狭い畑で生活していると、とんでもないオカダンゴムシ生産工場となります。

おっとっと・・・・まあ~何とかなるでしょう。

話は変わりますが、6月23日(火)から6月28日(日)愛媛県立美術館で、TSUMIKI 2020 in Matsuyama ー鎮魂・祈りー というタイトルで作品を作り続けます。2006年以来14年ぶりの六日間俄(にわ)か芸術家になります。入場無料ですのでご来場お待ちしています。

がんばれズッキーニ!

つい2~3日前まで、黒っぽい葉っぱを勢いよく伸ばしていたズッキーニでしたが、茎、葉っぱ、新芽までダンゴムシに食べられ、弱り始めました。ズッキーニばかりでなく、パセリは茎からかじられこのままだと、パセリは全滅しそうです。

我が畑のオカダンゴムシは、明治時代欧米の船舶から渡って来た外来種だそうです。この外来種にとって、日本は最高に住みやすいところだったのでしょう。今や、日本中の土地に溢(あふ)れかえっています。このオカダンゴムシをコーヒー豆殻などの自然農薬でどのように駆除するか試行錯誤しています。

現在、夜の10時。懐中電灯片手に畑の見回りに行ったのですが、ズッキーニにオカダンゴムシが群がっています。柔らかい葉っぱに糞(ふん)がてんこ盛り・・・・生活の場になっています。ズッキーニは地表から茎を横に這(は)わすため、オカダンゴムシにとって登りやすく、天辺の葉っぱまで上り食べています。ズッキーニばかりではありません、大豆の葉っぱ、青じそ、ナスの葉っぱまで・・・・

そこで、5月27日に作ったお酢に唐辛子、ニンニクを漬け込んだ自然農薬を水に薄め、噴霧器で一撃。一目散にオカダンゴムシが逃げてはいきましたが・・・・もうしばらくして、見に行くことにします。

この調子だと収穫まで様々な難題にぶち当たりそうです・・・・・面白い🤣

イサキ

イサキ

午後9時近く・・・・

「リリリ〜ンリリリ〜ン」

「先生、治療終わった?」

「うんと・・・だいたい終わったよ」

「先生、魚さばける?・・・・イサキじゃけど。」

「さばける・・・・よ(と、やったこと無いのに言ってしまいました)。」

「うん、分かった・・・5分くらいしたら行けらい。」

肩が上がらない状態が続いていた30才代の男性患者Aさんからの電話でした。最近は、肩の調子が良くなりゴルフの飛距離がベストの状態に近づいているそうです。今日の釣りでもかなり遠くへ釣り糸を投げることが出来たと思っています。

さて、早速イサキのさばき。
包丁の背を使ってウロコを飛ばします。頭を取り、内臓も出して鍋に入れます(これは煮込みます)。そして尾っぽから三枚おろしに挑戦しますが・・・・まあ〜下手くそ!
包丁の研(と)ぎもダメ、骨が取れない・・・・で、イサキをさばけず・・崩(くず)したまま、どんぶりに!・・・・・せめてお皿くらい持っておこう。

それにしても、イサキは新鮮でプリプリ。味は最高でしたが・・・・

Aさん、食生活を見直すきっかけになりました、ありがとうございます😊

育てる

65才の人生で、モノや人を育てたことがあるのか?
どうやら、育てるという責任から逃げた生き方をしていた・・・・

何て無責任。

家庭菜園始めて、やっと「育てる」ということが作品を作る過程であると実感出来ました。
例えば、ゴーヤがツルを張ろうとフラフラ揺れている勢いを、助けてあげると・・・いい作品になっているのです。エネルギーが生まれるのです。明日の朝は、また新たな展開をゴーヤが示してくれるはずです。

自然のエネルギーが予期せぬことを提示してくれるはず・・・それと向かい合い楽しむ!
これは、愉快。

何より、食べたら美味しいんですから。ちくわと取れたてのキュウリ、バジル、パセリで酒の肴(さかな)最高でした!(見た目はひどいけど・・・)

ナメクジ

 

夜9時ごろ、患者さんに教えてもらったベーコンに青じそを巻き込んでスターチをかけた揚げ物を作ろうと、畑に行きました。すると、青じその上に大きなナメクジ。思わず手でつかみ取り院内の流しで塩をかけ退治をしたのですが・・・・

あとで、調べてみると私はやってはならない行動を取っていました。ナメクジには広東住血線虫という恐ろしい線虫が寄生していることがあるため、手のつかみ取りは、ご法度(はっと)でした。

広東住血線虫はネズミの肺に寄生し、糞(ふん)などを通してナメクジやカタツムリ、カニ、エビ、カエルに感染。人がこれらの生き物を調理しないで食べたり、野菜と一緒に間違えて食べたりすると、寄生虫に感染しその幼虫が、脳に入り込めば脳膜炎になることもあるそうです。

そういえば、1年半前、オーストラリアの青年がふざけてナメクジを飲み込み、広東住血線虫が原因で昏睡となり命を失ったことを思い出しました。

ナメクジやカタツムリが這(は)ったあとの生野菜を食べることで感染することもあるそうです。

無農薬家庭菜園の場合は、ナメクジ被害が多くなると思います。相手のことをよく知って対応しないと、恐ろしい!っと思いました。

天国と地獄

ダンゴムシパーティーその後のその後

ー天国と地獄ー

ダンゴムシ捕獲作戦の続きです。

ダンゴムシは、コーヒー豆殻(コーヒーを淹れた残りカス)が大好きですが、その汁であるコーヒーをスプレーで撒(ま)くと逃げ回ります。それで、ダンゴムシはコーヒーが好きなのか嫌いなのか、さっぱり分からなくなりました。

そのため100均で深めのタッパーにコーヒー豆殻(コーヒーを淹れた残りカス)を入れ畑に埋め込み、やや深めのタッパーにコーヒー豆(コーヒーを淹れていないので香りが強烈)を入れどうなるか実験をしました。

その前に、昼間深いタッパーに好物のコーヒー豆殻を入れ、ダンゴムシがどのようにタッパーへはいって行くか観察したのですが、高所恐怖症のダンゴムシは怖じけずいて入りません。ところが、夜を経て朝になって深いタッパーをのぞくとダンゴムシが増えていました。これは、推測ですが、ダンゴムシの視力に関係があると思います。ダンゴムシは太陽の位置がわかる程度の視力はありますが、あまり良くありません。多分、好物のコーヒー豆殻の香りに惹かれて真っ暗闇に落とし穴というパターンで捕獲できるものと思います。そのため、小細工する必要はないようです。

それでは、①コーヒー豆殻+深いタッパー②コーヒー豆(香り強烈)+やや深めのタッパーの3日後の結果は・・・・・・天国と地獄(ダンゴムシにとって)でした。

①では、嬉しそうに凄い数のダンゴムシがパーティーをしています。

②では、丸まって死んでいました。

多分、コーヒー豆のカフェインがダンゴムシにとって毒。毒を抜いたコーヒー豆殻は好物ということだと思います。①では大好きなフグ料理を食べている状態②では、毒入りフグ料理を食べ徐々死んでいく状態となっているようです。

しばらく、観察を続けてみます❣️

初きゅうり

2週間ぶりの来院ご夫婦が、自然農薬の本をくださった患者さんです。

このご夫婦は、徹底した無農薬栽培を何十年もしておられます。9時からの診察ですが、畑でこの2週間の展開をみていただきたいので、8時45分に長ぐつを履(は)いて畑仕事をしながらお出迎えしました。私には、この畑がどのようになっているのかよく分かりません。しかし、ご夫婦は一目で何かが分かるようです。

「先生、この畑は通りすがりの人が、見よります・・・本物をやろうとしとるんが、分かるんです。

今度は、どうなっとるんじゃろか?・・・言うて、楽しんどるんです。」

「・・・・・・?」

「化学肥料まいたり、農薬まいたりしているのとは、違うんです・・・きゅうりの葉っぱの色が全然違うんです・・・・ありゃ、きゅうりが出来とるがな。この最初のきゅうり、食べておみなさい。」

「えっ・・・・もう食べてええんですか?」

と、昨日の雨で一気に大きくなったきゅうりを、私が生まれて初めて作ったきゅうりを食べました。しっかりきゅうりの味・・・・歯切れがいいだけでなく、ほんのり甘みがあるのに驚きました。実はこの甘み、ご夫婦を治療している間も、ほんのり口の中にあるのです。

「先生、味が違うでしょう?・・・これは、自分が作ったという思いと、自然の恵みがからまって売っとるもんとは、違うもんになるんです。」

何十年も無農薬に徹して生きておられるお二人、私のやっていることはお見通し。その後も

濃厚な会話が続き、あっという間に30分過ぎてしまいました。次のご予約が2週間後です。それまでに、細かい経過報告書を作ってみようかな・・・・・最高に楽しんでいます❣️

コーヒー豆殻パーティーその後

さてさて、翌朝ダンゴムシのパーティーがどうなっているの・・・って、コーヒー豆殻を入れたやや浅めのタッパーを覗(のぞ)いてみました。すると、パーティー解散状態。半分のダンゴムシは、タッパーで、もう半分は外に出てワイワイしていました。解散モードでワイワイしている輩(やから)をもう一度タッパーにもどして作戦を練り直すことにしました。

タッパーの浅すぎが一番の問題。これが深いものであれば、ダンゴムシが、自由に外へ出ることはなくなります。つまり、ダンゴムシを生け捕りし、ペット化出来るのです。そこで早速、100均に行き、深めのタッパーを買い、ダンゴムシとコーヒー豆殻を入れました。深さ5cmくらいはあるでしょう。畑に5cmくらいの深さの穴を掘り、タッパーを埋め込みました。

もちろん、中のダンゴムシは外にでることはできません・・・・しかし、ここで問題が!

コーヒー豆殻のニオイにつれられてやって来たダンゴムシは、タッパーの深いへりまでは、来るものの、高所恐怖症なのです。オドオドして全く飛び込む気配がありません。このままだと作戦失敗。

そこで、考えました。以前100均で買ったプラスチックの漏斗(じょうご)で滑り台大作戦。夜思いついて、設置したところです。この状態で明日1日置いて、経過観察することにします。

ついでにもう一つ実験しています。100均でやや深めのタッパーを買い、安いコーヒー豆をそのままタッパーに入れ経過観察。これは熱湯を淹(い)れてないので、香りが強いのです。ダンゴムシは、コーヒー豆殻は大好物ですが、コーヒー自体は嫌いなのでどのような反応になるのか・・・

これは、次回報告いたします。ダンゴムシの気持ちになると、色々面白いものが見えてきますね~

コーヒー豆殻パーティー

ダンゴムシは、コーヒー豆が大好きなのが、よ~く分かりました。

コーヒー豆の餌箱に畑中(はたけじゅう)のダンゴムシが集まっているようです。これだけ、コーヒー豆を食べてくれるのなら、新芽を食べないかもしれません。ということは、この畑のペットとして飼うのも一つの案かも・・・・

もともと、ダンゴムシは落ち葉を食べてフンに分解してくれるので、益虫でもあります。もし、コーヒー豆>ナスの茎>落ち葉くらいの関係でコーヒー豆が一番好きなら、ダンゴムシにとっても天国(大好きな食べ物が、お家❣️)だし・・・・今、畑を見てきたのですが、やはり、畑中(はたけじゅう)のダンゴムシが集まってコーヒー豆パーティー🎉で大賑(おおにぎ)わい。そして、畑はひっそりとしています。

こうなると、コーヒー飲むのも飲みがいが出てきます。たくさん豆殻を集め、お腹一杯食べてもらい、ダンゴムシには、コーヒー豆中毒になってもらいましょう(人でも、毎日飲まないとダメな人、コーヒー中毒いますよね)。そして、涼しく快適なお家から一歩も出ないで、いてもらいましょう。このことを、「家庭菜園の師匠」の娘さんに話すと、

「・・・・今見てきた❣️あれ、いいわね~、私もやろうかしら・・・ホントね、あれだったら他の新芽を食べないかも・・・・」

「でしょう?ペットとして飼えるかも・・・・」

「私は、コーヒー豆は、畑にまいていたの・・・今まで」

「それって、良くないみたいですよ、ダンゴムシは、コーヒーが大嫌いなのに、コーヒー豆殻が大好きなので、集まって来るみたいですよ。」

「あらっ!・・・そしたら、私エサまいて畑で飼ってたんだ‼️・・それで、ダンゴムシが多かったんだ。」

「・・・・ですね・・」

少し、とらぬ狸(たぬき)の皮算用的な雰囲気がありますが、ほんのちょっぴり勝算ありです。

それでは、「家庭菜園の師匠」から戴(いただ)いたトマトの苗をこれから植えに行ってきます。

野菜の気持ち

 

 

 

先日、患者さんの奥さんの「家庭菜園師匠」が来院されました・・・というか、畑見学に来られました。この「家庭菜園師匠」は、奥さんのお母様です。畑を見て言いたい事が、たくさんあるそうなのです。実は、この日を私は待っていました。とにかく、何をどうすればいいのか、さっぱり分からない状態が続いていたのです。

「このトウガラシの苗が、ナスが近くて嫌じゃ言うとる。もっとノビノビしたい言うとらい。この苗は、ソロソロ肥料が欲しい言うとるな~・・・・フキは、こんなに日当たりがええとこじゃのうて、ええ。あっちの隅で十分じゃわい。ほっとっても生えてくるけん・・・・ウチじゃ、フキを食べん日がないくらいじゃけん。」

ということで、師匠のいわれる所に、トウガラシとフキを移植。

「ごめんなさいね、色々言うて・・・このトマトの新芽は取ったらええ・・・これも、それから・・・これも・・・」

「こんなに取ってええんですね。」

「キュウリのツルが上に行きたい言うとるじゃろう・・・助けてあげたらええんよ。」

などなど、次から次へと野菜の気持ちを教えてくれます。見る見るうちに庭が元気になっていきました。そして、ついつい弱気の本音を、ぽろり。

「今年は、初めてなんで、あんまり出来んかってもええんです。」

「それは、ウソじゃ!やるからにゃ、ええもんを作らにゃあ!」

目が覚めました。いいもん作ります。師匠の言葉が身にしみたのであります。

そこで、ダンゴムシ。ズッキーニの葉っぱ2枚は、コテンパンにやられました。そこで奥さんから提案がありました。

「ダンゴムシは日中暑い時、涼しいレンガなどの下に隠れるの。私は、草引きした草に水かけて鉢をひっくりかえして置くの・・・・そして4時頃に鉢をひっくり返すと、ダンゴムシがウジャウジャいるので、それをビニール袋に入れて天日干しにするの・・・」

そこで、私も考えました。ダンゴムシはコーヒーが大嫌いなのに、豆殻は大好物。そこで、草引きの草の代わりにコーヒー豆殻を畑に置き、鉢をかぶせてみました。果たしてどうなるのか・・・楽しみです